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departure

Jan31_008 引越し.

 新天地での仕事が決まった.

 こちらの大学院の博士課程では,A.B.D.の資格を取るとフィールドに出ることが求められる. 

 ハワイ大学に残ってティーチング・アシスタントをしながら論文を書くという方法もあったけれど,

財政面,年齢,今後のキャリア,いろいろな事情を考えて,他の大学でフルタイムで仕事をすることに決めた. 

何よりも財政面は大きい. これまで働いて貯めたお金は自分への投資に使ってしまったので,はっきり言ってわたしは貧乏である. これからは馬車馬のように働かなければならない. 働けー働くのじゃ. 

そして,社会に貢献しなければならない. 留学のスポンサーになってくださったフルブライト・プログラムの期待に応えられるような仕事をしなければならない. 

昨年の夏から就職活動を開始した. まだA.B.D.で学位を取っていないこと,大学教育の経験が少ないことなどから,厳しい現実に直面した. が,幸いなことに,3年以内にPh.D.を取ることを条件に,雇ってくださる大学が見つかった. 

1997年くらいから3年に一度のペースで引越しをしていて,これが4度目の引越しになる.

たった一人の引越しでも,引越し作業というのは肉体労働であり,一日作業をしていると,体がクタクタになる. できれば,もう引越しなんかしたくないと思う.  

が,今回の引越しは,さすがに慣れてきたのか,いつもよりも要領よく荷造りを進めることができた. 軍手をはめ,どの箱も重量が等しくなるよう詰めるものを分別し,無駄なスペースが出ないよう荷物をひとつひとつ丁寧に詰めていく. その作業を楽しむことができた. 引越業者さんもびっくりの手際の良さで. 軍手姿も思いのほか似合っていた. 軍手だぜ. そのうち,飛脚マークと青と白のストライプのシャツを着て台車を押しながらその辺を走っているかもしれない. 佐川急便かい. 

肉体労働に伴うストレスも,今回はあまりたまらなかった. 前向きな引越し作業. こういう渡り鳥のような生活がデフォルトになってきたので,他のオプションと比べて動揺したり,焦ったり,また悲観的になったりということがなくなったのかもしれない. 新天地での仕事も引越しも誰かに強制されたわけではなく,自分で選んだわけであるし. そのことに責任を取らなければならないのは自分自身であるわけだし.

Jan31_011 春からまた新しい場所で生活することになる.

 不安は大きい.

 でも,楽しみでもある.

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ガラクタカタログ

Dec3_001 通販カタログが送られてきた.

 "Sky Mall"というカタログである.

 アメリカ系某航空会社の飛行機の座席前ポケットに入っているあのカタログである.

 この"Sky Mall"は,大変興味深い通販カタログである.

興味深いといっても,素敵な商品があるからとかお買い得な商品があるからとかいう理由ではない. 一体誰が買うのでしょうかと問いかけたくなるようなガラクタ商品のオンパレードに一人ツッコミをいれることがこの通販カタログの醍醐味なのである.

パラパラとページをめくっていくと,庭に置くオブジェ,犬用のシートベルト,ハンモック,枕,トースター...とありとあらゆる商品が並んでいる. が,どれも使い勝手がよくなさそうで,よくもまぁここまでガラクタばかりそろえたものだと感心してしまう. ビジネスマンの方は,勢いで買って帰って奥さんに激怒されること請け合いです. 

Dec3_003  たとえば,庭に置くオブジェのコーナーには,こんな商品が掲載されている.

 オブジェといっても,ロダンの「考える人」とかパリの「エッフェル塔」といった洒落た感じのオブジェではない.

 「巨大ゴリラ」のオブジェなのである.

これはすごい.

体と腕のこの微妙な傾き. そして目線. 「なんでんねん,急いでまんねん」という看板とともに天王寺動物園入口あたりに飾ると,関西人には大うけされるであろうオリジナリティあふれる作品である.

というか,お友達の家に遊びに行って庭にこんなオブジェがあったら,びっくりして腰を抜かしてしまいそうです. 

