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リサーチの日

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今日は,論文検索とリーディングの一日でした.

博士論文執筆中は,時間ができればとにかく「書き進めること」に集中しなければならなかったので,新たに論文を読むということは,ほとんどしていませんでした.

今年の春,ディフェンスが終わった後も,博論の一部をジャーナル提出用に書き直す作業,そして業績にはつながらないような奉仕事業が主になり,結局,この一年の間に出された新しい論文には,ほとんどアクセスしていない状態でした.

一年間リーディングを怠っていると,遅れをとってしまいますね. ということを,今日,論文を検索しながら実感しました.

あれもこれも読みたい論文がたくさん. その中で最も役立ちそうなものをプリントアウトしました. 授業のない冬休み中にきちんと読み,知識をアップデートしようと思います.

年々集中力が衰えてきているので,読み終えるのにも時間がかかりそうですが. 

努力しても衰退を避けられない領域というものがあるのだなーということをこのごろしみじみ感じます. 

でも,学位を取り,せっかくスタートラインに立たせてもらったわけですし,支えてくれた人たちに恩返しするためにも,頑張らなくてはいけないですね.

頑張ります.

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アイデンティティ

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週末,東京出張でした.

このところ毎週,出張が入っている.

忙しいが,大学の外に出ると,他の研究者の方々から刺激をもらえるし,勉強になるし,収穫が必ずあるので,できるだけ外に出る機会を作りたいと思う.

学内にいるだけでは,授業と教務の仕事だけで終わってしまうのが実情である. 異動して一年目だから仕方がない(二年目からは少し教務の仕事を減らしてほしい)と思いたい.


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そして,やはり,東京に出るのは,精神衛生の観点からもポジティブな効果があるように思える.

おそらく,街を歩いている人の大部分が地方出身者なのだろうけれど,

様々な地方出身者が放つ様々なアイデンティティが入り交じり,一人一人が胸の奥に潜めている「何かビッグなことしたるぞ」という夢や目標が積み重なり,それが都会のあふれる活気につながっているような気がする. だから,東京の街を歩いていると背筋がシャキッとするのだ.

そして,スタバに入っても,知っている人に遭遇するということは,東京ではまず起こらない. 「先生,昨日,天神のスタバにいましたよね?」と学生に聞かれることはまずないであろう安心感とともに,コーヒーを楽しめるのはこの上ない幸福である.


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先日,神戸大学時代に一緒だった2年年上のM先輩と約15年ぶりくらいに会った.

M先輩は,今は京都のR大学に勤務しておられる. メジャーな国際ジャーナルに論文が多数掲載され,業界では「偉い人」になっているが,中身はまったく変わっておらず,それどころか,「笑わせてナンボ」キャラにさらに磨きがかかっていることが驚きだった. 

そのM先輩に,会って数分後にこう言われたのだ.

「おまえ,おもろない奴になってもたなー.どないしてん?」

「昔は,もっとおもろい奴やったぞ.昔みたいになんかおもろいこと言えや〜」

...

自分でも気にしていたことだった. そう,私は10年前に関西を離れてから,どんどんおもしろくない人間になってきているのだ. 

ブログも最近は全然おもしろくない. というか,更新していない.

おもしろさの喪失は,関西を離れたことも大きいが,他にも要因はいろいろあると思う. 文系の研究は,重箱の隅をつつくようなことでもあるので,変人になる可能性は高い. また,住む場所も関係しているのだろう. オーストラリアに行ったり,ハワイに行ったり,東京に行ったり,福岡に行ったり,出たり入ったり行ったり来たりしているうちに,ぼけてもつっこんでもらえないなどの状況を多々経験し,いつのまにかぼけることを回避するようになり,ついには,アイデンティティの喪失へとつながっていったのかもしれない.

M先輩のボケが炸裂し,だんだん手に負えないようになってきて,だんだんこちらの方がドン引き状態になっていったことも,アイデンティティの喪失を反映しているのかもしれない. 昔であれば,ボケる人を見てドン引きするなんてことは絶対なかったはずだ.

「なんかおもろいこと言えや〜」

という関西人独自のむちゃぶりも,大変困りましたです.

私という人間,私というアイデンティティは,どこに行ってしまったのでしょうか.

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