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13 years

今週も学外での公務で東京です.


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4月にスタートした時は右も左も分からず,ここに来ることが憂鬱な時もありました. でも現在は,この場所に来ることが楽しみになってきています.

そのような変化があった理由は,ここが,自由な討論やアイデアの交換を通して,新しいものが産まれたり,問題が解決したりする生産的なプロセスが経験できる場所だからでしょうか. 時々,1+1が2じゃなくて3になるようなことがあって,「ああ,『対話的学習』ってこういうことなのか」ということを再確認したりしています. UHの大学院生の時は,正直ディスカッションがあまり好きではなかったけれど,アメリカ人の先生が「対話が大事」と常々おっしゃっていた理由が今になって(遅すぎ)分かったような気がします. 1人でできないことも,2人,3人になるとできることがある. 

私は,まだ修士号しか取得していない時に(幸運にも)大学の専任の仕事に就くことができました. 最初に就職した大学はここ東京にありました. 30代初めで一人で上京し,その時も,今の公務を始めたときと同じように右も左も分からず,標準語が話せず,関西風のオチが通じず,東京での暮らしを続けていくことに不安を感じたこともありました. それを乗り越えて今の自分があるのは、やはり、その時に出会った人々の支えがあったからだと思います. 中でも,同じ時期にその大学で助手をしていた同僚の存在は大きかった. 東京で初めてできた友人でもありました.

友人が旅立ったのは,残暑が秋風に変わり,虫の声が聞こえ始める9月のことでした. あれから13年が過ぎ,もしこの人が生きていたならば,現在はどんなに活躍していたことだろう,都内の景色を見ながらそんなことを思いました. 

与えられた時間に心から感謝し,それを価値あるものにしていかなければと思います.


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