こんなオブジェを購入する人はいるのでしょうか.

奥さんは間違いなく激怒だ.

Dec5_007  続いて紹介するのは,仮眠用の枕である.

 仮眠用の枕といってもただの枕ではない.

 普段はぺったんこなのだが(写真下),膨らますと巨大な立方三角形に変身し,その側面に顔を当てる形で眠るのだそうだ. 座ったまま眠りたいときに最適の枕となっている. 

これはすごい.

機内の狭い座席でも,この枕があれば,首や肩を痛めずに快適に眠ることができそうだ.

しかし,通路側の席の人がこんな巨大な立方三角形枕で熟睡し始めたら,窓側の席の人は大迷惑である. 道がふさがれてトイレに行けない. というか,機内の乗客がみんなこんな枕で熟睡し始めたら,一体どうしたんだみんな,何があったんだみんなって大きな声で呼びかけてしまうと思う. 不思議な空間だ. というか,枕でかい.

普通にシートにもたれて眠ればよいと思います.

Dec5_012  お次の商品は,デラックス・ハンモックである.

 ハンモックが出てくるあたりが,いかにもアメリカの通販カタログという感じがする. アメリカ人はなぜハンモックが好きなのだろうか.

 しかし,これはただのハンモックではない.

 二人用のデラックス・ハンモックなのである. デラックスー. 

これはすごい.

ハンモックなのだが,ほとんど地面についてしまっているところがすごい.

そして,このアメリカ人男性モデルの嬉しそうな表情. この脚の伸ばし具合. どうだいデラックスだぜって言ってる感じがする. 地面についてるけど. 

別に地面に座っても変わりないと思います.

Dec5_015

 ハンモックの次は,ホットドッグ・クッカーである.

 ホットドッグ・クッカーが商品として出てくるあたりが,いかにもアメリカの通販カタログという感じがする. アメリカ人はなぜホットドッグが好きなのだろうか.

 従来なら,普通のオーブン・トースターで,パンとソーセージを別々に焼くところを,このホットドッグ・クッカーは,パンもソーセージも同時に焼けるという非常に便利な商品となっている.

これはすごい.

とりあえず,パンもソーセージも同時に放り込んでしまえー,そして焼いてしまえーという手軽さがすばらしい. 焼きあがるとチーンと音がして,パンとソーセージがポンッと出てくるらしい. 勢いあまってソーセージが空中に飛び出してきたら,愉快な朝を迎えられそうだ. でも,奥さんはソーセージが飛び出してきたやんかと激怒することだろう. 訳が分からない.

それにしても,ソーセージとパンを焼く温度と時間は全く同じでよいのかというところが気になるところではある. ソーセージをちょうどいい具合に焼き上がる頃にはパンが真っ黒こげになっていそうな気がする. ホットドッグっていうけどホットすぎるやんかと奥さんは激怒することだろう. 訳が分からない.

別に普通のトースターで焼けばいいと思います.

Dec5_017  トリを飾りますのは,学習用世界地図である.

 ショッピングカタログに学習用世界地図が出てくるあたりが,さすがグローバル・アメリカという感じがする. 

 しかし,世界地図といっても,この世界地図は,普通の世界地図とはわけが違う. 

 世界一大きな世界地図なのだ.

これはすごい.

お父さんが指差している南アメリカが,娘さんの背丈と同じくらいのサイズで描かれている. 世界の広さを身をもって体感できそうである. 

しかし,「パパ,北極はどこ?」という質問が娘さんから出たら,お父さんはちょっと大変かもしれない. 背が届かない可能性があるので,中学校の体力検査でやった垂直跳びのごとく,勢いよく跳び上がる必要があるかもしれない. ジャンプだぜ. 体を張って地理教育. お父さんも大変である. 

というか,こんな大きな世界地図を家のどこに貼るのでしょうか.

と奥さんは激怒するに違いない.

普通の世界地図でいいと思います.

ガラクタカタログ"Sky Mall"の商品の一部について紹介させていただいた.

