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2008春学期スタート

始まりました.

今学期も先学期に引き続きコーパスの勉強を続けることにした. 先学期のべんじゃみんのクラスは実験が主だったが,今回は文献を読みつつ理論的背景を押さえていこうというものらしい. 先生は羽織が似合いそうな人で日曜日には和室でお茶を立てていそうな感じで,コーパスというよりは茶の心について語ってくれそうな感じで,和敬静寂という趣がある人だと思った. なんかあったかい. 

統計はうわさのZhang先生のクラスを聴講する. この先生の授業を取ると,バラバラだった知識が一本の線でつながるということらしい. 昨年は春学期秋学期とかなり統計漬けになったのだがかなりバラバラになっていると思われるので,ぜひとも一本の線でつなげたいものだ.

そして,Schmidt先生のセミナーを取る. 認知科学の観点から言語習得と言語運用について分析するというもの. 認知アプローチは好きです. でも知らないことが多いからちゃんと勉強しよう. それにしてもこれくらい著名な研究者の授業となるとどうしてもミーハー精神が出てきてしまい,どのタイミングでサインをもらっておこうかなどと考えてしまう. ばかもの.

あとは,自分の専門であるというか自分の専門にしたいと考えているgenre studiesをOrtega先生のもとでこつこつと進めていく. 

「自分の専門」ということばが出てきたのだが,「自分の専門」といえるものをわたしはまだ何も身につけていないことをこの文章を書きながらひしひしと感じている.

「研究テーマは第二言語ライティングです」とよく自己紹介のときに言っているが,このテーマはあまりにも広い. genreやrhetorical analysis,academic literacyに関心があることははっきりしているけれども,研究方法をどうするかが漠然としているので具体的なトピックにもつながっていかない. 

「人間,同じことを繰り返し続けていたら誰でも『達人』の域に達する」ということを聞いたことがある. 自分の場合,研究を始めたのが2002年の春だったからかれこれ6年は同じことを続けていることになる. もちろん6年やそこらでは「達人」になれるわけではないのだが,6年もやっているわりには知らないことが多すぎるように思うし,第二言語ライティングが自分の専門ですと胸をはって堂々と言えるレベルにも達していないように思う. 博士論文を書き終わった段階になると少しは自信もついているのだろうか. 

生きる行為ということになるともう30年以上もわたしは生き続けているわけなのだが,こちらも「達人」の域には達していない. 落ち込んでは立ち直り,泣いて笑ってこの繰り返しである. ミスは多いし失敗も多い. このまま同じことを繰り返しながらいつの日か「達人」になれる日は訪れるのだろうか.

でも繰り返すしかないのだろう.

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コメント

Satchyさんと二つクラスが一緒ですねー。よろしくお願いいたしますです。むかーしむかしディックさんのSLAを取ったけど、当時は未熟ものだったので、何か頭に残っただろうか…?という状態でもあります。今取ったらもうちょっとましな研究ができたのではないかと思っているんですがね。でも何となく彼に近づきにくいと思っているのは私だけ?!

スタッツやばいなー。私に理解できるのかしらねー。コーパスはわかりそうな匂いがするけど、でも余裕ぶっこいてたら後で泣くんやろうなー。Pythonで面白いことわかったらまた教えてくださいねー。私はもう一つPhoneticsを取ってるけど、どしょっぱつから乗り遅れています。Prerequisite取ってないというのは、やっぱりきついですね。1週目から予習の嵐です。

投稿: Mari | 2008年1月16日 (水) 08:32

【Mariさん】
今学期はよく会えますね.いろいろ話したいです.

prerequisite取ってないというのはきついということをわたしも今日感じましたです.SLSでMAをした方々というのはやはりよく勉強されてますね.

pythonは...なんかそれどころではなくなってきたような感じが.追い詰められる生活から早く逃れたい.

投稿: satchy | 2008年1月16日 (水) 19:40

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