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昭和の日

今日は「昭和の日」で祝日である.

4月29日は,以前は「天皇誕生日」,または「みどりの日」と言われていたと思うが,わたしがハワイに留学している間にいつのまにか「昭和の日」と改名されていた. この改名の背景には,平成生まれな人々が増えてきた中,「昭和生まれの人々を大切にしましょう」という意味も含まれているのかもしれない. 昭和生まれの人を大切にしましょう. 明日の授業の導入はこれでいくことにした. 平成生まれな学生さんたちは非常におとなしく,あてたら真っ赤になってだまりこんでしまう人が多いのが最近の悩みであるのだが,明日は「昭和生まれの人を大事にしましょう」ということで,みなさんにどんどんしゃべってもらいたいと願うばかりである. 

そんなわけで今日は「昭和の日」で祝日なのだが,例によってやはり大学に来ている. 11月に開かれる学会のプロポーザルが明日締め切りなので,早朝からオフィスにこもって書き続けている. 実は,まだ終了していないプロジェクトなのだが,さも終わって結果が出たかのごとく,"The study examined..." とか "The findings showed that..." とか全部「過去形」で書いてしまった. 11月までまだ半年あるので,それまでにはデータ分析は終えられるはずなのだけれど. こうやって先にプロポーザルを出して自分を追い込まないと,忙しさにかまけて,全然研究をせずに一年がおしマイケルになってしまうような気がするのである. さりげなく笑いとろうとするのやめなさい. それに,開催地であるアリゾナに行ってみたいという気持ちもある. 指導教授のオルテガ先生にも会えるはずである. 「博士論文の進み具合はどうですか?」という質問が必ず来ることが想定されるので,それはそれで恐ろしいことではあるけれど. カモーン. ドンマイケル. 

Apr10_008  ということで,プロポーザルを出し終えて一区切りついたので,帰り道にスタバへ寄った. 今,夜8時.

 久しぶりにシナモンロールを注文した.

 すごくおいしかった. 

 そんな静かな昭和の日.

 

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日曜日

Apr25_004 日曜日.

 朝からお洗濯,キッチンやバスルームのお掃除などやっていると,あっという間にお昼を過ぎてしまう.

 たまっている仕事をやっつけるため,午後から近所のカフェへ出かける. 昨日は一日中雨だったけれど,今日は気持ちのいいお天気. マンション近くの通りのツツジがいつの間にか満開になっている. 赤やピンクや白のツツジが咲き乱れ,とても華やかな雰囲気. 春である.

 満開のツツジを見て,子どもの頃ツツジの花の蜜をよく吸っていたことを思い出した. 特に貧しかったわけでもないし,特にいつもお腹を空かしていたわけでもなかったのだが,ツツジを見ると反射的に花をちぎり,チューチュー吸っていたものである. そして欲張って吸いすぎると,苦い味がしてきて,オエーっとなっていたものである. やはりいつもお腹を空かしていたのかもしれない. 今の子どもたちはツツジの花の蜜を吸ったりするのだろうか. 今はツツジの蜜なんて吸わなくても,甘くておいしいものが店頭にあふれているので,きっとそんなことはしないのだろう. なんかこんなことを言っていると自分がすごく古い人間になったような気分である. そうでなくても最近は「平成生まれな人たち」に囲まれて世代ギャップを感じる毎日であるのに. 

カフェに行って,学生の書いたエッセイの採点をする. アカデミックライティングの授業は,一クラス何と40人もいる. 英語学科だと一クラス多くても20人くらいまでに押さえるのだろうけれど,ここは英語学科ではないので仕方ない. その40人のクラスを3クラスも持っているのである. これから毎週課題を出すとすると,毎週120枚のエッセイを読み,コメントとフィードバックを出さなければならない. ライティングの教育効果を調べることは,自分の研究の一環でもあるし,書かせると学生一人ひとりのことがよく分かって面白いので,大変だが時間をかける価値は十分あると思って取り組み始めたのだが,体力的にちょっときついかもしれないと思い始めた. 手書きでコメントを書いているので,40人分終えたあたりから右手がガクガク震え始めるのである. そして,80人分終えた頃には,体の右半分,腰から上のあたりに筋肉痛みたいな違和感を感じるのである. 引越しのための荷造りをしたときと同じようなけだるい疲労感. いまや英語の先生も引越し業者さんと同じレベルの激しい肉体労働を経験しなければならないということなのだろうか. というか自分が勝手にやっていることなのだけれど. 一人ひとりきちんと見てあげたいという気持ちと,体が持たないという現実と,バランスというのは本当に難しい. みなさんは効率的に授業を進めていくためにどんな工夫をされているのでしょうか.