商品企画としては失敗しているように見えるのだが,そこには,日本人にはないアメリカ人独自の発想がかいま見れる. 一見の価値あるカタログだと思う. 

というか,このカタログが家に送られてきたのは,過去にこのカタログでお買い物をしたことがあり,顧客リストに名前が掲載されているからであろう. 何だ,買ってるじゃないか. 

勢いで買ってしまったのだが,使ってみるとその商品もガラクタであることが判明した. 奥さんがいたら激怒されているところだった. 今は反省している. 空の上でのお買い物は,気持ちも浮き立っているのでガラクタがガラクタに見えなくなる危険がある. 気をつけなければならない. 

長い.

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usher in a new era of peace

オバマ新大統領の就任演説を聴いた.

使われる言葉ひとつひとつが深く美しく,

聴いている側の心に響くレトリックにあふれた演説だったと思う.

中でも,

"usher in a new era of peace(新たな平和な時代の到来を告げる)"という言葉,そして,この言葉で締めくくられる次のパラグラフが心に残った.

"For we know that our patchwork heritage is a strength, not a weakness. We are a nation of Christians and Muslims, Jews and Hindus -- and nonbelievers. We are shaped by every language and culture, drawn from every end of this Earth; and because we have tasted the bitter swill of civil war and segregation, and emerged from that dark chapter stronger and more united, we cannot help but believe that the old hatreds shall someday pass; that the lines of tribe shall soon dissolve; that as the world grows smaller, our common humanity shall reveal itself; and that America must play its role in ushering in a new era of peace."

「我々の多様な出自は,強みであって弱みではありません.我々は,キリスト教徒,イスラム教徒,ユダヤ教徒,ヒンズー教徒,そして無神論者から成る国です.地球上の全ての文化と言語が,我々の国を形成しているのです.我々は,南北戦争と人種差別という苦い経験をしてきました.しかし,その暗い歴史の一章を経て,我々はより強く,絆はより深くなったのです.かつての憎しみは過ぎ去り,人種を隔てる壁が消えてなくなることを確信せずにはいられません.世界はより小さくなり,そして人類愛が姿を現してくる.アメリカは,その世界において,新たな平和の時代をもたらす役割を果たさなくてはならないのです」

英語の専門家でも政治の専門家でもないので,あまり偉そうなことは言えないのだけれど,

オバマ大統領の演説は,「この人についていけば大丈夫」という希望,そして,「自分も統一体の一員なのだ」という自覚を,国民に認識させる説得力があったと思う.

Mar28_001_2  写真は,昨年,アメリカの"The View"というトーク番組に出演していたオバマ氏.

 この番組でも心に響くようないいお話をされていた.

 中でも,

 若いアメリカ人男性に向けて,"You must choose a wife who is superior to you.(将来の奥さんは,自分より賢い人を選びなさい)"と言われたのが印象的だった.

政治とは何も関係がない言葉なのだが,こういうことを公の場で言えるオバマ氏のことを,偉いなと思った. 自分が仕事に専念できる環境があるのは奥さんの支えがあるからこそだというのは忘れてしまいがちなことのような気がするけれど,それはとても大切なことで,その大切な意味合いがこの言葉に含まれていると思った.

このように,多くの人が忘れてしまいがちな,あるいは忘れてしまっていたことの大切さを再認識する場面が,これからオバマ新大統領によって何度となくもたらされるような気がする.

"usher in a new era of peace(新たな平和な時代の到来を告げる)"が実現し,アメリカが良い国に変わればよいと思う. 

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2009春学期スタート

Jan1_002  2009春学期がスタートした.

 IRBから研究の許可が降り,正式にA.B.D.になれたので,

 今学期は,"Dissertation 800"というコースに登録し,博士論文研究のためのデータ収集に入る.

 教育効果を調べるため,一年かけてデータを収集し,その後,分析・執筆に入る. 

研究のために授業をするということにならないよう,授業の本来の目的を忘れず,"teacher-researcher"の立場で教育研究をバランスよく進めていきたい.

長い道のりのいよいよ後半戦が始まった.

