2009年12月 6日 (日)

SLA 800

ハワイ大学の2010年・春学期course registration period(履修科目登録期間)がやってきた. 春学期は1月からなので,毎年この時期が春学期の履修科目登録期間となる.

先学期同様,SLSの事務所のカレンさんにメールを書き,CRNコードを教えてもらい,SLA 800 (Dissertation)という科目を登録する. 日本で博士論文を書く間,学期が変わるごとに,こうしてSLA 800の科目登録をしなければならない. 授業料は1科目なので,599ドル. でも,毎回毎回ちょっとずつ上がっている. 来学期はたぶん600ドルを超えることになるだろう. 論文が長引けば長引くほど授業料も上がっていくシステム. それがいやなら早く終わらせよということだろう. うまくできていると思う. 

論文の方は,まだデータを集めている段階なので,実際に書き始めるのは来年の夏以降になると思う. 完成時期は早くて来年末か再来年の春を予定しているが,来年の担当授業がまた1コマ増えて9科目になることを考えると,仕事の合間にどれだけ論文執筆に時間をかけられるか微妙な感じである. そんなことを考えながら眠りについたら,昨晩,オルテガ先生にゴボウで殴られている夢を見た. バシっバシってたたかれていたのである. なんでゴボウだったのかは不明. ゴボウでたたかれた経験はこれまで一度もないけれど,ゴボウでたたかれると結構痛いとその夢を見て思った. 腕に残ったゴボウの跡が痛々しかったのである. ちゃんと書かなくちゃ. 

といっても,オルテガ先生はハワイー日本間という距離を超え,いつもとても親身になって相談に乗ってくださっている. とてもありがたい存在である. ゴボウでなぐられる夢なんか見てしまってごめんなさい. カモーン.

この頃,仕事が忙しくて休みがない. 授業準備と課題の採点などに加えて,悩みをかかえた学生のケアのような仕事も増えてきて,まるでカウンセラーみたいな業務までこなしている. 専門家が週2日ほどカウンセリングを行っているらしいが,悩みをかかえた学生にとっては,あまり面識のないカウンセラーのところに行くよりも,よく知っている先生に話を聞いてもらいたいというのがあるらしい. 気持ちはわかるが,悩みというよりも,治療が必要な病気である場合は,やはり専門家のところに行くべきだと思うのだが. その悩みがただの気持ちの問題なのか,それとも病気なのか,その線引きが難しいと思う. それにしてもいろんな学生がいて,対応に疲れることがある. 専門科目の先生の中には,私のような教養課程の教員のことをまるでお手伝いさんのように思っていて,対応に困る学生は教養課程の先生に任せればいいんじゃないと思っている人がいるようで,そういうことをヘラヘラ笑いながら言ってくる非常識なおっさんを見るとゴボウでどついたろかと思ってしまう. 大変失礼で憤りを感じる.

Dec6_016  最近,この『ネスレ焦しキャラメル・マキアート』でほっこりまったりする時間が,唯一の休息タイムになっている. この商品は,先日の日経トレンド商品第一位に輝いたことからも分かるように,お湯を注ぐとふんわり泡立ち,ほんのりした苦味と甘さのマッチングが絶妙で,カフェで飲むキャラメル・マキアートと変わらない. ちょっとぜいたくをしている気分. 

もう12月ですね.

| | コメント (2)

2009年11月30日 (月)

威厳

秋学期に入ってから,学生がだらしなくなったように見える.

わたしは厳しい教師ではないし,怒るということがあまり上手ではない. そういうところを見抜かれてたぶん甘く見られているのだと思う. 多少手を抜いても,「この先生なら何とかしてくれる」とか思っているのだろう.

