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オリンピックとメディアなど

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深夜にオリンピック・ダイジェストを見ようと思ってテレビをつけたら,女性アナウンサーが,「今日は2月22日.2・22だから,にがつ・にゃーんにゃん」とネコの手招きポーズをしたので,さ〜と血の気が引いていった. 何かとても恐ろしいものを見てしまった気がした. 普通に「にがつ・にじゅうににち」って言えばいいと思うのだが,なんで「にがつ・にゃーんにゃん」なのでしょうかね. おまけにネコの手招きポーズつきなのである. こういうことを女性アナウンサーにやらせておけば,深夜の男性視聴者はウヘヘって喜ぶに違いないと番組制作側は考えているのかもしれないが,世の男性は「にゃーんにゃん」くらいでウヘヘって喜ぶほどシンプルではないとわたしは考えている. というか,やっぱりうれしいのかな. だとしたら,毎月22日が来たら,「今日は22日.にゃーんにゃん」と言ってネコの手招きポーズをしてみることは十分に価値があるのかもしれない. ウヘヘ. あーきもちわる. さらに,その女性アナウンサーが番組のエンディングに,いきなりすごいテンションで「オリンピックの勝利を願って,ダブルピ〜ス!」と叫び,顔をはさむようにしてダブルピースサインをして笑っていた. これは強烈だと思った. やはり何かが間違っている気がした. というか,オリンピック・ダイジェストを見ていたはずが,頭の中に残ったのは,「にゃーんにゃん」と「ダブルピ〜ス」だけになってしまったではないか. なんだかんだ言って,番組制作側の策略にはまってしまったのかもしれない. 

オリンピックといえば,わたしが好きな競技は,フィギア・スケーティングである. それも女子より男子の方が気になる. 日本では女子フィギアの浅田麻央選手が人気で,メディアも麻央ちゃん麻央ちゃん麻央ちゃんとかなり偏った報道をしていて,安藤選手や鈴木選手が気の毒に思えて仕方ない. それはともかく,わたしが好きな男子フィギアの選手は,織田信成である. 技術もさることながら(本当はよくわからないけど),関西の人で,関西大学の学生さんで,普段は原チャに乗っているというような経歴に関西人のわたしは何となく愛着を感じてしまう. ところで原チャって関西弁なのでしょうか(原付という意味). それはともかく,何といっても織田信成選手のすごいところは,戦国武将・織田信長の末裔であるという点である. 先祖が織田信長なんてすごい. 彼の顔を見ていると,400年の歴史を超えてDNAはしっかり受け継がれるのだということを感じてしまう. なぜなら,彼の頭の後ろにちょんまげをつけたら,織田信長の肖像画にそっくりになるからだ. まさにサムライ・スケーターである. そんなわけで,テレビに織田信成君が出てくると,どうしても後ろにちょんまげをつけたくなってしまう. やっぱりどこから見てもサムライ顔だ. そんなことを考えながら見ていることがばれたら,なんたる不届者,やーっとか言って刀で斬りつけられそうな勢いである. それにしても,織田信長ご本人は,まさか自分の子孫が氷の上でクルクル回る人になるとは当時想像もしなかったことだろう. 靴ひもが切れてメダルに手が届かなかったのは,ミツヒデの仕業かもしれない. アケチー. 

京都,本能寺の住職さんたちも,もちろん織田信成選手に声援を送っていた. 座禅を組んでテレビを見つめる坊さんたちの姿がテレビに映ったとき,一瞬,何の関係があるのか分からなかったが,本能寺が織田信長の宿所だったこととのつながりなのだろう. しかし,本能寺の坊さんのところにまで押し掛けて行くメディアのちょっと無茶なところは,「にがつ・にゃーんにゃん」に相当する怖さがあると思いました. それにしても,坊さんが横一列に並んでテレビを見ている姿は,ツルツルしていてまさに氷の上を滑るフィギアスケート!って感じがしましたし,同時に,引いたカルタが坊主連続だったときに感じる敗北感もよみがえってきたりして,何かとても奇妙な気持ちになりました. 坊主めくりかい. というか,織田信成選手の滑りを見ていたはずが,本能寺の坊さんの姿の方が頭の中に強烈に焼き付いてしまったではないか. やはりメディアの伝え方は何かがおかしいと思う.

そのことの関連で最後にひとこと言わせていただくと,服装だけですべてを判断するような報道の仕方も,個人的にはあまり好きではない. 「人と違うこと,個性を持つことは重要だ」という哲学に基づいて生きてきて,そのことが他者からも評価される環境に幼少の頃から身を置いていた人は,「人と同じであることが重要である場面もある」というルールを知らない可能性がある. 人間の行動というのは,自身が築き上げて来たスキーマに基づいて決定される. 今回,そういう新しいルールが本人のスキーマの改革につながったと思うし,まだ若い選手なので,みんなで育てていきましょうという温かい目で見てあげればよいのではないでしょうか. そんなに目くじら立てて怒ることじゃないと思いますけどね. 腰パンの人は本学にもたくさんいますし,町田駅付近でもよく見かけます. というかなんで町田なの?って感じですが. 大学生を見ていると21歳なんてまだまだ子供だなと思えてしまいます. まだまだたくさんの可能性を秘めている21歳をみんなで育てていきましょう,そんな報道があってもいいのではないかなと思いました. しょせんは,本能寺で横一列に並ぶ坊さんを見て坊主めくりの敗北感を感じてしまう程度な人の意見です. にゃーんにゃん.