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Aloha Tower Pier

Dec24_031_3  アロハタワー.

 ホノルル港のシンボル的建物である.

 タワーの高さは約185フフィート(55メートル).

 低い.

 が,1926年完成当時は,ハワイ一の高さを誇っていたのだそうだ.

夕暮れ時のアロハタワーは,明るくて元気なハワイのイメージとは一味違う,静かで少し物悲しげな雰囲気を醸し出していた.

物悲しげな雰囲気は,辺りに人がおらず閑散としていたせいもある.

かつてはホノルル港のシンボル的存在であったアロハタワーも,今では訪れる人も少なくなっているらしい. 

アロハタワー近くのモールに行ってもやはり人はいなかった. 5時を過ぎていたのでお店はほとんど閉まっていたが,人が来たのがめずらしかったのか,「せっかく来たんだからちょっと見ていけ」とか言ってわざわざ鍵を開けてくれる店もあった. おおらかなモールである. というか,それならもう少し頑張って6時まで営業すればよいのではと思ったりもした. 5時は早い. もう少し頑張れ.

モールの中にあるビュッフェのお店で食事をした. 和食,洋食,中華,デザート何でもそろっていて,わーごちそうーと思う. お寿司をたくさん食べた. 飲み物は熱い緑茶を頼む. 日本人ですね. 

隣のテーブルに座っていたアメリカ人夫婦の山盛りてんこ盛りのお皿を見て,ビュッフェというのは,量を沢山食べるアメリカ人向けの食事なのだと改めて気づく. まさにヴァイキングである. このヴァってのがポイントです. よく分かりませんが. 豪快に盛り付けられたそのアメリカ人夫婦のお皿を見て,小学生のとき,新年の抱負を川柳で詠う宿題で,食べるのが好きなクワバラ君という男の子が作った「食いしん坊」というタイトルの川柳を思い出した.

食べまくる 食べて 食べて 食べまくる   

と,ぜんぜん五・七・五になってないのだが,この「食いしん坊」という川柳は,当時のクワバラ君の新年の抱負にとどまらず,アメリカ人の豪快な食べっぷりを絶妙な音数律で歌った川柳として高く評価されよう. クワバラー.

Dec24_026

 ホノルル湾に沈む夕日.

 ワイキキの海に沈む夕日とは一味違うノスタルジックな雰囲気を醸し出していた.

 美しい夕日を見ながら,今年はいい年にしたいと思った.

 そこで,2009年の抱負は,クワバラ作の川柳「食いしん坊」から,

食べまくる 食べて 食べて 食べまくる 

でいこうと思った. もちろん,食べ放題の店で食べまくるという意味ではなく,新しいことに積極的に挑み,貪欲に吸収し,視野を広げていくという意味でである. ぜんぜん五・七・五になってないのだが.

たくさん食べて吸収して深みのある人間になりたい.

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Honu

Jan6_040_3  ホヌ(honu).

 ハワイ語で「海亀」のことをいう.

 ハワイの人々は,昔から,ホヌを神聖な生き物として大切に守ってきた.

 現在も,海に入る人々の守り神とされ,大切に扱われている.

そのホヌと出会える海岸がある. ノースショアのラニアケアビーチというところである.

お天気のいい日は,甲羅干しをしにこの海岸に上がってくるのだという.

日によっては見られないこともあるらしいのだが,

今日は...

Jan6_038  いた!

 自然界に生きる本物の海亀を,生まれて初めてこんなに近くで見れて,純粋に感動する.

 これまで水族館以外の場所で海亀を見たことがなかった.

 生まれて初めて目にした海亀さんは,

つかれたーーくたくたじゃーー

という感じでぐったりしておられるように見えたけれど,

こうやって甲羅を干しておられるのですね.

昔,理科の時間に,変温動物は体温を一定に保つことができないので,体温を上昇させ活動できる温度に調節するために,日光浴をすると習ったことを思い出した. 

この甲羅干しがそのことなのかと改めて学んだ気がした.

校外学習にやって来たような気持ちになった.

