bear fruit
ワイルド・ストロベリーの苗をいただいたので,ベランダで育て始めた.
数日後に赤い実がなった.
とてもうれしい.
小さな赤い実がぶらさがっているその姿を見ると,おいしそうでパクリと食べてしまいたくなる. 食べるんかい. というのは冗談で,あまりにかわいらしいので眺めているだけで幸せな気持ちになれる.
横に咲いている白い小さな小花もかわいくて癒される.
花が咲き,実がなる過程というのはとてもおもしろい. ちゃんと手をかければ,実を結ぶことができるし,放っておくと実を結ぶことなく枯れてしまう. 努力を怠ると成長が止まるという点では,植物も人間も同じなのかもしれないと思う.
"bear fruit"という言葉が,「(植物が)実を結ぶ」と「(努力が)実を結ぶ」という二つの意味を持っていることにもそれが反映されている.
この頃,研究の方がうまくいっておらず,なかなか実を結ぶことができない. 4月に入ってからは授業準備と大学の雑務に忙殺され,研究の時間が十分に取れないでいる. たぶん睡眠時間を削ってでも,「研究はやらなければならない」のだろうけれど,家に帰るといつもグッタリしていて,食事を作って食べて片づけをしてお風呂に入るとだいたい1時を過ぎているのでそのまま倒れこむようにして眠ってしまう. そして朝になり,そのまま出勤という毎日. とてもまずい状態だと思う.
勤務時間の8-9割方は授業準備と授業,ライティングの添削,学生との面談に割いている. 毎日学ぶことがとても多い. 研究じゃなくて教育という面では,かなり力を入れられていると思うし,貢献もできているような気がする. が,ストレスを感じることがないわけではない. たとえば,中学生レベルの英語しか身につけずに大学に来てしまった人,あるいは,中学英語の基礎さえも十分に身につけずに大学に来てしまった人が割とたくさんいらっしゃることを発見し愕然とすることがある. そして,大学なのに大学英語じゃなくて中学英語を教えている自分を客観的に見て,わたしはなぜこんなことをしているんだろうとか思うことも正直ある. また,こんな低い学力でも大学に入れるようになった大学全入時代に対して,疑問を感じることも正直ある. できるだけ早く博士論文を完成させ,学位を取り,別の大学へ移って,英語じゃなくて専門科目を教えられるようになりたいという心の奥底にある想いが,ぶわっと湧き上がってくることもある.
しかし,今のわたしの任務は,この大学の彼らの学力を少しでも伸ばし,英語を好きになってもらい,英語を通して世の中のことを学び,視野を広げ,立派な大人になってくれるよう,彼らを導くことであることも十分分かっている.
そして,とにかく研究をして業績を出すことである.
ワイルド・ストロベリーが実を結んだように.
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コメント
> 中学英語の基礎さえも十分に身につけずに大学に来てしまった人が割とたくさんいらっしゃる
うちの大学のことかと思いました。
投稿: しらいし | 2009年6月20日 (土) 08:48
satchyさん、こんにちは。
>食べるんかい. というのは冗談で,あまりにかわいらしいので眺めているだけで幸せな気持ちになれる.
苗を株分けをし、一杯育てませんか?
ワイルド・ストロベリーって、観て可愛いし、ジャムにするとおいしいらしいです。。
投稿: nepcom | 2009年6月20日 (土) 18:11
【しらいしさん】
しらいしさん,こんにちは.
しらいしさんのところにもいらっしゃいますか.「ゆとり教育」の弊害なのでしょうか.素直でいい子たちなのですが,どうしようもなく子供で幼稚で依存心が高くて,甘えたちゃんが多いなぁと思います.
この前日本語で論証文を書かせたら,主語に「ぼく」を使っている男子学生がたくさんいて萎えました.ぼーくちゃん.
先が思いやられます.
【nepcomさん】
nepcomさん,こんにちは.
ワイルド・ストロベリー,かわいいですよね.実はもっと大きくなるのかなと期待していたんですが,大きくはならないんですね(欲張り).
ジャムにするとおいしいんですか.作ってみようかな.
ガーデニングって楽しいですね.
蒸し暑くなってきましたね.お元気でお過ごしくださいね.
投稿: satchy | 2009年6月20日 (土) 19:10