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SSLW 2011, Taipei

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台湾では,第二言語ライティングシンポジウム (SSLW) に出席し,博士論文の後半部の成果報告をしてきました.

SSLWは2007年から毎年出席・発表してきている. 知り合いの先生もだいぶ増えて来て,今年の発表はたくさんの方々が聴きに来てくださった. 立ち見が出る程の盛況ぶりで,用意していたハンドアウトが足りなくなるというのは今回が初めてだった. いつもたくさん用意していっても余るのが普通だったのだが. 

研究をしている間は孤独で,いつも「こんなのでいいのかな」という心配が絶えない状態でやっているので,それを乗り越えて出した成果を多くの人に共有していただき,多くの人からコメントやフィードバックをいただけるというのは,わたしにとって本当に貴重な経験である. たとえ「おもしろかったですよ」とか「よかったですよ」というシンプルな一言でも,それだけで孤独でつらかった時間が自分にとっては一秒たりとも無駄なものではなかったのだという実感に変わる.

今回の学会では指導教授のオルテガ先生と約2年ぶりの再会も果たせた. 先生は2年前に比べるとすごくスリムになっておられた. もうモナリザの微笑みとか言わせないわよカモーン的なオーラが全身から漂っておられて,ミニスカートから伸びる美脚をじっと見つめてしまったわたくしです. これが男性ならこの変態が!とオルテガ先生からパンチを食らわされていたことでしょう. 何だか書いてることが最低すぎます. それはともかく,人気者のオルテガ先生は学会開催中もいろいろな人とのアポイントメントがあったようだが,そんな中でも,わたしの博士論文のコンサルテーションのために多くの時間を費やしてくださった. 二日目の朝は朝食を一緒に取ることができた. ビュッフェにあったメロンがまずくて「こんなの食べられないわよ」とややご機嫌ななめだったオルテガ先生. でも,代わりにパイナップルをゲットしたとたんにご機嫌が直ったようだった. 大学の外を出ると先生も普通の女性なのだなという発見がある. あれ大学の中では普通じゃなかったかしらね?とツッコまれると困りますけれども. 

また,今回の学会では日本の著名なライティング研究者の方々ともお話することができた. 中でも日本のライティング研究のパイオニアであるO先生. O先生と直にお話ができるようになるなんて数年前までは考えられないことだった. それが,今回は先生が宿泊しておられるスイートルームに招待していただき,私の研究の方向性についてじっくりとお話を聴いていただく機会を作っていただけた. なんだか夢のようである. 振り返ると,オーストラリアのモナシュ大学留学時から始めたライティング研究は今年で9年目. その間いろいろなことがあったが,自分が「意味がある」と信じていることを途中で投げ出さずに続けてきてよかったと今回の学会で改めて感じることができた. 

続けることでしか前には進めないのだから,これからも続けていくしかないと実感できた学会だった.

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コメント

 先生のライティングに対する真摯なひたむきさというものに触れることができて、感動してしまいついコメントしてしまいました。ほとんどコメントもしていませんが、いつも楽しみにブログ拝見しています。私は北海道で英語を教える仕事に戻っていますが、先生のように少しでもひたむきにがんばりたいと思います。陰ながら応援しております。

投稿: marugaritetsuo | 2011年6月14日 (火) 20:11

marugaritetsuoさま,

先生,ごぶさたしております.お元気ですか.
たいしたことはできていないので,先生にそんなことを言っていただいて恐縮しています.
私の方が,日々真摯に取り組んでおられる先生のようにならなくてはと思っています.

どこかの学会でお目にかかれる機会がありますことを楽しみにしています.

投稿: satchy | 2011年6月21日 (火) 18:16

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