周りにいた子どもたちも目をキラキラさせて甲羅干しをする海亀をじっと見つめていた. 

きっとこの子どもたちにとって,この浜辺で海亀を見たことは,一生の思い出になるのだと思う.

幼い時期にこうした自然の生き物に触れることは,発達の面でもとても大切なことのように思う.

ハワイの自然が人間教育に貢献する役割は大きいと思った.

大人であるわたしも学ばせてもらった.

大学の中にいるだけでは気がつかなかったハワイの良いところを今回の旅で知ることができた.

ハワイが好きになってきた.

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North Shore

Jan6_021Jan6_009ノース・ショアのハレイワ・ビーチにやって来た.

ハレイワ・ビーチはサーフィンの聖地なのだそうだ.

冬の今の時期は波が高く,サーファーたちの人気スポットになっているらしい.

今日もサーフィンに最適のいい波が来ていた.

というか,最適とか分かるんかい.

サーファーが軽やかに波に乗る姿がとても美しいと思った.

Jan6_029Jan6_031

ランチに,ハレイワのKUA`AINA でハンバーガーを食べた.

指導教授のOrtega先生の名前のバーガーがあって驚きの叫び声をあげそうになる. その名も"Ortega Burger"である. 別に叫ばなくてもいいのだが. 

オルテガ・バーガーというのは,何だか強そうなネーミングだと思った. 食べたらメキメキ力がわいてきそうな感じがする. 

調べたところ,オルテガというのは唐辛子の一種なのだそうだ. ピリッとパンチの効いた辛さが,オルテガ・バーガーの特徴らしい. 先生の名前は唐辛子から来ていたのかと知り,妙に納得してしまった. カモーン.

先生には悪いが,オルテガ・バーガーは頼まず,アボガド・バーガーを注文した. 別に悪いとか思わなくていいのだが. 

スモール・サイズを頼んだのだが,手の平くらいある大きなバーガーの上に,分厚いハンバーグと丸一個分くらいのアボガドがドカーンと乗って運ばれてきて,驚きの叫び声をあげそうになる. 別に叫ばなくていいのだが. 写真を撮ろうとしたら,アボガドが大きすぎてアボガドしか写らないので写真はあきらめることにした. 

というか,これスモールちゃうやんと思った.

その後も大変だった.

サイズが大きすぎて,一口カプリとやってもパンからはみ出したレタスしかかじることができない. 奥のハンバーグとアボガドのところまで何とか到達したい. そのために,頑張って大口をあけ,ガブリと豪快にかじってみる. すると,バーガー全体に力が加わって,アボガドがはみだしてくるわ,ケチャップがこぼれてTシャツが真っ赤になるわで,上手に食べることができない. 何なのだこれは. どうやって食べろというのだ. 

というか,アボガド丸々一個入れるなやーと思った.

しかし,KUA`AINAのアボガド・バーガー,食べるのには苦労するのだが,味は抜群においしかった. ハンバーグのこね具合と焼き加減がなかなかよろしい. これらの調整を間違えるとカチカチの固いハンバーグになってしまうのだが,ここのハンバーグはふわっとしていてジューシーでおいしかった. ハワイ産のアボガドもクリーミーでまろやかでおいしかった.

また食べたい. 

でもサイズは小さめで.

アボガドも丸々一個放り込まないで.

サーフィンの聖地であるハレイワ・ビーチに行ったり,KUA`AINAでハンバーガーを食べたり,ハワイらしいことをしている気がした.

大学の外に出ると,ハワイは楽しいことであふれていると思った.

楽しくなってきた.

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この木なんの木

Jan6_002 ハワイに来てずっと訪れてみたいと思っていた場所があった.

 モアナルア・ガーデン(Moanalua Garden)である.

 この公園は,日本の日立のCMでおなじみの「この木なんの木」がある場所として知られている.

 この木なんの木気になる木,名前も知らない木ですから,名前も知らない木になるでしょう.

と歌われているが,

そんな中途半端なことではいけない.

この木は,「モンキーポッド」という名前の木なのである.

