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nailing for healing

いよいよ来週から秋学期が始まるということで,リサーチ・モードからインストラクション・モードへと気持ちを切り替えなければならず,ここ数日はとにかくやることが盛りだくさんでちょっと疲れ気味. それに加えて,先週末,帰宅途中に変質者に襲われるという経験をし,生まれて初めて警察を呼んだりして,精神的なショックが大きく仕事がたまっているのに気持ちが前に向かわない. 

世の中は善良な市民ばかりではないという事実に改めて気づかされる. そして,自分はどちらかというと慎重なほうなのでこういう種の事件に巻き込まれることはないと過信していたところがあったけれど,油断は禁物だということにも改めて気づかされた. 今回,帰りにOdakyu OXで買った「冷凍うどん5パック入り」が入った買い物袋で変態男の頭をガツンと殴ったので,あやうく難を逃れることができたのだけれども,「冷凍うどん5パック入り」をいつも持っているわけにはいかないので,これからは「防犯ベル」を携帯することにした. というか冷凍うどんバラバラに壊れてもたやんけ. バカ男め. おまえなんか目ェ噛んで死んでまえ!と生まれて初めて人に殺意を抱いてしまった. うどん返せばーか. というか目は噛めません. 関西で使われる言い回しでした. 

それにしても,こういう被害に遭ったときに家に帰っても誰も話す人がいないという環境は精神衛生上とてもよろしくないと思った. 「とってもこわかった」という一言を誰かと共有することができれば,恐怖で高ぶった気持ちは半分くらい軽減できたかもしれない,と思う. 自立するというのはとても難しいことだと思う. 相当強靭な精神の持ち主でないと自立なんて無理じゃないかと思う. というか,冷凍うどん5パック入りで変質者の頭を殴るなんて十分強靭ですよと言われてしまうかもしれないが. うどんバラバラに壊れてもたやんけ. 冷凍やぞ.カッチカチやぞ. おまえなんか歯ァ噛んで死んでまえ. というか歯は噛めません. 冗談はさておき,こういうときはやはり家族がいたほうがいいとしみじみ思った. しばらく恐怖で震えが止らなかった. ぶるぶる.

Nailing2_2 気持ちがすぐれないので,ちょっと気分転換に日曜日にネイルサロンに行ってきた.

 初めてフレンチ・グラデュエーションをしてもらった. 

 パープル・カラーの中央にシルバーのラメをいれてもらう. 

とってもかわいい.

きれいになった爪を見ているとちょっと気持ちが休まってきた. かわいいものきれいなもの美しいものを見ると心が休まる. 

また今週から忙しくなるのでがんばらないと.

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東京ドライブ

Sep21_005   祝日を利用してはるばる鳥取からお客さまが来られたので,一緒に東京観光ドライブをする.

 鳥取から来られたお客さまは,お友達のあきこさんのお父さまとお母さま,あきこさんの弟のせいじ君,せいじ君のガールフレンドのトモちゃん. あきこさん本人はメルボルン在住であるため本日は欠席. あきこさん本人がいないのにずうずうしくメンバーに加わっているわたくしである. というか,ずうずうしくメンバーに加わるのはこれが初めてではなく,あきこさんがいないのにずうずうしく鳥取のご実家にあそびにいったりもしているわたくしである. ご家族とはあきこさんの結婚式以来,かれこれ6年くらいお付き合いをさせていただいている. 初めてあきこさんのご家族とお会いしたのは,メルボルンのモナシュ大学のチャペルだった. そのとき,弟のせいじ君はまだ高校生だった. 結婚式用のスーツを着用していたが,靴がスニーカーだったのが印象に残っている. あれから6年,そんなせいじ君もすっかり大人になりました. 

羽田空港でみなさんと約2年ぶりの再会. あきこさんのお父さまに,「ちっとも変わっとらんガー.大学の先生の威厳がぜんぜんないガー」といきなり鳥取方言でツッコまれる. ありがとうございます. というかなんで語尾が「ガー」なんですか. 不思議に思って,しばらく鳥取から来られたみなさんの会話分析を行ってみたところ,どうやら鳥取方言では,終助詞の「ね」が「ガ」に変化するらしいことが分かった. 威厳がなくてどうもすみませんガー. 威厳をつけるべくもっとがんばりますガー. ガォー. 