特にひどいのは,昨年単位を落とした3,4年生が集まる「再履修クラス」の男子学生たちで,だらしのない人たちが羽蟻のように群がっている. いや羽をつけてあげる価値もないのでただの蟻だ. 「4回休むと評価はFですよ」と何度も言っているのに,とにかく欠席が多い. そして欠席の理由が,毎回毎回「新型インフルエンザにかかりました」なのである. 新型インフルに2回も3回もかかるんかい. そのうち,「来週は新型インフルエンザにかかる予定ですので欠席します」とか来週の欠席理由まで報告してきそうな勢いである. あるいは,もしかすると,「新型の次はインフルエンザB型にかかってしまいました」とか「次は何とインフルエンザC型で」とかインフルの使い分けを行い始めるかもしれない. もうどうせならZまで行ってしまえ. おまえなんか蟻地獄へ落ちてしまえばーろーという言葉が喉まで出かかったけど,英語の先生に蟻扱いされたという苦情が出ると困るので,喉まで出かけた言葉を押し込める. というか,ばーろーって何なんでしょうかね. 幼い頃に周りの男の子たちがよく使っていたような気がします.

もっと威厳のある教師であれば,こんなことは起きないはずで,毎回毎回「新型インフルエンザにかかりました」と言われてしまうのは,自分の教師としての威厳が足りないからだろう. 頭がよく常識ある学生であれば,教師がどんな人であっても態度を変えることはしないだろうが,いかに楽をして単位を取るかということしか考えていない学生は,目的を達成させるためには人を見て態度を変え,そして平気で嘘をつく. そういう学生には厳しくしないと本人はますます堕落していくと思う. 蟻が蟻地獄へ落ちていくように. もう落ちるとこまで落ちてしもうたらいいんとちゃうと思ったりするけれども,教育者がそういうことではいけないのだろう. 

教室に入ってきただけでみんながだまるというような威厳を身につけたいものだと思う. 威厳というのは身につけようと思って身につくものではないことも分かっているのだけれど. 

それにしても常識のない学生が多いと思う今日この頃. あまりに幼稚で三流な行動を取られると,怒る前にあきれて萎えてしまう. 

疲れがたまる一方である.

| | コメント (4)

2009年11月11日 (水)

帰国

アリゾナから帰国.

SSLWには毎年出席しているけれど,今回がこれまででいちばん充実していた.

たくさんの先生方と交流ができ,とてもよい勉強になった. 論文を読んで勉強することも大事だけれど,こうして本物の先生方と顔を合わせて話をすることのほうがうんと勉強になると思った. 帰りのフライトは憧れの先生と同じ便になり,サンフランシスコ空港のカフェでお話できる機会に恵まれた. なんかすごくついてる. うれしくてここぞとばかりに質問攻めにしてしまった. 偉大な先生というのはこんな下っ端の話にもちゃんと耳を傾けてくださる. 研究者としても一人の人間としても見習いたいと思った. 

本当に実り多い4日間で,アリゾナに行ってよかったと思った. ライティング研究がますます好きになりました. SSLWのチェアをしてくださったポール先生に感謝です.

Nov4_018_2  アリゾナのおみやげにアメリカンなお菓子を買って帰ってきた. 

 「アメリカンなお菓子を見てみたい」という学生たちのリクエストに答えて,日本では見られないような派手なカラーなものをチョイスした.

 派手というか毒々しい感じがするけれど. アメリカのお菓子って着色しないと売れないのでしょうか.

この毒々しい派手な色のグミたちを,「異文化理解教育」の一環と称し,本日の授業で味わっていただいた. "Twizzlers"という赤い棒のキャンディを口にしたときの学生たちは無言だった. おーい. そしてこの異文化理解教育が行き着いた結論はというと,「やっぱり日本のお菓子がいちばん」ということだった. ものの価値というのはそれとは異なるものとの比較により初めて理解できるものなのだということを分かってもらえたかもしれない. 

それにしても,アリゾナ出張から帰ってきてからゆっくり眠っていないので,ねむくてねむくて仕方ない. 一昨日の夜帰国し,翌日は朝1限から授業. 夜9時まで仕事をして今日も朝1限から授業. 時差ボケの体のまま動いているので,頭がぼーっとしている.

