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プロセッサー

締切間近の仕事を複数かかえており,てんてこまいになっている. 

8月末までに論文を一本完成させたい(させなければならない)が,集中して書ける時間がなかなか取れない. というか,時間は「作る」ものなのであるから,時間が「取れない」というのはただの言い訳なのかもしれないが.

今かかえている仕事でいちばんつらい(いちばん時間がかかる)のは,来年始めに行われる某イベントのために英文読解問題を5学部分作成するというものである. 素材選びにも時間がかかるが,問題作成にはその倍以上の時間がかかる. 特に,多岐選択型の問題ではアイテムをどうするかでものすごく頭を使うので,1セット作り終えた後の疲労感といったらそれはもう大変なもので,その後はもう何も手に付かなくなってしまうのである. そして残された道はただ一つ,「帰宅」である. このごろは18時50分とか19時に大学を出るバスに乗ることもある. そんな感じで,最近は,授業をして→問題を作って→ジョギングして→お風呂に入って眠る,というような毎日が繰り返されている次第である. なんだか笑いに飢えている今日この頃で,関西人のわたくしとしてはこんなお固い毎日は耐えられず,火曜の深夜にTBSで放送されている「あらびき団」のとくことか風船太郎とかが最近のお気に入りになってきている次第である. こんなことを書いて一体誰が共感してくれるのでありましょうかという疑問がありますが,とくことか風船太郎がわたしも気になっていますという方がおられましたらぜひご一報を. あるあルルル〜あるある〜. 

話題を元に戻すと,読解問題作成は本当に大変だということをこの業務を通して痛感している. わたしはまだ助教で試験作成の経験が浅いので,こういう大変な仕事はぜひともベテランの教授陣にやっていただきたいと思うのだが,「一番大変な読解問題は下っ端にやらせちゃいましょう」と欠席裁判のようなことをして(担当を決める会議を欠席してしまったのである),そしてその後は知らん顔しーらーねーしーらーねーヨーという本学の某委員会の教授陣に対する不信感が益々強まってきている今日この頃である. 大体,助言を求めるメールを送っても無視する先生もいたりして,まったくお話にならない. 分からないなら分からないで何らかの返事をするべきではないでしょうかと思うのですが,本学では何て返事をすればいいか分からないときは無視しちゃいましょうムーシームーシーダーYO!というconventionがまかり通っているのかもしれない. そして,返事が来たとしても,何だか的外れなトンチンカンな内容だったりして,逆に混乱させられることもあったりする. だいたい私が高校生だった頃からこの仕事に携わっている方々が,文部科学省発行の学習指導要領に何が書いてあるか知らないとか高校必修語彙が何ワードくらいなのか知らないとかJACET 8000のことを知らないとか,あれもこれも知らない知らないしーらーなーいーしーらーねーヨーで,本当に驚かされるし失望させられる. 歳を取ると勉強に対する意欲が失われていくのでしょうか. でも教授というのは学生に尊敬される立場であるはずで,その学生に対して勉強しろ勉強しろ勉強しーろーしーろーYO!と言う立場にあるわけですから,自分だって勉強する意欲を持ち続けなければならないのではないだろうかと思う次第である. 

例えば,他大学であれば読解問題5学部分をたった一人の教員が作成するということは恐らくないはずである. しかも,その「たった一人」が「教授」ではなく「助教」という事態も,よほどのことがない限り起こらないはずである. 他大学は他大学,本学は本学と考えなければならないのだろうが,来年のその某イベントの重要性を考えると,ここまで体制が整っていないのは非常に問題があると思うのである. また,わたしはこの任務を与えられた以上は責任を持って「良問」を作成しなければならないが,いかんせん経験が浅いだけに「こんなのでいいのかな」とか「他の先生ならどうするのかな」とか不安に苛まれることも多い. そんなときに思うのは,やはりこういう業務は個人ではなくチームでやるべきではないのだろうか,ということである. 「良問」はチームワークがあってこそ完成するものだと思うからである.

こんなに負担の大きい大変な仕事を任せていただきありがとうございます,大変良い勉強になっておりますとポジティブに考えることもできるし,確かに貴重な経験にはなっていると思うのだが,負担の大きい仕事は下っ端に任せるという意識の低さの反面,「プロフェッサー」という肩書きをフルに利用して威張ることは忘れないという,この「ダブルスタンダード」が理解できず,仕事をしながら怒りがフツフツと沸いてくるのである. この前,本学の学生が「プロフェッサーって野菜のみじん切りという意味ですか?」と質問してきたのだが(フードプロセッサーと間違えていたらしい),本当にフードプロセッサーで回したろかと言いたくなってしまうプロフェッサーたちである. みじん切りにしちゃうぞ.  

あーすっきりした.


こんなオチでよかったのでしょうか.

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コメント

ストレスたまっておりますね…。おつかれさまです。

投稿: しらいし | 2011年7月14日 (木) 22:56

しらいしさん,

ありがとうございます.こういうときはやっぱりビールでしょうか.

暑い日が続きますが体に気をつけてくださいね.

投稿: satchy | 2011年7月15日 (金) 16:58

先生毎日暑いですね!今回のお話私すごくつぼに。私も今、一人ではむりな量の動物病院の犬猫ちゃんの手術服を開発する仕事を任され前向きにこれも手芸の練習になるし、愛社精神とか考えて役に立てるならなんのその!!っとプライベートの時間までも貢いで頑張ってる状況です。でもこんなのでいいのかなと悩んでいたところ、高い高い高い次元で先生もいろいろ一人背負ってたいへんなのだと知りちょっとだけさびしくなくなりました。こんど私の作っている服が企業展開されるらしく全国の動物病院で売られるみたいな話になってます。あ、先生、鳥すきですか?私、怪我して保護されてきた野生のミサゴ鷲の世話をして以来その精悍さに魅せられすっかり鷲に恋してる毎日です、今はペットとしてのハリスホークという鷲の雛がやってきてその世話をさせてもらってます。動物はいいですね近所ののらねこだけでも癒されます~神戸の智佳子でした! 

投稿: 神戸の智佳子 | 2011年7月16日 (土) 18:58

久しぶりブログ拝見しました。お忙しいのに、何度もSMS有難うございました!!

オチ、ぴったりだと思います。タイトルがプロセッサーだったので、思わずフードプロセッサーを使っているSatchyさんを想像してしまいました。フードプロセッサーよりももっと細かく何でも砕いてしまう「ひきっ粉」の方がストレス解消にいいかも。お勧めです。
http://www.t-uni.co.jp/mk2001.html

投稿: girigiri | 2011年7月19日 (火) 13:33

>智佳ちゃん

自分の作品が全国で販売されるなんてすごいね.智佳ちゃんは昔から手先が器用だったから.本当におめでとう.自分のことのように嬉しいです.

投稿: satchy | 2011年7月24日 (日) 15:02

>girigiriさん

こちらこそ,ありがとう.「ひきっ粉」というネーミングがこれまたすてきですね.粉々にしちゃうぞって感じです.

あっというまに7月ももうすぐ終わりだね.またSMSもしますね.

投稿: satchy | 2011年7月24日 (日) 15:06

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