羽田空港のあと,新宿(都庁見学)~渋谷(若者のファッション・チェックおよびH&M見学)~目黒(パラサイト・ミュージアム見学(せいじ君のたっての希望により))~東京タワー~海ほたる~お台場

というコースでドライブをする. 運転はせいじ君. あんたじゃないんかい. 兵庫県須磨浦自動車学院卒(学科試験は三度目で合格),ゴールドカード保持者なわたくしだが,ペーパードライバー歴が長く運転に自信がないため,本日はせいじ君に運転をおまかせすることにした. ありがとうございます.

Sep21_006  普段あまり出歩いていないこともあり,今日は東京の新しい魅力をたくさん発見できた.

 特に東京タワー. 

 わたしは東京タワーが好きである. 

 遠くにぼんやりと見える東京タワーも好きだけれど,こうして真下から見上げる東京タワーも威厳があってかっこいいと思った. そう,わたしが身につけなければならないのは,こういう威厳なのだな,たぶん. がっしりと大きく,そして力強く. どんなに新しくて洗練された建築物ができても,都を代表する建築物であり続けるこの威厳である. 

 しかし,展望台に上がるエレベーターは全面ガラス張りになっており,大変恐ろしかった. 威厳を身につけるためには,高所恐怖症を克服する必要があるのかもしれない. あきこさんのお父さまに「なんで壁の方見てるんだガー?」とまた鳥取方言でツッコミを入れられたわたくしである. 高いところこわいんだガ. ガォー.

海ほたる」からは,東京・横浜・千葉方面の夜景を360度の大パノラマで楽しむことができ,「海ほたる」などという施設が存在していたことさえ知らなかったわたくしは大きな感動を味わった. 「海ほたる」へ向かう長い長い長い海底トンネルを,誰がいつどうやって作ったのかにも大きな関心を持った. 自分が知らないところで多くの人々が国や国民のために働き,自分が知らないところで世の中は確実に進化しているのだという事実に改めて気づかされた. たまには大学の外に出て,大学とはまったく違う世界に触れることが必要だと思った. そして,たまには休日を取り,人間らしいゆっくりした時間を過ごすことが必要だと. 

Sep21_018  お台場ではこんなかわいいオブジェを発見したりした.

 シロクマさん親子が泣いていて,涙が青く光っているのである. ひゃーかわいい. 「かわいいねー」,「かわいいガー」と,せいじ君のガールフレンドのトモちゃんときゃーきゃー騒いでいると,お父さまに「こんなのどこがかわいいんだガー?」と一喝される. やっぱりそこも「ガー」なんですね. でも,こんなお父さんっていいなと思った. ガーガー言ってるけど,すごく優しいお父さん. 大好きです.

すごく楽しい一日だった. 

一緒に楽しい時間を過ごしてくれたあきこさんのお父さま,お母さま,弟のせいじ君,そしてトモちゃんにお礼を言いたい. 

楽しかったガー.

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germination

Aug22_045  お盆休みに神戸に帰省している間にベランダで育てていたアジサイを枯らしてしまいとてもざんねんに思っていたのだが,元に戻ってくれることを願って水をやり続けていたら,新しい芽が出てきた. 

 大事にしていたアジサイはだめになってしまったが,同じ場所から新しい命が誕生してくれたことに感動する. 弱り始めた自分の命を感じて新しい命を残してくれたのかもしれない.

自分の遺灰を庭に撒いてその場所から新しい命が誕生するってすてきなことだと思うと友人は言っていた. だから自分のお墓は要らないのだと.

お葬式の数日後,大学に荷物を取りに来てくれた友人のお母さんは,「だから遺灰は庭に撒こうかと思っている」と話していた. 

あれから4年が過ぎた.