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シャルロット・オ・ショコラ

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先週,日経プラスワンの「旬のスイーツ」特集で取り上げられた「シャルロット・オ・ショコラ」(福岡・お菓子のいちりゅう).

おいしそうーこんなチョコレートケーキがバレンタインの日に届かないかなーシャルロットさーんとか甘い妄想を抱いて,記事を大事にスクラップブックに取っておいた

ら,本当に,そのシャルロットさんが自宅に届いてびっくりする. 


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こんな形で願いが叶うなんて,何か夢を見ているような感じがした.

福岡県在住のK先生ご夫妻が送ってくださいました.

ハワイ大学留学中に知り合ったお二人. 美男美女で知性があって優しくて,わたしの大好きな先生です.

水曜日と木曜日に心が冷え込むような出来事があったので,お二人の優しさがじわじわと心に染みました. 

またお二人に助けられました.

ありがとうございます. ほんとうに.

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curiosity and innocence

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池で泳ぐ鯉をじっと見つめる女の子. なにを思っているのだろう.

何かひとつの事象に対する純粋な好奇心. そして探究心. それがどんどん薄れていっているような気がする.

大学で働いているので研究が仕事のひとつなのだけれど,最近は,純粋な好奇心からというよりも,仕事だからやっているという感じがする. 仕事とはそういうものなのかもしれないけれど.

そもそも今の研究を始めたのは,「人間のリテラシー能力をどう育てるか」という問題に対する好奇心からだった. その問題に対する好奇心は今も失われていない. しかしながら,人間の能力の伸びというものは,「これをやったからこれだけ伸びました」と言えるような単純なものではなく,また,試験の点数だけでは測定できないものもある. もしかすると,数値化できない部分の方が本当は重要である可能性がある. そんなことを強く感じるようになるにつれ,そもそもの研究のfeasibilityについて疑問を感じるようになった. 人間のリテラシーの発達に,ある教授法が有効かどうかなんて本当に実証することができるのだろうか.

最初から「有効だ」という仮説があり,そこに何としてもたどり着くようにデータを解釈する. 自分のやっていることはただのコジツケに過ぎない,ということを考えるときもある. 

そもそも個人の持つ能力とその成長というものは,教室の中での学生との対話とか,毎日の何気ない触れ合いの中で,教員が感じ取るものなのだ. その,「私が感じ取れたもの」はt検定とかANOVAとかMANOVAとかで検定しても数値には反映されないと思う.

そんな矛盾を感じつつ,今日も研究をこつこつと続けていくのだろう. なぜなら,これが「仕事」だから.

橋から身を乗り出して鯉を観察していた女の子のように,純粋な好奇心で打ち込めるものが研究であるべきなのだろう.

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Valentine's Day

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今日も始まってゆく一日.

1月末に後期授業が終わり,期末試験があり,採点をして,評価を出して,入試の仕事をして,やっと雑務から解放されたと思ったら,2月も半ばにさしかかっていることに気がつく. 

この前,「あけましておめでとうございます」って新年の挨拶をしていたような気がするのに,時間が過ぎるのは本当に早い. 気がついたらもう明日はバレンタインデーである. 好きな人にチョコレートケーキを焼いて持って行かなくっちゃ. なんて乙女チックなことはア・ラ・サーの人は言ってはいけないのでしたね. というかどう考えても「ア・ラ・サー」は無理があるような気がしてきました. フォー. それにしても,チョコレート好きなわたくしとしましては,バレンタインデーには「送る」よりも「もらう」ほうの立場に憧れます. 毎週土曜日に楽しみにしている『日経プラスワン』の「旬のスイーツ」の本日の記事は,福岡にある「お菓子のいちりゅう」というお店の「シャルロット・オ・ショコラ」でしたが,濃厚なカカオの香りが漂ってきそうなケーキの写真に引きつけられ,このケーキがバレンタインの日に自宅に届くというようなことが起こらないかしらと甘い妄想をしてみたりした. それに,「シャルロット・オ・ショコラ」って名前も濃厚で引きつけられる. シャルロットですよ. シャルロット・オ・ショコラ・サッチーとかいう名前を勝手に作ってみた. なかなか濃厚な名前で,本名が実に普通に思えてきた. ばかばかしい.

そんなわけで,2月半ばにさしかかってやっと雑務から解放され,今日からやっと研究に打ち込める. 
新学期が始まるまでの約一ヶ月の間に,書きかけの論文を一本書き上げることと,博士論文のプロポーザルの修正版をコミティの先生方に出してOKをもらうことが目標. 気がついたら4月になっていましたあれれ,とうことにならないよう計画的に進めて行かなくてはいけない. 