今日は結局6時間かけて80人分のコメント書きを終えた. 残り40人分は明日の夜にでも片付けようと思う. 授業の他に,わんぱく委員会の委員に勝手に入れられてしまったり,大学院入試を受けるわんぱく学生の英語を見てやってほしいと頼まれてしまったり,なんやかんやと雑務が舞い込んできて,酸欠の金魚のごとくあっぷあっぷになっているわんぱく小僧である. わんぱく委員会とかわんぱく学生とかわんぱく小僧というのは適当に言ってみた. 

来週からはゴールデンウィークという日本固有の大型連休が始まるのだけれど,仕事がたまっていてお休みできそうにない. いつも使っている沿線は終点が有名な温泉地になっているので,下り電車にひょこっと乗って日帰りで温泉にでもつかりに行きたいと思っているのだけれど. 七里ガ浜で海を見て,その後,「珊瑚礁」にカレーを食べに行くというのもいい案だと思います. 実現するかどうかは別として計画を立てるという行為はすごく楽しくてワクワクする.

温泉と海とカレー. 

目の前ににんじんがぶら下がっていると人は頑張れるらしい. Dangling a carrot.

頑張ろう.

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90分

Dec31_066  90分授業をするというのは,ものすごくエネルギーがいることなのだと痛感している.

 1コマ終えた後には,ジョギング後のような疲労感がある. 数年前はこれほど疲れを感じることはなかったのだけれど,やはり歳なのだろうか. 今日は3コマ連続で授業があり,終わった後はさすがにグッタリして,アメーバのごとくひょろひょろぷにゃぷにゃになってしまった. ぷにー.

 そして,オフィスに戻ってきてメールをチェックすると,学生から,"Dear my teacher"という冒頭敬辞から始まるメールが届いていて,さらにグッタリしてしまう. マイティーチャー.

二週目でこんなにクタクタになっているのに,あと13週,体が持つのだろうかと心配になってしまう. ちゃんと体調管理をしなくてはいけない.

それにしても,授業そのものよりも,アイスブレーカーとしての漫談の方に学生が食いついてくるというのが,マイティーチャーとしては複雑なところではある. 

明日は1,2,5限と授業があるのだが,まだ準備が終わっていない. 自転車操業状態である. なのにブログを書いているのだが. こらマイティーチャー. 気持ちを発散させたいときにいつも目の前にはパソコンしかないという生活は何か寂しい気がする. 仕方のないことだけれど.

ハワイ島の夜空のことを思い出した.

日本人がなぜ休日になるとハワイに行きたがるのか,今はすごくよく分かる.

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再履修クラス

Apr12_014  今学期,8コマの授業を受け持つことになった.

 そのうちの1つが「再履修クラス」と呼ばれる授業で,そこには,2年生までに取っておくべき単位を何らかの事情で取ることができなかった3,4年生の人たちが集まっている.

 例年,再履修クラスは5,6名と聞いていたので,少人数で楽しくやればいいかなと気軽に構えていたのだが,教室に行くと30人くらいの学生がまっすぐ前を向いて座っていた. まるでお腹をすかして餌を待っているひな鳥みたいに. ピヨピヨ. 

お腹をすかした30人のひな鳥たちは単位が欲しくて仕方ない人たちのようだった. ほとんどが4年生で「これを落とすと卒業できません.何とかしてください」とか言っている. 切羽詰っていることが伝わってきた. 「再履修」になった理由が知りたかったので,「再履修とは『フタタビ履修する』という意味ですが,君たちが『フタタビ履修する』に至った理由は一体何だったのですか?」と質問してみた. すると,4年生のひな鳥たちは一瞬目を細めて,「なんちゅうこと聞くんじゃい」とも言いたげな表情を見せていたが,「出席が足りなかった」,「病気で大学に出てこられなくなった」,「海外に行っていた」などという理由をポツリポツリと話し始めた. なるほど. 再履修というと,「サボっていた人が取らされる」というようなイメージがあるけれど,理由は様々なのだということが分かった. それにしても,午前中に1年生を教えた後で,再履修クラスの4年生の学生を見ると,みんなすごくオッサンに見えてしまう. それも怠惰なオッサンである. 1年生のあのキラキラしたフレッシュさはいつどのようなタイミングで失われていくのだろうか. 