帰りのフライトはアリゾナから成田まで約15時間. その間ほとんど眠れなかった. というかアメリカって遠いのですね. ハワイがいかに近かったかということを思い知らされました. 飛行機の中では,『なぜ飼い犬に手をかまれるのか』と『あなたにも分かる相対性理論』(PHPサイエンスワールド)の2冊を読み,することがなくなったので,学会で取ったメモをもう一度パソコンにまとめ直して,それも終わってまた暇になったので,座席の前ポケットに入っていたこちらのショッピン・カタログに目を通したりした.

Nov4_021_2 ショッピング・カタログとは,あの"Sky Mall"のことである.

 ユナイテッド・エアラインに乗ると前ポケットに必ず入っているおなじみのショッピング・カタログである. 別名『ガラクタ・カタログ』とも呼ばれている(というか勝手にそう呼んでいる)あのショッピング・カタログである.

今年の1月の記事でも紹介させていただいたが,この"Sky Mall"は,一体誰が買うのでしょうかと問いかけたくなるようなガラクタ商品のオンパレードなのである. 見た目のおもしろさにだまされてついつい勢いで買って帰り,奥さんに激怒されること請け合いです. 1月の記事にひきつづき,ちょっと商品にツッコミをいれてみることにしましょう.

Nov4_020  ←たとえば,こんなオブジェがあります.

 あなたのご自宅のお庭にいかがでしょうか.

 お庭がメルヘンあふれる華やかな雰囲気になりそうです.

 というかどこがメルヘンやねん.

 左下のオブジェの名前は,"Zombi"(ゾンビ)って言うのだそうです. 

焼いたろかー食べたろかーって声が聞こえてきそうです. ぞんびー

よく分かりませんが.

というかこんなゾンビのいる庭に住みたくありませんです.

勢いで買って帰って奥さんに激怒されること請け合いです.

焼いたろかー食べたろかー 

Nov4_019  そして,最近頭をよく使って疲れ気味のお父さんたち. いいヘッドマッサージ器があります.

 この銀のマッサージ器をかぶると,15のツボをピンポイントで押さえてくれるのだそうです. 

 なんかウルトラマンみたいでかっこいいです. しゅわっち.

 EXCLUSIVE(限定)ということなので,急がないと売切れてしまう可能性大です. 

こんなウルトラマンみたいな格好でお父さんが登場したら,子供たちに喜ばれること請け合いです. さぁしゅわーっちっ.

Nov4_025 ←こちらもまたすごいですよね.

 こちらは,頭マッサージじゃなくて,首だそうです.

 この青いホースを首に巻いて空気を入れると,首の筋肉がもみほぐされてコリが解消されるのだそうです.

 どう見ても水撒きのホースにしか見えないのですが,本当に効果があるのでしょうか.

長時間のフライトで首のコリがひどくなったような気がするのでちょっと試してみたい気持ちがありますが,こんな格好で大学のオフィスに座っていてそこに学生が入ってきたら,この写真のアメリカ人女性のようなナイスな笑顔ではいられないと思います.

というかどう見ても水撒きホースにしか見えません.

勢いで買って帰って奥さんに激怒されること請け合いです.

そんなツッコミを入れているうちに時間が流れ,成田へ到着したのであった. ぜんぜん眠れなかったので(というかツッコミいれてたので)疲れた. ねむい.

Nov4_023  このリラックス枕で眠りたい.

 でも,この姿勢で眠っていて起きたら顔がぺったんこになってましたってことはないのですよね. 

 ガラクタ・カタログ,最高です.