いつもこの日を迎えると,お母さんはどうしているかなと考える. 娘に先立たれることがどのくらいつらいことなのか,その痛みは想像することしかできないけれど,どのくらいつらいことなのか,何となく理解ができる. そして理解ができるからこそ,お母さんの心に土足で踏み込んでいくようなことは慎まなければならないと思う. だから連絡を取ることもできないでいる. 本当に,本当に,早すぎる死だった. 

お庭に友人が残してくれた新しい生命が誕生していることを願いながら,そして友人のお母さんが新しい生命に囲まれて幸せに暮らしていることを願いながら,アジサイの新芽に水をやった.

本当にいなくなってしまうことってないんだよ,新しい命を残していくから,と友人が言っているような気がした.

だからしあわせになってほしい.

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六本木ヒルズ

Aug22_037 六本木ヒルズに行ってきた.

 そして,初めて展望台に上がってみた.

 エレベーターを降りて目に飛び込んできた景色を見ておもわず

 わーなんじゃこれーと思った. 

 地方出身者特有の反応なのかもしれない. 

目の前に広がる大パノラマに圧倒されてしまった.

なんかジグソーパズルの絵を見ているみたい. 景色を見ているというよりも「アート」を鑑賞しているという感じがした. 

ここは日本の首都なんだなと改めて思った.

Aug22_039Aug22_042展望台でTOKYO city viewのアートを鑑賞したあとは,森美術館で開催されている『アイ・ウェイウェイ展』を観てきた.

「ウェイウェイ」って王子動物園のパンダの名前かと思ったけど,現代中国アート界を代表するクリエーターの名前なのだそうだ. 王子動物園にいるのはタンタンとコウコウや. 

ウェイウェイさんの作品は,緻密に計算され作り出された角度と配置,そしてそれらが生み出すラインと空間の美しさがモチーフになっているような気がした. 上の写真に写っているのは,「1メートルの立方体テーブル」と「12の五角形と20の六角形で構成される多面体」である. この位置とこの角度から見ると,縦に並べられたテーブルが美しいラインを描いていて,なんかすーっと吸い込まれそうになった. そして向こうに見えている多面体は,五角形と六角形が織り成す緻密なラインがとても美しいと思った. この多面体は,釘を使わない中国の伝統的な組木の工法で作り出されたそうである. 釘を使わないでどうやってこんな多面体を実現したのだろう. とても不思議. ウェイウェイさんが現代中国を代表するクリエーターであることに納得してしまった. もうパンダなんて言わせないぞ. というか言ってるのはあんただけや. イェイイェーイ.

そんなウェイウェイさんは,ご自身の作品の写真撮影とブログへの掲載も認めているのだそうだ. 通常,日本の多くの美術館では,著作権保護の問題から,写真撮影は禁止されているが,「自分の作品を少しでも多くの人に知ってほしい」との願いからブログへの掲載も奨励しているのだという. 異例の試みだと思う. さすがウェイウェイさんだ. もうパンダとか言わせないぞ. やかましい. イェイイェーイ.

それにしても,たまにこういうアート展を鑑賞すると,世の中にはこんなにすごい作品を生み出す人が存在しているのだなということを発見し,純粋に感動してしまう. 渇き切った心に栄養分を与えてもらった感じがする.

六本木のつぎは,ここに行ってみたい.

http://www.pref.kagawa.jp/kanko/art/

栄養取らないと.

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halloween

Aug22_038  ハロウィンが近いので,オフィスにハロウィンの小物を飾ってみた.

 なんかかわいいこれ.

 秋めいてきてなんかさみしいきもちになることが多い今日この頃だけど,今日はさみしくないかも.

 

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北海道

Aug22_024  小樽の北一硝子で,ガラスの食器をひとつだけ買って帰ってきた.

 お花の形がとてもかわいらしい.  

 透き通るようなグリーンとライトブルーのコンビネーション,そしてさりげなく描かれた白い雪模様もすてきです. 

ここ数日ちょっと落ち込む出来事がいろいろあり気持ちがすぐれなかったので,北一さんのガラスの器を見て,北海道での楽しかった思い出にひたり元気を取り戻そうと努める.

