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新しい年


2015年が始まりました.


といっても,今日は18日.1月も半分以上が経過しています.


今年は,少し仕事以外のことにも目を向けたいと思うし,これまで行ったことのない場所にも行ってみたいと思っています.


今日は日曜日でしたが,めずらしく早起きしたので思い立って「早朝ラン」を実行しました. この4年ほど,夜に帰宅してから走る「ミッドナイト・ランナー」(自分で勝手にそう呼んでいる)であり続けたのですが,朝に走るとこれまで気がつかなかったことに気がつくかもしれない,と思ったのです. こういう気持ちになるのも,新しい年を迎えて新しいことをやってみたいという前向きな気持ちが自分の中に生まれているからでしょう.


とてもいいお天気だったので,海が見たくなって,いつもとコースを変えてみました. 藤崎から,よかトピア通りに出て,そこからマリーナタウン前を通過して,下山門,今宿へ向かう片道10kmのコースで,後半の道は,玄界灘の海が見渡せます. 初めてのコースで,わたしはまだ福岡の土地に不慣れなので,道に迷わないように事前に地図を入念に調べてコースをインプットしていきました. 福岡に来て二日目には,近くの大濠公園まで行って帰れなくなった人ですから,往復20kmのコースとなると心配です. 念のため,ポケットにJR九州のICカード(SUGOCA)を入れて(迷ったら電車に乗ればいいね)出発しました.


いつもと違うコースの早朝ランは,やはり実行してよかったと思いました. 海沿いの広い道は,ランナーも歩行者も誰もおらず,玄界灘と向かいにある能古島,遠くに見える福岡タワーの景色など,息をのむような美しい景色を独り占めできた気分でした. ゴールの長垂海浜公園は,夏は海水浴客であふれる海岸ですが,今日は人っ子一人おらず,目の前に広がる青い海と松原が,全部自分のためにあるような錯覚になりました. この海岸は,昔,九州に元寇が攻めてきた時の防塞が残っていることも今日分かった新たな発見でした. 「チンギスハーンのお化けがでますよ」って言ってくる先生が同じ大学の同僚でいるのですが,元寇防塞の前を通過したときに,ふと背筋が寒くなりました. まさか〜. ところで,「長垂」ってなんて読むのでしょうかね. ながたれ? 福岡には難しい地名が結構あります. 「別府」も「べふ」って読まなくちゃいけないようです. 「べっぷ」でいいじゃんって思いますけど.


往復20kmのコースでは,これ以外にも,素敵な場所をいくつか見つけました. わたしは今,福岡の中でもとてもいい場所で暮らせているのかもしれないということに気がつきました. そういうことに感謝する機会も忙しい日々の中ではなかなかありませんので,早朝ランの2時間は,自分にとって大変有意義な時間となりました. この調子で,2015年は,これまでにしたことのない「新しいこと」を積極的に実行していきたいと思います.


そういえば,昨日は,1月17日で,阪神淡路大震災から20年が経過したことになります. 昨日は各放送局で,追悼番組が放映されていました. その報道の中でいつも違和感を持ってしまうことがあるのですが,それは,地震の犠牲になって亡くなられた人の「数」の伝え方です.  わたしは,「命の重み」というのは,1人でも,100人でも,6000人でも変わらないと思っていて,死者が6000人だから「ひどい地震」,死者が1人だから「軽い地震」などという意味付けを無意識にさせてしまうような報道の仕方はよろしくない,と常々思っています. Facebookでの友人の日記でも,「最初は死者数が2人と伝えられていたから,そんなに大きな地震だとは思っていなかった」などという書き込みがあり,そういう思考回路に大きな疑問を抱いてしまいました. 


身近な人を亡くした経験のある人なら,たった「1人」であっても,その「命の重み」がいかほどであるかを,20年が経過した今でもきっと変わることなく,抱き続けていることでしょう. 

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