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心の泉に浮かぶ島

Dec22_005  朝6時に目が覚める.

 窓からダイヤモンドヘッドの方を見てみると,日の出前の空がピンク色をしていてとてもきれいだった.

 とても静かな朝である. 

 秋学期が終わり,ハワイ大学から学生がいなくなり,住んでいる寮もひっそりとしている.

そんな静けさの中,ピンク色に染まった朝の空を見ながら何となく寂しくなった.

2年半前,この寮での生活を始めたとき,同じ時期にこの寮に入ってきた日本人の方と仲良くなった. その方も,「なんとなく波長の合う人」だった. お互いに忙しくて,同じ階に住んでいても顔を合わすことがあまりなかったのだけれど,時間があったときには,一緒にお茶に行ったりお食事に行ったりした. お料理上手な方で,よく差し入れをしてくださった. とても優しい方で大好きな人だった. 

その方が今学期,2年半のマスターコースを修了され,先日,日本に帰国された. 帰国されたと同時に,その方が住んでいたお部屋の改装工事が始まった. からっぽになったそのお部屋を見て,ああ本当にいなくなってしまったんだなと思った. とても寂しくなった. 

2年半前,ここに来たばかりの頃,その方が宮沢和史さんの『心の泉に浮かぶ島』の歌詞を教えてくれた. 

遠いあの日に祈った星を 今はこの街で見上げてる
遠いあの日に描いた夢を 今はこの街で追いかける
どこにいても決して忘れない 心の泉に浮かぶ島

そのときは,二人とも,ハワイでの新しい環境の中で相当しんどい思いをしていて,二人で「いつかハワイが自分たちにとっての『心の泉に浮かぶ島』になればいいですね」という話をした. 

そして,その後で,その方が言ってくれた言葉をわたしは今でも忘れていない.

2年半のハワイでの生活から得たものが糧となり肥やしとなり,日本でさらに飛躍をされ,いつかハワイが,オアフ島が,マノアのハワイ大学が,Seaview Houseが,ワイキキの海が,ワイキキの海に沈む夕日が,そしてダイヤモンドヘッドから昇る朝日が,お友達にとっての『心の泉に浮かぶ島』になりますように.

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