北海道はほんとうにすてきなところだった. 

思い出の中には,北一硝子さんの工房で見かけたガラス職人さんの姿も鮮明に残っている. 数メートルはあるであろう長ーーい竿の先に飴状に溶けたガラスを巻き取り,息を吹き込みながらくるくると竿を回し,いろいろな形に仕上げてゆく. 自由自在に形を作り上げていくその過程もさることながら,熱風吹き荒れる工房の中で汗だくになって働いている職人さんの姿に心を動かされた.

その日の夜,自分がガラス職人の見習いとして工房で働いている夢を見た. ふーって息を吹き込んでいた.ふーって. しかし,息の吹き方が足りず,竿もうまく回せないわたしに向かって,女性上司が「『ふーっ』じゃだめよ!『ふっふっふーっ』ってやんなさい!」とか言ってだめだしをしていた. え?「ふーっ」じゃなくて「ふっふっふーっ」ですか? なんですかそれ. というか「ふーっ」を「ふっふっふーっ」にしたところで肺活量はあんまり変わらない気がしますけどね. というか逆にやりにくい. とかぶつぶつ言っていると,女性上司の形相が豹変し,「吹けー吹くのじゃ.回せー回すのじゃ」とそこらじゅうに響き渡る声で叫びながらムチを振り回し始めた. ピシっピシっ. というかなんでムチなのよ. そしてなんで工房にムチがあるのよ. 競走馬じゃないんですよ. ところが,その女性上司の顔をよく見ると,前の職場で上司だった先生の顔だったので,恐怖で飛び起きてしまう. きゃー. というかそれがオチなの? なにはともあれやれやれ夢でよかったと胸をなでおろす. でも「職人さん」とか「ものづくり」にはあこがれる. 小樽に移住してガラス職人の修行を始めた自分の姿を想像してみた. 根拠はないが,なんとなく教師よりも職人のほうが自分には向いている気がする. 今回買って帰ってきたようなお花の形のガラスの器を自分で作れたとしたら何てすてきなことだろうと思う. ふっふっふーっ.

Aug22_030  他に北海道の思い出として鮮明に残っているものは,Tママさんが連れて行ってくださったカフェ・アガグで食べた有機野菜ランチプレートである.

 パスタもおいしかったけれど,なんといってもこの冷製コーンスープが抜群においしかったのだ.

 「コーンスープ」だから当たり前なのだろうけれど,すごく「コーン」の味がしたのである. コーンのつぶつぶが残っていて,コーンを食べているような食感. 

本当のコーンスープってこんなに甘い味がするんだという発見をした. こんなにおいしい冷たいコーンスープをいただいたのは生まれて初めてで感動する. 

本当においしかった.

ゆっくりゆっくり味わいすぎてまだちょっと残っていたのにお皿を下げられてしまったことだけが悔やまれてならないが. 店員さんがちょっとかっこいい男の人だったからだ. 「まだ食べてますねん」という一言を発するのは相手によってはとても難しいことなのだということを悟ったわたくしである. ふっふっふーっ. ちなみに英語では"still going"っていうことをメルボルン留学中に学んだことを思い出した. かっこいい店員さんに"still going"って言えばよかったな. 欧米か. ふっふっふーっ. 

Aug22_036_2Aug22_035_3  あとは,小樽の洋菓子の老舗である「あまとう」で食べたクリームあんみつの味が忘れられない.