 

 

 

| | コメント (2)

2009年10月22日 (木)

古茶や体育祭など

July13_002 教員室に大きな封筒が置いてあって,宛名に「古茶先生へ」と書かれていたのだが,この「古茶」というお名前は,「フルチャ」と読むのかそれとも「コチャ」と読むのかあるいは他に読み方があるのか(フルサ,コサなど)とても気になってしまった. こういうお名前の先生は同じ学部にはいないのでたぶん非常勤の先生なのだろう. それにしてもこの「古茶」の読み方なのだが,「フルチャ」の場合,意味としては「古いお茶」ということになり,それならば「新茶(シンチャ)」の方がいいんじゃない?ということになるし,「コチャ」の場合,「コラー!」と怒鳴りつける代わりに「コチャー!」とこぶしを上げて怒るとちょっぴりキュートなイメージを作り出せそうな気がする. コチャー! なんだかよく分かりませんが. ともかく,この「古茶先生」のことが頭から離れなかったので,「古茶」の読みに関する疑問を解決すべく,授業の導入の際に黒板に大きく「古茶先生」と板書した上で,学生たちに「あなたはフルチャだと思いますか,それともコチャだと思いますか?」という質問を投げかけてみた. 「どっちでもいいんじゃないですか?」という顔をしていた学生もいたけれど,フルチャだろう,いやコチャだよ,という白熱した議論が展開されたグループもあった. 何だかよく分かりませんが. というかどんな導入やって感じです. 名前に関連した持ちネタでは他に国子(クニコ)君の話がある. 国子(クニコ)君という人は京都に住んでいるわたしのお友達なのだが,国子(クニコ)君のお母さんのお名前は邦子(クニコ)というのだそうだ. そう,国子邦子(クニコクニコ)である. 入国カードにはKuniko Kunikoと書くのである. 人の名前をネタにしたらだめだけど国子君のお母さんの名前おもしろいです. クニコクニコ. というか,そんなどうでもいい小話をしているうちに時間がなくなってしまい,後半はあわてて授業を進めるはめになってしまった. コチャー.

大学は2週間後に学園祭と体育祭と控え,学生たちは「フルチャ」とか「コチャ」とか「クニコクニコ」とかどうでもいい小話にはつきあっていられませんという感じで,毎日お祭り準備にあけくれているようである. 企画委員のような仕事をしている学生さんの中には徹夜で仕事をしているという人もいたりして,ほとんど寝起きの顔で1限の授業に現われ,「ムンクの叫び」みたいな顔をして頻繁に大あくびをしている. その大あくびに向かって「コチャー!」とこぶしを上げて怒ったらそのムンク学生の表情はどのように変化するかという地味なシミュレーションを行いつつ,コチャの効果について考察してみたりしている. しかし,こういう大学行事の企画運営の仕事を学生の間にしておくということは,大変貴重な経験になることと思う. たとえときどきムンクの叫び顔になるとしても. コチャー. 

そんな学園祭・体育祭に向けて盛り上がる大学の中で,自分はというと知らないうちに体育祭委員会のメンバーに加えられており,どうやらイベントにも参加しなければならないようである. 体育祭委員ということで,メンバーの先生方を見てみると,ボクシング部とかラグビー部とか柔道部とかの体育会系クラブの顧問をしているような比較的体格のいい男性の先生が大半を占めているのだが,そんな中になぜわたしのような人が入れられているのかが不思議で仕方がない. というか浮きまくりだ. 体育祭当日はスニーカーを履いてきてください,とか言われたので何か嫌な予感がしたのだが,案の定,よければ学生と一緒に競技に参加してください,とか言われてしまう. 競技は,大玉ころがしとか綱引きとかいう. 絶対ありえない. コチャー!

大体,なぜこの歳になって「大玉」を転がさなければならないのだ. オオダマですよ. 赤と白のオオダマですよ. 小学生の頃は何の疑問も持たずに赤い大玉やら白い大玉やらをコロコロコロコロ転がして走っていたけれども,あれは大人になってから分析すると実に奇妙な競技であると思う. というかなんで大玉(オオダマ)なのだ,といいたい. 小玉(コダマ)だっていいじゃないかと思う. それだと玉入れになるか. というかなんで赤組と白組なのだ,ともいいたい. 月組と星組でもいいじゃんと思う. 宝塚歌劇かい. ついでに,なんで赤帽と白帽をかぶらないといけないのだ,ともいいたい. あのリバーシブル・タイプの日本独自のデザインの帽子だ. ちゃんとゴムをしないと先生に叱られてしまうあの帽子だ. 2週間後の体育祭での大玉ころがしの際に帽子の着用まで強要されてしまったらほんとに泣きたくなる. ちゃんとゴムもしてね. 赤帽をかぶって赤い大玉を転がしている自分の姿を想像したら泣きたくなってしまう. というかおもろすぎるやろ. ほらそこで笑っているあなた. コチャー! 

