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頑張れ自分

博士課程の第一関門であるComprehensive Exams と Proposal Defense の日程が決まった.

合格してABD (All But Dissertation) が取れたら,やっと論文にとりかかれる. 仕事も始められる. そのことはとてもうれしい.

しかし,同時に,大きな重圧がのしかかってきて押しつぶされそうになっている. 万が一,合格できなかったら...

ハワイ大学に来て得たものは大きい. ハワイに来る前に比べると格段に知識は増えている. しかし,そのことがまだ大きな自信にはつながっていない. 自分には何かが足りないことがよくわかっている. 自分に欠けているその何かは,頑張って勉強したからといって獲得できるものではなさそうであることにも気づき始めている. それが重圧の原因になっている. 頑張れば頑張るほど力がつけばいいのだが.

と言いつつ,とにかく頑張るしかないのだけど. でも,いつも頑張っているのだけど. 

「頑張れ自分」といつも自分を追い詰めてきたけど,もういいかげんしんどくなることもある. 阪神大震災のとき被害に合われた方に言ってはいけない言葉があった. 「頑張ってください」という言葉である. もうすでに精一杯頑張って頑張って頑張っている人に対して,「頑張ってください」というのは,相手をさらに追い詰めることになるのだ. 

「頑張らなくていいよ」と言われたい.

それに加えて,「僕が守ってあげるから」なんてことを言われたらそれはもう...

と妄想してみたりする. おいおい.

守ってくれる人がいつも傍らにいてくれたら,いつも安心して暮らせそうだから,いつも頑張ることができるような気がする.

Feb22_003  ハワイ大学に住むノラネコちゃん家族がのんびりたわむれれいた.

 ノラネコちゃんの背中を見ていたら癒された.

 その背中が,「頑張らなくていいよ」と言ってくれてる気がした.

 そう言われたら頑張れそうな気がしてきた.

しかし,「僕が守ってあげるから」と言ってくれる人がいたとしたら,ノラネコちゃんの写真なんて撮らなかっただろうと思うと,やや切ない. 

にゃー.

頑張れ自分.

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コメント

satchyさん、おはようございます。

「頑張る」という言葉・・、正直言って
自分以外には、使いたくないですね。

その理由は、satchyさんも書かれているように
相手をさらに追い詰めることになる・・と
思われるからです。

自分自身に対しては、やるしかない状況で
あれば、頑張れと自ら奮い立たせるために
使うのですが・・・。

いつも、何か良い日本語はないかなぁ〜と
考えてしまいますね。

言葉の受けとめ方で、ニュアンスもずいぶんと
変化すると思うのですが・・・。

文字では、そこまで伝わらない・・もどかしさがありますね。

・・というわけで、音感的に好きな沖縄方言でまとめてみます。
「ちばりよ〜satchyさん」。。

投稿: nepcom | 2008年3月13日 (木) 22:21

こんちはー、久しぶりです。もうcompsの日程決まったんですか?!どんどん前進してますね☆

昨日統計のテストだったけど、これまた優しい彼はオプションをくれて、授業時間を全部テストに使わせてくれた+わからんかったら自由にクラスメートや先生とディスカッションしてOK+家に持って帰って十分時間をかけて問題を解かせてくれたんですよ。一体どうやって成績をつけるのか… きっとみんなA。

教育ってパーソナリティに深く結びついているような気がします。やれネイティブネス、やれティーチングメソッドなーんて騒いでても、結局先生という殻の奥に潜んでいる人間性で、ついていきたい先生ってのが決まってくるような。

えらく自信があってESLライティング教えてるとある生徒が出したLLL学会のアブストラクトを読んだけど、あまりにもてきとーに書いてて、しかもところどころにこれまた自慢がにじみ出ていてびっくりしましたよ(笑)。そこまでしてひけらかさないと自信が持てないのだろうか。

がんばっても得られない何かが何なのかわからないですけど、ハワイをいったん去る前に獲得できるといいっすね♪

投稿: Mari | 2008年3月14日 (金) 02:33

こんにちは。
SATCYさんらしさを出せばいいと思います。自然な自分を相手にさらし出せば、きっと相手にもその思いは伝わると思います!

投稿: American Mike | 2008年3月14日 (金) 14:27

おつかれさまです!
僕、今、”私が守ってあげるから”って言われたら、ついて行っちゃいます(笑)。
その上で、”頑張ってみたら”って言われたら、ほんと頑張っちゃいますよ!
って、かなり、妄想が激しいです:p

とにかく、Satchtyさん、good luck and take it easy!

日本語と英語の文章の違い、一つ今思いついたのが、complex sentencesの構成の仕方。例えば、日本語の方が、main (independent) clausesが最後にくる傾向があると思います。英語だと、その縛りがないと思うんですよね。

投稿: masaki | 2008年3月14日 (金) 17:15

【nepcomさん】
nepcomさん,こんにちは.

「頑張ってください」という言葉,励ましの意味でついつい使ってしまうことが多いのですけれど,励ましの言葉をかけたくなる人って,たいてい,すでにもうすごく頑張っている人なんですよね.なので,nepcomさんがおっしゃるように,自分に向けることはあっても,人に使うのは適切じゃないんだと思います.

「ちばりよ〜」って同じ頑張れでも伝わりかたが全然違いますね.音声って不思議ですね.

いつもありがとうございます,nepcomさん.

【Mariさん】
どうもです.元気かな.

ほんとに,教育って結局は教師の人間性に行き着くのだと思います.学生時代,尊敬していた先生のことは今でもよく覚えているし,その先生から学んだことは今でも心の中で生きているし.理論とかメソッドとか机上の知識だけではだめなんだろうね.と,えらそうなことを書きつつ,自分にも言い聞かせているのだけどね.

アブストラクトに自慢話書いて通っちゃうのね.学会は自慢大会になるのかしら.

よい週末をねー.

【American Mikeさん】
Mikeさん,こんにちは.

なんだかおはずかしいです.ついつい妄想話をつづってしまいました.すみません.

いつも励ましのメッセージをありがとうございます.

【masakiさん】
外国にいると誰かに守られたい願望が強くなるのでしょうかね.

英語と日本語,ミクロレベルだと,おっしゃるようにセンテンスの構成とかいろんな違いがありますよね.

マクロのレベルだとどうなのでしょうね.たとえば,日本語で書くとき,起承転結とかmasakiさんは意識して使われてますか.わたしは,トピックとかジャンルが同じだと,日本語で書いても英語で書いてもレトリックの違いはほとんどないような気がするのです.つまり,レトリックの違いは,言語や文化によるものというよりは,何を書くかというトピックで決まるような.

と,なんだか専門的な話になってしまいました.またお話したいです.

投稿: satchy | 2008年3月15日 (土) 21:45

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