 さすが昭和4年創業,老舗として伝統を守りつつ,ロマンの街においしさの歴史を刻んできただけある. というかホームページの宣伝文句をそのままパクッている. というか小樽って「ロマンの街」だったのですね. 小田急ロマンスカーのロマンとは関係ないのかな. 「ロマンスカー」に乗ってたどり着いた街が「ロマンの街」だったらちょっとくどい感じがするね. というかロマンスカーに乗ってたどり着くのは小田原であって小樽じゃない. というかどうでもいいけど. それはともかく,小樽の洋菓子というと最近では「LeTAO(ルタオ)」の知名度が急上昇で,観光客は「小樽といえばLeTAOのドゥーブルフロマージュよね」なんて言ったりするけれど,昭和4年創業,老舗として伝統を守りつつロマンの街においしさの歴史を刻んできた「あまとう」の存在を忘れてもらっては困るのである. 昭和4年ですよ. ぜひとも小樽に来た際には「あまとう」に足を運んでいただき,クリームあんみつ,あるいは小樽在住の人々に昭和4年創業以来愛され続けている「マロンコロン」を味わっていただきたいと思う. というか小樽在住のN子さんが言っていたことをそのままパクっている. N子さんに会うまでは「小樽といえばやっぱりLeTAOのドゥーブルフロマージュよね」と思っていたわたくしである. LeTAOじゃなくて「あまとう」に行くことができてよかった. N子さん,ありがとうございます. パクッてごめんなさい.

北海道での楽しい思い出に浸っていると,少しずつ元気になってきた.

東京にいるのがくるしいと思うことがある. 

なのでここから離れて人と交わっていると安心する. 

でも札幌にも小樽にもそして神戸にも自分の居場所はないので,やはり自分は自分で選んだこの場所でがんばっていくしかないのだということもわかっている. 

だからがんばるしかないのだ.

ありがとう北海道.

Aug22_034 

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札幌

Sep5_001  学会出張で札幌にやって来た。

 札幌在住のTママさんとT父さん、そして小樽在住のN子さんに会うため、一日早く札幌入り。 今日は平日なのに無理を言って一緒に遊んでいただいた。

 まず、札幌の旭山記念公園へ。

 札幌市内が一望できるすばらしい眺め。 吸い込まれそうなくらい澄んだ青空。 そして、秋の気配が漂う心地よい風。 あいらぶさっぽろーと叫びたい気分。 ご自由に。 札幌最高です。

旭山記念公園のあたりは、札幌の高級住宅街が広がっているのだそうで、ここには札幌市内にある中村記念病院の中村順一院長先生のご自宅もあるのだという。 ふーんそれはすごい。 というか、中村記念病院の中村順一院長って誰やって感じですけども。 何かすごい有名人が住んでいるのかと思ったら、中村記念病院の中村順一院長の名前が出たのは想定外でした。 わたしは存じ上げないのですが、札幌では知らない人はいないのだそうです。  ということで、中村順一院長先生のご自宅はハリウッドスターの家を思わせるような華やかな外観で大変目立っていました。 表札がとても大きかったのが気になりました。 あいらぶなかむらー。 でも誰?

Sep5_019_2  中村記念病院の中村順一院長先生のご自宅を拝見した後は、小樽へ連れて行っていただく。

 小樽の運河。 

 前にここに来たときは2月の真冬だったので、このあたりは一面銀世界だった。 秋の始めの小樽運河はしっとりとしてとてもいい雰囲気。 四季折々の風情が感じられる場所。 あいらぶおたるーと叫びたい気分。 そうでっか。

夜は、庄坊番屋というお店で(昔、消防署だったから庄坊というのだそうだ)、北海道の味を堪能する。

Sep5_024  三平汁、真狩鍋、半身揚げ・・・など。 どれも初めて食べたが、とてもとても美味だった。 とくにわたしは真狩鍋のおいしさに感動した。

 北海道のじゃがいもってほくほくで甘くてほんとうにおいしい。 ほっくほくやぞ、ほっくほくやぞ。 ザブングル風やぞ。

 TママさんもN子さんもT父さんもみなさんとてもおもしろくて明るくてすてきな人たちで、今日はずっとおなかをかかえて笑っていた気がする。 すごく楽しかった。

久しぶりに、のんびりゆったりまったりした時間を過ごすことができて、もっともっと遊んでいたいと思った。 

そういえば、北海道の方言で、「のんびりゆったりする」ことを『あざましい』、「少し」のことを『ちょぺっと』って言うのだそうだ。 久しぶりにあざましい時間を過ごせてもうちょぺっと一緒に遊んでいたかった、といえばいいのだろうか。 ちがうか。 方言って難しい。

TママさんとN子さんとT父さんに会えてよかった。

Sep5_004  そして大好きなこの二人にも。

 ありがとうございます。

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千葉

Aug22_012  前期の授業で,「スターバックスのタンブラーを集めるのが趣味です」と自己紹介したのを覚えていてくれた学生さんが,

 千葉限定のタンブラーを買ってきてくれた.