ちょっと毎日が忙しすぎるような気がする. 毎晩この時間になると何かに搾り取られてしまったかのごとく放心状態になっている. 放心というのは「心が放たれる」という意味だが,心が放たれると,古茶とか国子邦子さんとか結構どうでもいい話がすごくおもしろく思えてくる. 自分はきっとこの大学内ではいちばんおもしろい人物に違いないとかいう自信が芽生えてきてしまったりする. というか自分は一体何を目指しているのだろうかという気がしないでもないが,どんなにかっこつけたって所詮自分は典型的なお笑い好き関西人なのである. ちなみにこの頃はジャルジャルのファンなわたくしである. たぶん関東にいて時々苦しくなるのは,わたしが典型的な関西人であることが遠因としてあるのかもしれない. ということでエンターテイナーを目指すべく,体育祭でも帽子をかぶって(ゴムもね)大玉を転がしてくることにしよう. クニコクニコー.

| | コメント (2)

2009年10月 8日 (木)

typhoon 18th

00051_3  The 18th typhoon is coming close. タイフーン.

 朝7時の時点で小田急線が不通となった場合は午前中の授業は休講という連絡だったが,朝7時の時点で小田急は通常通り運行ということだったので,1限の授業に間に合うように,いつもどおり7時25分発の電車に乗ったら,乗ったとたんに「運行見合わせ」のアナウンスが入る. おーい. 風速が基準値を超えたため,途中の大きな川をまたがる橋を渡れなくなったとのこと. かわー.

 それから電車の中で缶詰状態になること1時間半. 立ちっ放しなので足が痛くなるし,強風が吹き込んでくるので車内は寒いし,なんかいじめにあっているみたいな気がした. タイフーン.

それからようやく折り返し運転が始まり,目的地に近いところまで走ってくれるというので,とりあえず近くまで行くことにする. もともと急行だった電車は各駅停車となり,各駅で待ちくたびれている人々をねこそぎピックアップしていくので,車両が破裂しそうなくらいの満杯状態となる. くるしー.

そんなこんなで何とか大学にたどり着いたときには,家を出てから3時間が経過していた. バスを降りたところで近くの山から飛んできたと思われる巨大な木の枝に直撃されそうになり,恐れおののく. こんな悲惨な朝は久しぶりに経験した. 

先ほど学生課からオフィスに電話があり,「午前中は休講になります」ということだった. おそい.

午後の授業も休講にするのかどうかただいま検討中とのこと.

今日はこのままゆっくりしていたい気持ち.

タイフーンってタイへーンなんですね. あれれ.

| | コメント (2)

2009年9月28日 (月)

nailing for healing

いよいよ来週から秋学期が始まるということで,リサーチ・モードからインストラクション・モードへと気持ちを切り替えなければならず,ここ数日はとにかくやることが盛りだくさんでちょっと疲れ気味. それに加えて,先週末,帰宅途中に変質者に襲われるという経験をし,生まれて初めて警察を呼んだりして,精神的なショックが大きく仕事がたまっているのに気持ちが前に向かわない. 