「フタタビ履修するに至った理由」をたずねた後,4年生のひな鳥たちに簡単なアンケートとニーズ調査を行った. 授業の方向性や改善に役立てるためのもので,これまでの英語学習法,自己評価,到達目標,授業に求めることなどを書いてもらった. ニーズ調査というのは語学の授業を組み立てるときに最も大事なものなので,最後の「授業に求めること」に対する学生の回答は特に興味があったし,一人ひとりの学生がどんなことに興味を持っているのか知る意味でも(例えば,ビジネス文書を書く練習をしたいとかメールを書く練習をしたいとか),回答がとても楽しみだった.

しかし,用紙を回収し,「この授業に求めることは?」の欄を見ると,期待はずれな回答が書かれていた. 「単位ください」とか「テスト簡単にしてください」とか書いている. 確かに「ニーズ」ですけれども,そういう「ニーズ」を期待していたわけじゃないんですよね. さらに具体的なものになると,「90分フルに授業するときついので,早めに終わっていただけると助かります」なんていうニーズもあったりした. なんじゃそれ. 「~いただけると助かります」という表現で終わるこの文章は文法的には何の間違いもないし,謙譲語も正しく使えているのだけど,何かがおかしい気がするし,なんかイラッとするのだ. 「90分フルに授業するときついので」っておまえが言うなって感じだ.

そんなひな鳥たちだったのだが,宿題として自己紹介文を英語で書き,日曜までにメールで送るよう指示をしたところ,非常に真面目に取り組んだことが伝わってくる文章が送られてきた. こちらが求めていたこと以上のことをたくさん書いてくれている. 書かせてみてよかったと思った. 書かせるとその人の考えや人柄なんかが見えてくるのでとてもおもしろい. 

ひな鳥たちが成長し自立して飛び立っていけるよう,わたしも頑張らなければと思った. 

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オフィスで

忙しい.

特に仕事が多いとか締め切りに追われているとかいうわけではないのだけれど,「忙しい」と感じてしまう.

ひとつひとつのことに時間がかかりすぎているのかもしれない.

もっと要領よく賢くやりくりしなくてはと思う.

明日は,あるクラスで「アメリカの文化と学生生活」と称して,わたしのハワイでの学生生活について90分間×2コマ話さなければならない. 初回の授業なのでオリエンテーションもかねて…ということで昨日突然上からのオファーがあった. というか授業は明日ですよ. 困りました. それに,わたしのハワイでの学生生活は「アメリカの文化と学生生活」というタイトルでくくってもよいものなのだろうかと思ってしまう. 一日のほとんどを図書館で過ごしていたし,そうでなければスタバに行っていたし. 困りました. まぁ,帰国前のオアフ島一周旅行のときにノースショアで取った海亀の写真でもスライドで見せましょうかね. というか,どこがアメリカの文化と学生生活やねん. と,学生たちからツッコミをいれられそうですが. 海亀で悪かったですね. 

でも,ハワイでデジカメを持ち歩く習慣ができたおかげで,3年間で撮影した写真のストックを改めて見直してみると,意外とおもしろい写真がゴロゴロと出てきた. これを組み合わせて,うまいことアメリカの文化と学生生活に仕立ててやろう. くくく. というか,これからパワーポイントを作るのですが. 今,20時ですよ. まだ大学にいるのだが帰れるのだろうか. というか,ブログを書いているのだが. おーい.

Apr12_011_2  そんなわけでこの頃は,家に寝に帰っているような生活で,一日のほとんどを大学で過ごしているので,家に置いていたお花や植物をこちらにお引越しさせることにした.

 ビオラの花は,花の研究をしている学生が育てたもので,大学で50円で販売されていた. 他にも,この大学では学生が育てたいろいろなお花が市場価格よりもうんと安いお値段で販売されている. すごく楽しい. ビオラ一鉢50円って小田急フローリストではまずありえないと思う. ビオラってスミレみたいでかわいい.

ビオラの花言葉は「誠実」なのだそうだ. 「誠実」という言葉の響きが好きだ. 世の中に誠実な男性っているのだろうか?というのが昨今折に触れ考えるテーマである.

Apr12_006  事務所の方に湯沸しポットをいただいたので,オフィスでお茶を飲めるようにした. 家からピーターラビットのマグカップを持ってきて,大学の最寄の駅前にあるAfternoon Teaでコースターを買った. Afternoon Teaというのはなぜあんなに女性を魅了する雑貨ばかり置いているのだろうか. ビオラの横の白い時計も,コースターと一緒に買った. かわいいものに包まれていると心が安らぐし,仕事もはかどる(ような気がする).

 これからちょっとコーヒーを飲んで,仕事の続きです.

 

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本当の姿

Apr10_011  4月も二週目が終わろうとしている.