Jan6_005 ハワイでは,横に枝が伸びる背丈の低い木(熱帯性低木)が多いが,「モンキー・ポッド」はそれを代表する種の木で,ハワイのあちこちで似たような木を観察することができる.

 したがって,モアナルア・ガーデンにある「モンキーポッド」もハワイの地元の人にとっては,ただの木にすぎず,わざわざこの木を見るためにこの場所にやってくるようなことはしない.

見に来るのは日本人だけということになっている.

わたしも観光客気分でたくさん写真を撮った. 

つい浮かれてピースなどをしてしまった. ピースかい. 

この木なんの木気になる木を見ることができてうれしい.

まだ旅はつづく.

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Back in Oahu

Jan2_009 ホノルルに戻ってきた.

 夕方,お友達と会って,ワイキキビーチを散歩する.

 先学期は忙しくてマノアに引きこもり状態だったので,久しぶりのワイキキビーチである.

 いつもマノアの部屋から見ていたダイヤモンド・ヘッドがこんなに近くに見える.

近くて遠いワイキキ.

同じハワイでも,ここは,日常とは別の空間が広がっている.

お友達に会うのも,9月以来で話がはずむ.

ビーチ沿いを散歩していたこともあって,水泳の話などで盛り上がる.

水泳は得意ですかとお友達にたずねられたので,

バタフライが得意だと答えたところ,必要以上にウケていた.

静かな海をバタフライで横断するわたしの姿を想像してしまったらしい. そんなにおかしかったでしょうか. 

というか,冗談なのだが. 

バタフライはできません. 

浮き輪が必要なくらいですから.

そんなとりとめもない話をしつつ,楽しい時間を過ごす.

Jan2_015 久しぶりに見たワイキキからのサンセット.

 とてもきれいだった.

 心が穏やかになった.

 新学期が始まるまでまだ時間があるので,

明日からオアフ島小旅行に出かける.

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Memory

Dec31_006 コナ空港に向かう前に,カイルアコナ桟橋を散歩した.

 ここからの眺めが昔から好きである.

 山と海と空という何でもない風景なのかもしれないけれど,左側に見える白い小さな教会が,この風景をカイルアコナ色にしていると思う.

 この白い小さな教会は,モクアイカウア教会といって,カイルアコナのランドマーク的な建物になっている.

またいつかここに戻ってきたいと思った. 

昨日訪れたアートギャラリーで,この桟橋からの風景を描いた絵を見つけた.

Penny Gupton さんというコナ在住の画家による水彩画.

この絵に魅了された. 

あなたのために描いた絵ですよと言われている気がした. えー.

絵の撮影は著作権の問題が生じるのでここに掲載できないのが残念なのだけれど.

一晩寝て考えて翌朝も気になって仕方がなかったら買いに行こうと決め,その日はいったんギャラリーを出た. が,その夜も翌朝も,やはりこの絵のことが気になって仕方なかったので,買って帰ることを決断した. そして,ギャラリーまで走る. 別に走らなくても. 残っていてよかった. 絵を包んでもらい,桟橋を散歩しながらこの絵に描かれた風景を眺めた. やはりここからの眺めが好きだと思った.

今年は新しいことを始めることになる. その新しい環境にこの絵を飾ろうと思った. 方向性を見失いそうになったとき,このカイルアコナの風景を見ればいつも原点・初心に戻れそうな気がする. 時に立ち止まり,振り返り,そしてまた前進する,という着実な歩み方をしていきたいと思う.

ビッグアイランドを旅することができてよかった.

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Art

Dec31_028 カイルアコナという町には,アートギャラリーがたくさんある.

 どのギャラリーも,ビッグアイランドの美しい自然を描いた絵を扱っている.

 なぜ海辺の小さな町にこんなにたくさんのアートギャラリーがあるのだろうと不思議に思っていたのだが,

 背景には,ビッグアイランドの「環境保護」の向けた積極的な活動があることを,アートギャラリーのスタッフの方に教えていただいた. そういえば,ほとんどの画家が, "Artist and Environmentalist"(画家・環境活動家)として紹介されている. 