世の中は善良な市民ばかりではないという事実に改めて気づかされる. そして,自分はどちらかというと慎重なほうなのでこういう種の事件に巻き込まれることはないと過信していたところがあったけれど,油断は禁物だということにも改めて気づかされた. 今回,帰りにOdakyu OXで買った「冷凍うどん5パック入り」が入った買い物袋で変態男の頭をガツンと殴ったので,あやうく難を逃れることができたのだけれども,「冷凍うどん5パック入り」をいつも持っているわけにはいかないので,これからは「防犯ベル」を携帯することにした. というか冷凍うどんバラバラに壊れてもたやんけ. バカ男め. おまえなんか目ェ噛んで死んでまえ!と生まれて初めて人に殺意を抱いてしまった. うどん返せばーか. というか目は噛めません. 関西で使われる言い回しでした. 

それにしても,こういう被害に遭ったときに家に帰っても誰も話す人がいないという環境は精神衛生上とてもよろしくないと思った. 「とってもこわかった」という一言を誰かと共有することができれば,恐怖で高ぶった気持ちは半分くらい軽減できたかもしれない,と思う. 自立するというのはとても難しいことだと思う. 相当強靭な精神の持ち主でないと自立なんて無理じゃないかと思う. というか,冷凍うどん5パック入りで変質者の頭を殴るなんて十分強靭ですよと言われてしまうかもしれないが. うどんバラバラに壊れてもたやんけ. 冷凍やぞ.カッチカチやぞ. おまえなんか歯ァ噛んで死んでまえ. というか歯は噛めません. 冗談はさておき,こういうときはやはり家族がいたほうがいいとしみじみ思った. しばらく恐怖で震えが止らなかった. ぶるぶる.

Nailing2_2 気持ちがすぐれないので,ちょっと気分転換に日曜日にネイルサロンに行ってきた.

 初めてフレンチ・グラデュエーションをしてもらった. 

 パープル・カラーの中央にシルバーのラメをいれてもらう. 

とってもかわいい.

きれいになった爪を見ているとちょっと気持ちが休まってきた. かわいいものきれいなもの美しいものを見ると心が休まる. 

また今週から忙しくなるのでがんばらないと.

| | コメント (12)

2009年9月12日 (土)

halloween

Aug22_038  ハロウィンが近いので,オフィスにハロウィンの小物を飾ってみた.

 なんかかわいいこれ.

 秋めいてきてなんかさみしいきもちになることが多い今日この頃だけど,今日はさみしくないかも.

 

| | コメント (0)

2009年8月26日 (水)

AfternoonTeaと竹田圭吾さん

Aug22_007 バスの待ち時間にAfternoon Teaに立ち寄るとセールをしていたので,ずっと気になっていたグラスを購入した.

 ブルーで描かれた金魚と水草模様が作り出す清涼感,そしてグラス全体から漂う和の雰囲気に引きつけられる. 暑い夏にこれにビールを注ぎゴクゴクと飲みたくなります. ビールかい. "Afternoon Tea"ではないのですね.

せっかくグラスを2つ購入したので,ビールを飲みながらお話してくれる人がいればいいなと思ったり. やっぱりビールなのかい. たとえばNewsweek編集長で最近よく情報番組でコメンテーターとして出演している竹田圭吾さんみたいな方とお話をしてみたい.

竹田圭吾さんは,物事を多角的な視点,そしてクリティカルな視点で分析する力を持った人だと思う. メディアが垂れ流しにする情報を多くの人は鵜呑みにしてしまいがちだが,その情報は信憑性に欠ける可能性があること,あるいは,それとは全く別の見方が存在するかもしれないことを,わたしたちは常に意識しておく必要があるし,そういうクリティカルな視点で情報を分析することは情報があふれる今の時代に極めて重要なことだと思う. 竹田さんの分析とコメントは,そのことに気づかせてくれる.

たとえば,連日報道されている酒井法子容疑者の事件. クラブで踊り狂うのりピーの姿が「清純派のイメージとはかけ離れたもう一つの顔」として報道され続ける中,「クラブで踊っていたからといって清純派とはかけ離れているという議論をするのは,短絡的過ぎる」とコメントしたのは竹田さんだけだった.

そして,「今回の事件では,清純派の女優さんが転落していく姿にばかり焦点が当てられているが,それよりももっと我々が目を向けなければならないことは,覚せい剤がいかに恐ろしいものであるかという問題ではないのか」という疑問を投げかけていた. 

