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可能性と運

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こんにちは.

最近,神戸の実家で飼い始めたネコちゃんにすっかり心奪われ,とうとうネコちゃんブログを開設してしまったサッチーです.

Maron's Diary

自分がこんなにネコ好きだったと発見し,自分でも驚いています.

眠っていたネコ好きを大いに引き出されました. 

可能性というのは,ずっと眠ったままで終わってしまうこともあれば,

何かのきっかけで急に開花することがあるということなのかもしれません.

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本当にかわいいネコちゃんなのですが,

自分でも自分のことをかわいい(かっこいい)と思っているみたいです.

窓ガラスに映る自分の姿をよく見ています.

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一方,大学の方は,後期が始まって6週目が終了.

アカデミック・ライティングの授業では,エッセイを卒業して「リサーチ・ペーパー」を書くという目標を設定し,シラバスを作成しました.

東大ALESSの取組を,ALESSで教えておられるI先生から教えていただいたのが9月末. その後、東大の学生さんが書いた論文集などもいただいて,本学の学生でも同じことができるのではと思い,後期シラバス締め切りの直前になって,あわててシラバスを書き直した. これは,教える側の自分も,学生の方も,ちょっと大変かもしれないなと思いつつ,実験的にやってやろうじゃないかということで,えいやーっと思い切りました.

そして,やはり大変でした.

改めて思ったのだが,意見文や論証文といういわゆる「エッセイの書き方」を扱ったテキストは,どの出版社も似たようなものをたくさん出しているのだが,

「リサーチ・ペーパーの書き方」となると,市販のテキストは,ほとんどないように思う(特に学部生向けのもの). いわゆるリサーチ・ペーパーで役立つ表現集などはあるのだが,

次のようなこと,例えば,「リサーチ・クエスチョンの設定の仕方 (How to formulate a researchq question)」,「オンライン・ソースの信頼性の見分け方 (How to evaluate online sources)」,「剽窃を避けるためのテクニック (Tips for avoiding plagiarism)」...を扱ったテキストはほとんどない.

唯一,これは素晴らしいと思ったテキストは,田地野彰先生の『English for Academic Purposes: 英作文を卒業して英語論文を書く』である.

そんなわけで,アメリカの様々な大学のESL programsが公開しているオンライン上の教材を参考にして,ハンドアウトやワークシートなど作成している. ウェブ上には実に素晴らしい教材があふれていて,本当にありがたい. 

そして,今日は大きな仕事を一つ終えた. 新任教員の面接である.

選考委員会のメンバーの選挙が今年8月の教授会で行われたのだが,なぜかわたくしに投票した人が大多数おられたのである. カモーン. なんでやねん(わたくしはこの春に着任した新任教員なのですよ)とお決まりの関西ツッコミを入れてみたものの(心の中で),選ばれた以上仕方がない.

これはいじめに違いない. 髪のうすいおじいちゃん教授たちが「若いのにやらせておこうぜあーっはっはっは」とグルで陰謀したのだろう. そんなことしてるから髪が薄くなるんじゃないかあーっはっはっは. 失礼しました. 他にも,なんだかんだと仕事が回ってくるのだが,これは教授の高齢化が進んでいることが一因としてあるのかもしれない.

そんなことがあって,選考委員会の方は,公募要項の作成から始まり,審査を積み重ね,ようやく今日の最終面接の日を迎えたのである. わたしにとっては,面接は受ける側としての経験は豊富だが,「面接する側」の経験は生まれて初めてである. どんな質問をすればいいか事前にいろいろ考えて,ワードにまとめたりして,これも結構時間を取られた. 候補者の方が全員,母語が英語ということもあった.

そして,先ほど,面接が無事に終了した. ふー.

候補者の方も疲れたと思うが,わたしも疲れた. このところあまり経験したことのないような緊張感も味わった. でも,大学教員の「選考」ってこんなふうにするんだなということを学ぶとてもよい経験になった. 

そして,世の中にはすばらしい能力を持った優秀な人材がたくさんいるのだろうけれど,これをつかめるかつかめないかで,その能力が開花されるかどうか,あるいは,どの方向に開花されるかどうかが大きく変わってくるということも. 

それは「運」である.

今日の最終面接で選ばれた先生は,「今年の夏からいろいろな大学の面接を受けて,これが6回目の面接です」と言っておられた. 6回目でようやくつかんだ「運」. 行動し続けること,他の人があきらめたとしても,行動し続ける勇気を持つこと. これに尽きるのかもしれない. 

自分のことのように嬉しくなりました.

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