 窓際に置いていた「幸運を呼ぶ四つ葉のクローバー」たちも,春の明るい日差しをたっぷり浴びてメキメキと成長し,今では鉢からあふれるくらいの,まるでジャングルのような茂りっぷりになっている. 買ってきた当初は,背丈も葉も小さくて可憐な感じだったのだけれど(3月20日のエントリー),今では,背丈も葉も倍ぐらいのサイズになっている. 元気に育ってくれるのはうれしいのだけれど,あまりに急速に巨大化したので不思議に思って調べてみたところ,花屋さんで売られている植物は,その姿を可憐で美しく見せるために,丈が大きくならないようにする矮化剤を与えられていることが分かった. どうりで家に持って帰ったとたん大きくなるわけである. クローバーはもともと道端でも元気に育つ強い植物だし,この出窓は日当りもよい. さらに,このクローバーたちは我が家にやって来たとたんに矮化剤じゃなくて「活力剤」を与えられたのである. どうりでジャングルみたいになるわけである. 最近は,四つ葉どころか,五つ葉や六つ葉のものまで現われる勢いである. というか,どんだけ活力つけてるねん. 君は四つ葉じゃないのかい. ここまで活力をつけられたら,幸運もやって来そうにありません. 3月20日頃は可憐でかわいかった四つ葉のクローバー. 今ではジャングルのような茂りっぷりの四つ葉のクローバー(五つ葉,六つ葉もあり). 活力剤をやめたら,背丈は縮み始めるのだろうか. それも変な話である. メルモちゃんじゃあるまいし. 赤いキャンディ青いキャンディ知ってるかい? というか,また言うことが古いね. いずれにしても,一体どのクローバーが本当の姿なのだろうか. 

春になると元気になるのはクローバーだけではない. 春は,人々の心も浮き足立つ季節である. 寒い冬から解放されて緊張の糸がほどけるように. 今週は仕事が忙しくて帰りが23時くらいになってしまうことが多かったのだが,帰宅途中,数メートル先を歩いていた50歳代くらいのスーツ姿の男性が,角を曲がったところでこちらを向いて立っていた. 何か様子が変だと思ったら,下半身を露出していた. わー. 一瞬心臓が止りそうになるくらいびっくりしたけれど,相手はただの「露出している男」にすぎないわけで,何も害を加えたりはしないようだったので,無視してそのまま通り過ぎた. それに,こちらにはハイヒールという武器があるわけだし. 武器って. それにしても,春になると現われる下半身を露出する男性は,一体どういう心理状態でこのような行動に走るのだろうか. こういうときの,男性の欲望とか心理といったものが,わたしには全く理解できない. それに,この男性もおそらく帰宅途中だったということを考えると,下半身露出という行為に及んだ現場からそう遠くない場所に自宅があるのだろうし,そこには奥さんや子どもさんもいるはずなのである. さらに,50歳代という年齢からいって,会社ではもしかすると管理職クラスの地位にある人かもしれないのである. 家庭では優しい夫,そしてパパ,会社では優秀な管理職,でも夜道では下半身を露出する変態おやじ. 一体どれがこの男性の本当の姿なのだろうか. 

Apr10_006

 昨日は,学科の先生方が歓迎会を開いてくださった. 自分の「歓迎会」を開いていただくということ,そして,大人数の中で自分だけが主役になるイベントというのが,本当に久しぶりだったので,ものすごくうれしかった. わたしは,この大学で理科系の学科に所属し,理科系の学生向けの英語学術論文の授業を担当するのだが,学科の性質上,周りの先生方のほとんどが理科系の研究者である. わたしは文系なので,こういう環境で仕事をするのは初めての経験である. なので,若干文化が異なるところもあるけれど,分野の異なる先生方とお話ができるのはとても楽しいし,学ぶことが多く視野が広がる. 花の研究をしている先生と仲良くなって,先生の研究室の学生が育てている花を見せてもらった. 先生は,春だけに咲く花を冬とか秋にも咲かせるための研究をしているとおっしゃっていた. たとえば真冬にチューリップを開かせるとか. 花にとっては迷惑な話かもしれないなと思ったけれど(「春だけでいいやんか!」とか思わないのかな),なかなかおもしろい研究テーマだと思った. わたしも,四つ葉のクローバーを小さすぎず大きすぎずちょうどいいサイズに保つ研究をしたいと思ったりした. 歓迎会はとても楽しくて,一次会のあと二次会にも参加した. とても久しぶりに,「終電」というものに乗った. こんなに遅くまで社交の場に参加したのも本当に久しぶりである. ハワイでは集団への献身を拒絶しがちだったわたしだが,今は集団へ溶け込もうとする努力ができているような気がする. ハワイでは自分は無価値な人間だと感じることがあったけれど,今は自分は何もできないわけじゃないし,何かができるかもしれないと思える. 本当の姿なんてもしかしたらないのかもしれない. ちょっと勇気を出せば簡単にひっくり返せるし,ちょっと手を抜けばまた簡単にひっくり返る. すべて自分次第でどんなふうにもなる. 今日からでも変われる. 人生は自分探しの旅という言葉の意味がようやく理解できてきたような気がする.