竹田圭吾さんのコメントを聞いていると,メディアが報道するものは,「事実」ではなく,「事実」の上に「推論」が重なっているものが多いのではないかということに気づかされる. 「事実」の上に「推論」を重ねたものを,あたかも「事実」として認識してしまうのは,とても危険なことだと思う. 

「推論」は一人ひとりが過去の教育や過去の経験を通して構築してきたスキーマに基づく. つまり,「推論」とはその人の「思考パターン」と言えると思う. わたしたちは,垂れ流しにされる情報の中に潜むこの「推論」の部分,そしてメディアの「思考パターン」を,常にクリティカルな視点で検閲する必要があるように思う.

そんなことを考える機会を与えてくれた竹田圭吾さん. ビールを飲みながらお話してみたい. きっと無理だけど.

仕方がないので一人飲みかな.

この頃,「生命保険会社のアフラック」のCMに,従来のアヒルに加えてネコが登場し,アヒルの「アーフラック!」に続いて,そのネコが「にゃーフラック!」って叫ぶのだが,その「にゃーフラック!」があまりにかわいらしいので,おもわず真似して「にゃーフラック!」と小声でつぶやいてしまう悲しき30代独身女性に愛の手を. 

にゃーフラック.

Afternoon Teaのグラスで乾杯. 

| | コメント (2)

2009年8月24日 (月)

額縁

Aug22_005  散歩途中に見つけた近所のイタリアン・レストランで食事をする.

 「三浦漁港直送鮮魚のカルパッチョ」と「ルコラと生ハムのピザ」と「いろいろシーフードとトマトの冷製バジルパスタ」を注文. どれもとても美味しかった.

久しぶりにワインも嗜ませていただく. ワインはおいしいですね. イタリアンにはワインが合うと思います. といっても,グラス一杯で顔が真っ赤になり,threshold levelを超すと毒舌が始まってしまう酔っ払いなわたくしです. 今回はthresohold levelには達しなかったので安全圏でしたけれど. というか,別にからんだりしませんのでご心配なく. お酒が強い女性には憧れます.

近所の小さなイタリアン・レストランで過ごす週末の夜は,とても美味しく,とても楽しく,とても温かく,夏休みの良い思い出になった.

「思い出」と言えば,最近読んだ山田詠美の『学問』の中で,千穂が「(思い出を)大事にしまっておいて,お嫁入り道具として持ってこーっと」と言う場面があった. それを読んだとき,「思い出」をずっと忘れないとか覚えておくとかいうのではなくて「大事にしまっておく」という考え方がとても美しいと思ったし,その「思い出」を「お嫁入り道具として持っていく」という発想がとても素敵だと思った.

「額縁に入れられた写真に写っている人々は静止したままだが,その内側には,その人々が共にしたことが全部写っていて,共に過ごした時間のすべてが凝縮されている」と山田詠美は書いている.

「額縁の内側の写真のように大事にしまっておく思い出」ってとても美しい言葉だと思った. 今この瞬間はすぐに過去になってしまうので,今,心に残ったものはすぐに写真に撮って額縁の中に大切にしまっていかないとという気持ちになる. そして,思い出というのは,意外に楽しかったことよりもつらかったことや悲しかったことの方が心に強く残っているもので,そういう思い出はできれば心から追い出してしまいたいと思ってしまいがちだけれど,無理に忘れようとするのではなく,自分の糧になるものとして大切に額縁の中におさめていけばいいのではないかという気がした.

夏休みの思い出として,このイタリアン・レストランで撮った写真も額縁の中に大事におさめておきたいと思う. そして,『学問』の千穂のように,お嫁入り道具として持っていくことにしよう. カモーン. 

| | コメント (8)

2009年7月31日 (金)

両立

前期が終わって授業計画のプレッシャーから解放されたせいか,4か月分の疲労がどばっと一気に襲ってきた感じがする. この4ヶ月間,深夜1時頃寝て朝5時に起きる生活だったので,慢性の睡眠不足になっているのかもしれない. 何となく体がだるくていつも眠い. 

