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階段の思い出

この階段を上ったところに祖母の家があって,


幼い頃は,この階段を上るたびにワクワクしたことを思い出します.

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というのも,祖母の家に行くと,いつも美味しい菓子パンがたくさん用意されていて,幼い頃の自分はそれが楽しみで仕方なかったと記憶しています. 

そして,あのワクワク感は,その後,特定の菓子パンをめぐって姉と弟の三人で繰り広げられる激しい争奪戦への意気込みとも相まって,さらに高ぶる感情へとつながっていたように思います.

菓子パンの争奪戦の結果ですが,大体は上のお姉さんが勝利し,憤慨した下の弟がたまにクーデターを起こして,姉がゲットした菓子パンを奪い取るという展開が繰り広げられていたように記憶しています.

しかし,大人になった今この話をすると,上のお姉さんと下の弟は,「いやいや,あなたの勝率がいちばん高かったのではないですか」と口を揃えておっしゃいます. あまり記憶はないのですが,大人になった今もこの階段を見ると,祖母の家の菓子パンを即座に思い出すあたり,当時は相当な執念を燃やしていたことの現れかもしれず,二人のコメントも一理あるのかもしれないと思いました.

阪神大震災の後,風景ががらりと変わってしまった神戸ですが,この階段だけは,あの頃と変わらないまま,その姿形を残してくれています.

思い出のつまった階段がいつもここで待っていてくれることをしあわせに思います.


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