明日からいよいよ授業が始まる.

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cherry blossoms in full swing

Apr3_001 4月6日,

 東京は桜が満開となった.

 桜を見るのは3年ぶりなので,とてもうれしい. 

 桜が咲く四月に新年度が始まる,という日本の暦は素晴らしいと思う. 人々の新しい門出を桜が祝福しているように見えるし,その淡いピンク色の花びらが人々の心を穏やかに,そして優しい気持ちにしてくれる.

ハワイの新年度は8月で,大学の入学式も8月に行われるのだけれど,ヤシの木やハイビスカスには桜に相当するような情緒が感じられなかった. というか,ヤシの木もハイビスカスも一年中咲いていますし. 四季のある国というのは,人々の高次の情緒を育てるのだと思う. 日本に帰ってこれてうれしいと改めて思った.

入学式では,これから授業を受け持つことになる新・一年生と対面した.

初々しくて,まぶしいくらいだった.

みなさん平成生まれなのだそうだ. ひゃー.

学生証を配布するときに,生年月日を見て愕然としてしまった. 1990年と書いてある. ひゃー. 1990年といえば自分にとってはついこの間のことのような気がして仕方がない. しかし,あのときにこの世に誕生した赤ちゃんがもう大学生になってしまったのだと知ると,改めてその月日の長さと重みを感じてしまうのであった. 

そして,入学式に参列されたご父兄の方々に,18年間ここまでお子様を育てられ本当にご苦労様でしたと声をかけたくなるとともに,観葉植物とメダカしか育てたことのないわたしとしては,18年間一人の人間を教育し育て上げたというご父兄の実績を心から称えたい気持ちになった. 本当に素晴らしい. 観葉植物とメダカに比べたら人間を育てるというのはどれほど大変なことなのだろうと思う. 当たり前や. 人を育てるという経験をしなければ女性は一人前になれないような気がする今日この頃. 

Apr3_010  来週からは授業が始まる. 

 今は準備期間で余裕があるはずなのだが,それでも朝9時から夜9時頃までずっと仕事をしているので,授業が始まるとどうなってしまうのだろうかとやや不安である. こちらに引っ越してきてから,「おうちコープ」というコープさんの宅配を利用していて,毎週末に食材が届くのでお料理も楽しんでいるのだが,夜10時頃に帰って来てお料理をしているとさすがに疲れてきてお料理の途中で眠ってしまいそうになることがある. 料理中に居眠りかい. 「両立」というのは本当に難しいと思う. 

先週,届いた「春キャベツ」がとてもおいしかった. 

四季のある日本では,お野菜もおいしい. 冬の間,野菜は寒さから自らの組織を守るために糖分を増加させる性質があるのだそうだ. 寒さに耐えるためビタミンなどの栄養分も備えていく. 何でも奥が深い.

忙しいけれど,いろいろ楽しみたいと思う. 

春ですし.

 

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the first day

初出勤の日.

辞令交付式から始まり,新規採用教職員研修(教育理念,倫理綱領,各種事務手続きの方法についての説明など),そして,夕方から懇親会.

すべてが新鮮で充実していた.

懇親会もいろいろな先生とお話ができて楽しかった. 謙虚で温かくて人の話にちゃんと耳を傾けてくださる方ばかりで安心した.

懇親会がこんなに楽しかったのは本当に久しぶりだ. 

Apr1_001  辞令交付式の前に,自分のオフィスを掃除した. 

 眺めの良い窓際に偉そうに構えているデスクとチェア. まるで重役席みたいだ. なんか自分には似合っていない. その不釣合いさは,素敵な南欧風ベッドの上で煮干しの夢でも見ながらガーガー眠っているノラネコに相当する. ノラネコかい. わたしは煮干しの夢は見たことないですけどね. にゃお.

 ぞうきんで磨いてピカピカになった重役デスクは,さらに偉そうに見えた.

この偉そうな重役デスクに座るにふさわしい実績を出さなくてはと思った.

                

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