授業期間が終わって少し気が緩むといつもこのような症状になる. せかせかと忙しくしている方が体調がいい気がする. 

昨日は夜10時頃自宅に着いて,ごはんを作ってごはんを食べて新聞を読んだりしていると眠くて眠くて仕方なくなってそのままソファで眠ってしまい,気がついたら朝になっていた. 食器が溜まったままの流し台を見て,自己嫌悪に陥る. 水まわりはいつもきれいにしておきたいので,すごくいやな気分になってしまう. 

今回のことも含め家の中の仕事というのはエンドレスだとしみじみ思う. きれいに掃除機をかけて家を出ても帰ってきて翌朝床を見ると,ほこりが落ちていたり髪の毛が落ちていたりする. 流し台もどんなにピカピカに磨いても,一度料理すると汚れてしまう. これらを放っておくと家の中は"chaos"状態に陥る. このように家事というのはエンドレスな作業であり甘い気持ちでできるものではないのである. 子育てをしながら,あるいは外の仕事と両立させながらきちんと家事をこなしている世の中の女性のことをわたしは心から尊敬する. 二つの物事を両立させるという能力が自分には著しく欠落しているような気がする. 

そういえば先日たまたまテレビをつけると『隣の芝生』というドラマをやっていて,家庭運営の難しさを扱っているドラマだったので思わず最後まで見てしまった. 橋田壽賀子さん脚本のドラマらしく,嫁と主人,そして姑の間で繰り広げられるさまざまなバトルを描いているのだが,自分がこの家庭の嫁だったら間違いなく追い出されているだろうと思ってしまった. 追い出されるというか夜逃げしているかもしれない. いちばん衝撃だったのは,この家庭ではまず嫁は外に働きに出ることが許されないというところだった. 嫁が外に働きに出ることは「うちのだんなさんは甲斐性がない」ということを世間に知らしめる行為なのだという. だんなさんがお嫁さんに向かって「外に働きに出るなんて俺に恥をかかす気か!」と怒鳴ったとき,こいつしばいたろかと思ってしまった. こんなわたしはやはりお嫁さんになることには向いていないのかもしれない. ぜったいしばいたる. 

あともう一つ衝撃だったのは,子育てをお嫁さんに丸投げしているところである. 子供に何か問題があると,「これは母親の責任だ」とか「母親のくせに一体何をしていたんだ」とか言ってお嫁さんを怒鳴るのである. しまいにはお嫁さんに暴力をふるったりして,それを見たときには,おまえ蹴ったろかと思ってしまった. こんなわたしはやはりお嫁さんになることには向いていないのかもしれない. というか父親にだって責任はあるんとちがうんかい. ぜったい蹴ったる. キーックじゃーキックをくらうのじゃ.

家事や家庭運営,そして大学の仕事,博士論文を書き上げて学位を取ること,業績を増やすこと,これらをうまく両立させることができればいいけれど,自分にはやはり難しいかもしれない. 家庭を持ってもしだんなさまに「外で仕事をすることは許さない」とか言われたらおまえしばいたろかと言ってしまいそうだし. 蹴ったろかと言うかもしれないけど. どっちでもいいけど. とにかく,流し台に食器を溜めたまま眠ってしまったことを反省しつつ,両立の難しさを身にしみて感じてしまった. そしてため息. この頃よくため息をついてしまう. 

July25_003July25_009  メルボルンにいるお友達がギフトを贈ってきてくれた. 

 このお友達も異国の地でいろいろなことを両立させて頑張っている人である. 外国というだけで大変だと思うのにどんなことからも逃げずに立ち向かっていて,そしてこうやっていつも人のことを気遣ってくれて本当にすごい人だと思う. 

こんなふうになれたらいいなと思うけれど.

| | コメント (4)

より以前の記事一覧