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dissertation committee

今年の秋に博士論文のプロポーザル・ディフェンスをすることになっている.

プロポーザルは,博士論文の最初の三章(Introduction, Literature Reviews, Methods)を書くことになっている. つまり,「自分が行う研究の目的はこうこうで,その研究の意義はこうこうで,その研究をこうこうこういう方法で行います」ということを具体的に詳しく書く.

プロポーザル・ディフェンスでは,そのことについて(研究の目的,意義,方法)発表する. Committeeの先生方にOKをもらえれば,そこで初めて正式に博士論文研究のスタートとなる.

ハワイ大学SLSの博士課程では,Commiteeに入っていただく先生は5名ということになっている. internal(SLSのファカルティ)が4名,external(他学部のファカルティ)が1名という構成である.

自分のCommiteeに入っていただく5名の先生をどうやって選ぶかなのだが,ハワイ大のSLSでは,学生本人がアンオフィシャルな形でまず先生方一人ひとりにコンタクトを取り,「私のDissertation Commiteeに入っていただけませんか?」とお願いする. そこでOKが出れば,指導教授が正式にオファーを出すという形になっている.

ディフェンスに向けて,9月からCommiteeの会合を定期的に行うことになっているので,5名の先生をこの夏中に決めなければならなかった. 自分の研究領域に近いことを専門にされている先生を選ぶのだが,お願いしたかった先生が来学期はサバティカルでハワイにいないことが判明したり,外部の先生にいたっては丁重にお断りされてしまうこともあったりで,この「お願い行脚」が結構大変だった. 人にものを頼むのはとても難しくとても神経を使う. 

でも,本日やっと5人目の先生が決まった. さきほどプロポーザルのドラフトをお渡ししてきた. 少しほっとした. アメリカの大学の先生は8ヶ月契約らしく,大学が夏休みの間は"off duty"となっている. そんな中,時間を割いてくださった. ありがたい. 

この4月下旬から「お願い行脚」を開始した. 英語の依頼表現,"I was wondering if you could..."とか"Do you think that it would be possible for you to..."とかを使わない日はなかったように思う. 目上の人にお願いをするときの言葉選びは日本語でもそうだが英語でも難しい. 上記の依頼表現でなぜ"I was wondering"と過去形にするのかというと,過去形にすることで,相手に「依頼を断る余地」を与えているのだそうだ. だから過去形にすることでより丁寧なニュアンスが出せるという.   

正直なところ気疲れした. が,これも自分にとってよい勉強になっているのだと思う. 指導教授のOrtega先生は,「最初はあなたが全部ひとりでやるのよ」とおっしゃった. もしかすると,わたしに勉強の機会を与えていたのかもしれない. もしかすると先生は本当にモナリザなのかもしれない. 

新しいことをやる度,こわいと思うし気疲れしてクタクタになる. でも,それを乗り越える度,だんだん度胸がついていっている気がする. 

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コメント

satchy先生、いよいよですね。

文章を拝読し、小生としても大いに刺激を受けた次第です。

これから先、まだ長い道のりだと思いますが、お体に気をつけて下さい。

投稿: 鹿太郎 | 2008年6月27日 (金) 22:55

Dissertation Committee決定おめでとうございます。5人もの人のアレンジは大変ですよね。私もMA時代、3人(だけなのに)のアレンジが大変だったのを覚えています。私は今セミナーを取っていて、先生からCompのプロポーザルのアイデアを考えるようにといわれ、・・・・と困っている状態です。Compアイデアが浮かばないくらいですから、Dissertationはいつのことになるやら。というわけでSatchyさんのProgressにはいつものことながら尊敬のまなざしです。

投稿: tressoles | 2008年6月30日 (月) 04:08

【鹿太郎先生】
先生,ごぶさたしています.お返事が遅れてしまってごめんなさい.お元気ですか.

2年かけてようやくコースワークが終わりました.が,まだスタートラインにも立っていません.これからが本番です.試験に落ちないようにがんばります.

あと数週間で前期も終了でしょうか.もうひといきですね!

【tressolesさん】
tressolesさん,こんにちは.お返事が遅れてしまってごめんなさい.お元気ですか.

tressolesさんのプログラムではcompはどのように行われるのでしょうか.SLSでは,専門分野からthree areasを選びます.written examsのほうは,2週間前に問題が出されて,それぞれの問題につき15~20枚書くのだそうです.その後oralがあります.

それにしても長い道のりですよね.気が遠くなります.

お元気でお過ごしくださいね.

投稿: satchy | 2008年7月 3日 (木) 02:14

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