そんなわけで,気合いをいれて大学にやって来た土曜日. でも静かな研究室でパソコンと向き合っていると息がつまりそうになって,結局カフェに移動してきた. 人の話し声とか音楽が聞こえる中でパソコンと向き合っていると,自分だけがふわっと浮き上がっている感じがして,仕事がはかどる. いつも孤独だけど,そういう場所に行くと,その孤独というラインにさらにくっきり線が入るような気がする. だから自分だけの世界に集中できるのかもしれない.

相変わらずの生活である. たぶんこの仕事をしている限り,これからもずっと同じことを続けていくのだろう. でも,Billsでブランチを食べて,江の電に乗ってぶらり電車の旅をして,江ノ島の「湘南の宝石」を見に行って,Amalfi Dolceでお茶して,シャルロット・オ・ショコラ・サッチーという名前にツッコミを入れてもらってとかそんな土曜日がいいなー,と本当は思っている. ありそうでない時間です. 

一人より二人がいいという当たり前のことを,一人で研究をしているとよく思う. 

そんなバレンタインデーの前夜.

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大谷ヨネ子さん

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大谷ヨネ子と申します.

ホテル・ニューオータニの日本庭園に住んでるノラネコです.

ニューオータニの創始者,大谷ヨネ太郎さんの名前をもじりました. もじりましたといっても,「太郎」を「子」に変えるという,まるで小学生が思いつきそうなレベルの「もじり」ですが.

ホテルに住んでるので三食・ひなたぼっこ付き,ぜいたく三昧です.

ひなたぼっこのときはこうして置物みたいにじっとしています.

猫背でごめんなさい. 

というか猫だから別に猫背でもいいのですよね,

そういえば,猫って猫背だったんですね.

にゃお.

厳しい寒さが続いている今日この頃.

猫背の大谷ヨネ子さんのように(猫だから別に猫背でもいいのですけど),置物みたいにまんまるになって暖かい場所でじっとしていたい. 

今日は日曜日だったけど,一般入試のため大学へ.

作成者のひとりになっているので,待機用の部屋で待機.

昨年5月に初稿を出した後,8月,10月,11月,12月と計4回も校正を重ねてきた. それでも毎回ミスが見つかり,所詮人間がやることに完璧なんてないのかもしれない,ということを学んだ.

なので,試験当日の今日も気が抜けなかった.

待機しているだけだけど,張りつめた空気の中にいたので,なんとなく気疲れしてしまった感じ.

これが明日も,明後日も,明々後日も続く. 

なんかゆううつで猫背になってます. にゃーおにゃお.

大谷ヨネ子さんの猫背を思い出して癒されている日曜の夜. 

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こちらが,ヨネ太郎さん.

姿勢いいです.


 

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まっしろ

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朝,窓を開けたらまっしろでした.

久しぶりに雪を見ました.

きれいです.

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@ Hotel New Otani

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土曜日のランチに,ホテル・ニューオータニに招待していただく.

ひさしぶりにJR中央線に乗る. 新宿駅で乗り換え. 相変わらずすごい人でもみくちゃにされる. おえー. 無事に中央線ホームにたどり着きそこに来ていた電車に飛び乗ったら「この電車は青梅行きです」とかいうアナウンスが聞こええてくる. 青いウメって書く「青梅」ってどこ? 反対方向です. ホテル・ニューオータニに行くには青梅じゃなくて東京に向かわなくては. 東京方面に連れて行ってくれる中央線ホームを見つけて,やっと電車に乗ることに成功. 四ッ谷駅で下車. 上智大学の前を通ってホテルへ向かう.

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最上階にある"Top of the Sky"というビュッフェ・レストランへ.

ここは回転展望レストランで,円形のお店がゆっくりと動いており,約1時間かけて一周する, お食事をしながら,東京の景色を360度の大パノラマで楽しめるのである. 回転寿司は知っていたが,回転レストランなんて生まれて初めてである. お店自体が動くなんてすごい. ビュッフェに食事を取りに行って戻ってくると,そこにあったはずのテーブルが別の場所へ移動しているのである. おもしろすぎるではないか. それにしても眺望の素晴らしさに圧倒されてしまった. いちばん上の写真はレストランから新宿方面を望む. 迎賓館の庭が大変美しかった.

前の大学の卒業生のKさんが招待してくれた. ニューオータニはKさんの職場でもある. ハワイ大学留学のためにその大学を辞めたのは4年前のことだが,今でもこうして慕ってきてくれる人がいてくれるということはとてもありがたいことで,また,何か不思議な縁のようなものを感じる. わたしよりもうんと年下のKさんだが,話をしていてKさんから学ぶことは多く,またいつも初心に返るきっかけを与えてくれる. 

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デザートを取りに行ってテーブルに戻ってくると,Kさんからのサプライズ・プレゼントが.

もうすぐお誕生日なのを覚えてくれていた.

言葉にならないくらいうれしかった.

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