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世界に一つしかない作品


絵を送っていただきました.


前任校で教えていた学生さんで,今は,仕事をしながら画家を目指している人が描いてくれたものです.


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昨年の春に,自分にとっては大役というか,比較的大きな仕事が舞込んできて,それが大きく飛躍しますようにという気持ちから,仕事の場所に絵を飾りたいと思いました.


そして,その時咄嗟に浮かんだのが,彼の絵でした. 


6年前,彼の作品を初めて見たのは学園祭の時だったと思います. 一筆一筆に気持ちがこもっていて,伝えようとしている想いがその絵から溢れ出してくるような,そんな感覚にとらわれて,その作品の前で立ち止まってしまったことを今でも鮮明に覚えています.


それ以来,彼の絵のファンになり,彼が絵を出品するという展示会にも足を運んだことがあります.


忘れられない出来事があります. あれは,暑い夏に早稲田大学で開催された展示会だったでしょうか. もう一人,一緒に展示会を見に行った学生さんがいて,三人で早稲田のキャンパス内にあるカフェに入ったのですが,その時に,どういう文脈だったかその会話は記憶に定かではないのですが,彼が「オレ,お父さんいないんだよね」とポツリと口にしたことです.


それ以上,詳しい話は聞かなかったけれど,彼が若くして,こんなに想いのこもった絵を描くようになった背景には,お父様の影響があったのかもしれないな,とそんなことをふと思ったのでした.


彼が描いてくれた「世界に一つしかない絵」を研究室に飾りました.


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飛び跳ねるイルカ,鮮やかな黄金色のガーベラ,上品な紫色のライラック,そして吸い込まれそうなくらい美しい青い海.    

「美しい絵」というのは月並みで無難な褒め言葉のように思いますが,「美しい絵」というのはまさにこういう絵のことをいうのかもしれません.

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