大自然の絵を見ながら,「絵を描くことで人や地域の思いを伝えていく」という"Artist and Environmentalist"(画家・環境活動家)の人たちの使命がはっきりと見えてきた. 初めてこの島を訪れたあの頃からこんなに月日が流れても,あの頃と同じ状態で自然が守り続けられている背景には,こうした人々の取り組みがあったのかと知り,感動した. 

そんなわけで,カイルアコナのアートギャラリーめぐりをするため,普段はめったに履かないクロックスに履き替えて,町中を歩き回る.

Dec31_055  わたしは絵というものが好きである.

 言葉に頼らず絵で何かを伝えるという,その視覚的な伝達手段に意味を感じる. 

 言葉というのは,便利な伝達手段であると同時に,不完全なものであるとも思う.

 よく考えると,伝えたいことは本当に短くて簡単である場合が多い.

たった一言ですむところを,言葉の便利さゆえに喋り過ぎてしまい,思わぬ勘違いをさせたり,人を傷つけたりする.

もしかすると,本当に必要な言葉というのは,とても少ないものなのかもしれない.

カイルアコナのアートギャラリーに飾られた絵を見ながら,そんなことを考えた.

わたしは,子どもの頃からペラペラと喋り続けることが得意ではなかったので,今でも英語がペラペラと上手に話せない. 

だから余計に,寡黙な人でも何かを人に伝えられる「絵を描く」という行為が意味あるものに思える.

子どもの頃は,絵ばかり描いていた. 絵の具とパレットと筆と筆洗,三菱色鉛筆24色,そしてベレー帽は必須アイテムだった. ベレー帽はかぶってない. 手塚治虫さんじゃないですし. ペラペラとしゃべることが得意ではないので,何とかして人とつながりたいという気持ちが「絵を描く」という行為に向かっていったのかもしれない.

今,「文章を書く」ということに興味を持っているのも,同じ理由からかもしれない. 思考をじっくりと時間をかけて熟成させ,そして文字化していくという行為は,「絵を描くこと」と似ているような気がする.

Dec31_003_2 D'Linn という画家がビッグアイランドにいることを知った.

 この方のwatercolorの色使いはとてもきれいだと思った. 

 お部屋にこの人の絵を飾ったら毎日を気持ちよく過ごせそうだ. でも,絵を購入できるほどの資金を持ち合わせていないので,無料のパンフレットをもらって帰ってきた. パンフレットかい. また子どもの頃のように絵を描きたくなってきた. 絵の具とパレットと筆と筆洗,三菱色鉛筆24色,そしてベレー帽を用意しなくてはならない. ベレー帽はいらない.

アートギャラリーでいい絵をたくさん見て,「伝える」という行為について改めて考えさせられた.

そして,ますますビッグアイランドという場所が好きになってきた.

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Nature

Dec31_032_2  ビッグアイランドのカイルア・コナという小さな町.

 初めて訪れたあの頃から,もうだいぶ月日が流れているので,この町もずいぶん変わってしまったのだろうなと思っていたら,

 あの頃と全然変わっていなかった.

 この場所からのこの眺め.

 真っ青な海. 海の向こうにそびえるフアラライ山. 

フアラライ山のなだらかな丘陵地帯に広がるコーヒー農園. 海辺にポツポツと立つ小さなカフェと小さなモール.

時の流れとともに,いろいろなものがめまぐるしい勢いで変わっていく中で,あの頃の何も変わらないそのままの町の姿が残っていたことをとてもうれしく思った.

時の流れとともに,人々の嗜好が高級感,セレブ感のあるものへと移っても,人の手を加えることなく昔からの島の姿が,昔からの自然の美しさがそのままの形で残っていることがとても価値あるものに思えた.

Dec31_059 ビッグアイランドは,自然が本当に美しい.

 初めてここを訪れたあの頃と同じように,またあの物語のことを思い出した. 

 『ふしぎな島のフローネ』である.