 勝浦の海岸と成田空港から飛び立ったと思われる飛行機が描かれている. まさにチバって感じのデザイン. ここに,「青春の巨匠」であられる千葉県現知事が砂浜を走っている絵があったら最高だったのにと思った. オレは男だ. 

わざわざ買って来てくれた学生さんに感謝である.

学生さんの名前はヤマグチさんっていうのだが,ヤマグチさんは千葉といっても千葉の奥地に在住しているらしく,千葉から何と3時間かけて大学に通っているのだという. 「え?3時間って往復で3時間なの?」とたずねると

「いいえ,片道3時間です.ですから往復6時間かけてます」とヤマグチさん.

とおい.

というか,同じ時間で成田からハワイまで行けます.

というか,往復6時間ということは,起きてる時間の大部分を電車の中で過ごしていることになります. さぞかし電車の中では有意義な時間を過ごせることでしょう. たとえば小説を一冊読み切れそうだし,宿題なんかもちゃっちゃっと電車の中で片付けられそうです. そんな話をしつつ,6時間の通学もなかなかいいわねぇ~とかヤマグチさんに言ってみたところ,

「いいえ,電車の中では寝ています」とヤマグチさん.

ねてんのかい.

というか,電車の中で6時間も眠れたらもう帰宅してから眠らなくてもよさそうです. そんな話をヤマグチさんにしてみたところ,

「いいえ,家に帰ってもぐっすり眠ります」とヤマグチさん.

まだねるんかい.

ヤマグチさん,寝すぎです.

そんな寝すぎなヤマグチさんなのだが,千葉の奥地のご実家では,「ヤマグチさん」という苗字では呼ばれていないらしい. というのも,ヤマグチさんがお住まいの辺りでは,苗字ではなく屋号が使われているというのだ. 神戸生まれ神戸育ちのわたしは「屋号」というものに馴染みがないし,「屋号」といえば歌舞伎の世界で使われるものだと思っていたので,ヤマグチさんの衝撃発言に大変おどろく. ヤマグチさんの屋号って一体何ていうんだろう. 歌舞伎では成駒屋とか成田屋とかがありますけれども. おそるおそるたずねてみたところ,

「久左衛門(きゅうざえもん)でごわす」とヤマグチさん.

きゅ,きゅ・・・久左衛門! 

というか,「でごわす」とは言ってないけど.

それにしても,「久左衛門」ってしぶすぎです. 「ヤマグチ」より断然こっちのほうがかっこいいぜ. 

あまりに感動してしまったので,「じゃ,後期から授業では『久左衛門さん』って呼ぶことにしましょうか?」と提案してみたところ,

「やめてほしい」とヤマグチさん.

あれそうなの. かっこいいのにね. 

"ハウアーユー?ミス・キューザエモン?"とか言ってみたかった.

なんでも,ヤマグチさんは,ご近所のじいちゃんとかばあちゃんとかには「久左衛門さんとこのムスメ」って呼ばれているのだそうだ. 「ヤマグチさんとこのムスメ」と言ってもみんな「誰それ?」って顔をして分かってくれないのだという. 「久左衛門さんとこのムスメ」って何か時代劇に出てくる人みたいね. というか,この「ムスメ」っていうのもどうなのって感じがする. ヤマグチさんの下のお名前は,「結(ユイ)」ちゃんというので,屋号を使うとフルネームは「久左衛門結(きゅうざえもん・ゆい)」. というか,もうめっちゃ時代劇の名前やんか. お代官さまー. そんな時代劇みたいな世界が千葉県に存在していたなんて,ほんとうに驚いてしまった. 

日本人として日本で暮らしていても,まだまだ知らないことがたくさんあるんだなとしみじみ感じた9月最初の日.

久左衛門さん,ありがとう.

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