放生会
筥崎宮で開催されている「放生会(ほうじょうや)」に行ってきました.
殺生を戒め,生命を慈しむお祭りということで,感謝祭や収穫祭の意味があるようです.
筥崎宮の長い長い参道に軒を連ねる屋台の数々.
新ショウガや型抜き,氷点下体験,博多チャンポン(ガラスのビードロ)など,初めて目にする珍しい屋台もあり,子どもの頃のあのお祭りのときのワクワク感に近いものを感じました.
「殺生を戒め,生命を慈しむお祭り」といいつつ,「ウナギ釣り」が催されており,しかも店内に「釣れたウナギは蒲焼きにします」などと書いてあるのはどうなのかと思いましたが,利益追求優先のために,文化の本来の意味が失われていく,というのは世の常なのかもしれません.
ちなみに,ウナギ釣りの横では「カニ釣り」が開催されておりました. というかどうやって釣るねん.
博多の放生会といえば,この「おはじき」も名物なのだそうです.
どういう意味があるのか詳しいことは分かりませんが(分からんのかい),手作り感あふれる小さいけど重みのあるおはじきは,放生会の初日には売り切れてしまうのだそうです.
もう一つ,放生会の名物といえば,「博多チャンポン」と呼ばれるこのガラスのビードロです.
「博多チャンポン」というとラーメンしか知らなかったのですが,このガラスのビードロも「チャンポン」と呼ばれているようです. チャンポンというワードの中には何か特別な意味があるのかもしれませんが,詳しいことはよく分かりません(分からんのかい).
いずれにしても,この「チャンポン」と呼ばれるガラスのビードロがとにかく吸い込まれそうなくらい美しくて,その何とも描写しがたい形に癒し感があって,二つセットで購入しました. ブルーとピンクのガラスで,見ているだけで心が安らぎます.
こんなささやかな出来事が,とても大事なものに思えて,静かに流れていくささやかな時間が,とても幸せな時間に思えました.
こういう気持ちになったのは,本当に久しぶりのような気がします.
今年の夏の一番の思い出になりそうです.
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コメント
はじめまして。
お尋ねしたいことがあり、コメントさせて頂きました。
アメリカの大学院でテクニカルライティングを学びたいと考えております。現在、どの大学院にするか検討中の段階です。SATCHYさんはハワイ大学大学院でテクニカルライティングを学ばれていたのでしょうか。もしくはアカデミックライティングでしょうか。
お返事頂けますと幸いです。
投稿: maruchooo | 2014年12月 6日 (土) 15:45