 子どもの頃,毎週日曜日夜7時半から放送されていた『世界名作劇場』枠のテレビアニメである. 『フランダースの犬』や『アルプスの少女ハイジ』なども,この枠でやっていた. ネロとパトラッシュの友情物語に涙し,クララが歩いたときに涙し,自分の人としての高次の情緒の形成に大きな影響を与えた『世界名作劇場』である. ロッテンマイヤーおばさんみたいな意地悪な大人になりたくないとか思ったものだ. だからあの縦ロールの髪がきらいだった. だいたい,当時のアニメ番組で「縦ロール」というのは,意地悪な女性の象徴だった. そういえば,キャンディキャンディのイライザも縦ロールだった. また言うことが古い.

それはさておき,『ふしぎな島のフローネ』も,この世界名作劇場の中で大好きな番組だった. スイスからオーストラリアへ向かう途中,船が遭難し,無人島へ流れ着いたフローネ一家. 家族は帰れることを信じ,無人島での生活を始める. その無人島での生活の中で描かれていた青い海とヤシの木が,子どもの頃の自分に,「南の島への憧れ」を構築した. 大学2年生のとき,生まれて初めて訪問する「外国」としてビッグアイランドを選んだのは,『ふしぎな島のフローネ』の影響が大きい. 今日も,ビッグアイランドの青い海を見ながらフローネのことを思い出していた. やはり,ここは自分の原点の場所なのかもしれない. 

Dec31_002  ファーマーズマーケットにも足を運んでみた. 

 島で採れる新鮮な果物はどれもとてもおいしそうだった. スーパーで販売されているものより,すごく安い. 

 マンゴがとてもおいしそうだったので一つだけ購入した. 冷蔵庫で冷やして,種を取り出した後,その中にバニラアイスクリームを入れて食べるというのが,地元の食べ方であるらしい. というかどこでも誰でもやっている食べ方のような気もしますが.

購入したのはマンゴ一つだけだったにもかかわらず,お店のお兄さんに,「アリガト」という片言の日本語でお礼を言われ,さらに,手を合わせて拝まれる. チーン. というか,仏様ではないのですけれども. 日本ではお礼のときに手を合わせて拝む習慣があると思っていらっしゃるのかもしれません. この島の人々は,変にすれていないというか,素朴で優しい人が多いような気がしました. 

Dec31_023_3

 ホノルルでは見たことのない美しい色をした鳥を見た.

 何がすごいって体が黄色なのがすごい.

 どうだ黄色だぜという迫力を感じる.

 黄色の鳥なんてペットショップ以外で見たことがない. 黄色の鳥が普通に外を飛んでいるというのがとてもすごいことのように思えた.

この黄色たちは人間をこわがらないようだった. 撮影のため,かなり至近距離にいたのだが,逃げるというよりも,どちらかというと二羽ともいい感じでカメラ目線になっているところに,どうだ黄色だぜという迫力を感じてしまった. さすが黄色である.

ビッグアイランドの美しい自然に癒されている.

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Big Island

Dec31_054 オアフ島から飛行機に乗って約40分.

 ビッグアイランド(ハワイ島)にやって来ました.

 この島は,いろいろな意味で思い入れのある場所で,

 その場所にまた戻って来ることができて,感動で胸がいっぱいになっている.

自分にとって,生まれて初めて訪れた「外国」がこのビッグアイランドだった. 大学2年生のときだった. わー昔.

生まれて初めて訪れた「外国」は,目に映るものすべてが新鮮で,若かった自分に大きな衝撃を与えた. 

そういう意味で,ビッグアイランドは,自分が外国語や異文化に興味を持つきっかけとなった場所と言えるかもしれない.

ハワイ大学でドクターを始めることになったのも,そのことと何か縁があったのかもしれない.

その場所で,今日,日本より19時間遅れで,2009年を迎えました.

あけましておめでとうございます.

Dec31_057 このブログを訪れてくださったみなさまが,健康で幸せな,素晴らしい一年を過ごせますように.

 これから,

 今の自分の原点となったこの島を,あの頃の気持ちに戻って,初心に戻って,ゆっくり歩いてみたいと思います.

 

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