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winter season

May_13_006 ハワイにも冬がやってきた.

冬と同時に雨季もやってきた.

毎日強風が吹き荒れ,

毎日雨が降っている.

「吹けー,吹くのじゃ.」

「降れー,降るのじゃ.」

というおてんと様の声が聞こえてきそうなくらい,

毎日強風が吹き荒れ,

毎日雨が降っている.

そして寒い.

セーターを着たけどまだ寒い.

でもこれ以上の冬服を持参していない.

「冷えろー冷えるのじゃ.」

というおてんと様の声が聞こえてきそうなくらい,

毎日冷え込んでいる.

カイロほしい.

教室や図書館で長時間座っていると冷えるので最近はブランケットを持ち歩いている.

わたしのはイルカがいっぱい泳いでいるあざやかな水色のブランケット.

隣に座っていたアメリカ人のJ君もブランケットを持参していた.

彼のはあざやかな黄色のブランケットだった.

黄色やと思った.

そのときは二つ折りにした状態だったので気づかなかったのだが,

授業が終わってJ君がそのブランケットをぱっと広げたところ,

その黄色の正体がピカチュウであったことに気づく.

おおー.

ポケモンかよと思った.

負けたと思った.

強風きらい.

雨降りきらい.

寒いのきらい.

ピカチュウはすき.

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大切なもの

最近よく夢を見る.

不思議なことに内容はいつもほぼ同じである.家に泥棒が入ってきて大事なものを盗まれるのだ.泥棒がその大事なものを盗んで逃げようとするその瞬間,「待てオイコラ」と叫ぼうとするのだが,体が金縛りにあって声が出ない.そうこうしているうちに泥棒は走り去ってしまう.金縛りが治まり,ようやく「待てオイコラ~~」とかすかに声が出始める頃に目が覚める.そして「ああ夢でよかった」と胸をなでおろす.

ちなみに夢の中で盗まれるもの何かというと,炊飯器,冷蔵庫,レンジなど家電製品であることが多い.なんだちっとも大事なものではないではないかというツッコミがここで入るのでしょうか.ありがとうございます.しかし,ここで問題なのは「自分の所有物を他者に盗まれる」というその行為なのであって,その悪質極まりない窃盗行為に毎晩のように苦しめられている人がここにいるということなのである.

夢はその人の精神状態を反映していると言われるが,大事なものを盗まれる夢というのは一体どんな精神状態を映し出しているのだろうか.お友達のYasuさんも最近同じような夢を見たらしく,盗まれたものは洗濯機だったらしい.ここでも家電製品が登場するあたりはまことに不思議な現象である.さらに,お友達のKazuさんはよく歯が抜ける夢を見るらしい.歯が次から次へと抜け落ちていくのだそうだ.それもこわい.炊飯器をなくしたほうがまだましかもしれない.いずれにしても,YasuさんもKazuさんもわたしも「何か大切なものを失いたくない恐怖症」と無意識のうちに戦っているということなのかもしれない.

という夢分析をしながら,「大切なものを失いたくない」というのはまさしく今の自分の精神状態を映し出していると改めて思った.今もっとも時間をかけて取り組んでいることはそんなに大事なことなのだろうかと思うことが時々ある.なぜこんなにしんどいことをしているのだろうか.なぜ自分を自分で追い込む生活を送っているのだろうか.自分をしんどい方向へ追い込めば追い込むほど,自分がどんどん変人になっていくような気がするのだ.変人にはなりたくない.

そして,こんなにしんどいことをしなくても,もっと楽しい生き方があるのではないかと思うことがあるのだ.週末に何も心配せずに適度に休める生活.仕事帰りに伊勢丹でお買い物できるような生活.美容にもお金がかけられるような生活.食べたいものが食べられる生活.メロンパンやミニクロワッサンをすぐに買いにいける生活.会いたい人にすぐに会いに行ける生活.これらを犠牲にして今を耐えて耐えて耐えぬけば精神的に満ち足りた生活を送れるようになるのだろうか.それとも,変人になる道を選んでしまった以上,わたしはこれからもずっと苦しみ続けなければならないのだろうか.

自分の体や身に着けているものが少しでもきれいになると毎日も輝いてくるような気がして,爪磨きセットを購入した.フラッシャイニングブロックというハイテクの爪ヤスリを使って磨くと,爪がピカピカにった.すごいピカピカしてる.うれしくなってきた.ささやかな幸せを感じた日曜の夜.

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二週目

二週目が終わった.

統計の授業で,effect size (d)について学んだ. 量的研究の目的はsignificance levelを明らかにすることではなくeffect sizeを明らかにすることなのだとZhang先生に教えていただく. effect sizeは非常に重要な指標であるにもかかわらず,多くの統計のテキストではほとんど言及されていないということだった. ふーん. なんか目からウロコでした. それにしても,母平均を表すギリシア文字の「μ(ミュー)」がしょっちゅう出てきて,授業中みゅーみゅー言ってるのが気になって仕方ない. みゅーみゅー. 

別の授業で一緒になるクラスメートで気になって仕方ない男の人がいる. 先生が何か言うたびに「ワォ!」と驚きの声を上げるのである. アジアの人なので,この中途半端なアメリカンな感じが余計耳に残るのかもしれない. 例をあげてみよう. 先生がこんな話をしてくれた. アメリカ民主党大統領候補バラク・オバマ氏のお父様はケニアの方だそうだが,その昔ハワイ大学に留学していたそうだ. (ワォ!) カンザス州出身のお母様とはハワイ大学のEast West Centerで知り合ったそうだ. (ワォワォ!) こんな感じ. まぁ確かにビックリなニュースでしたけど. しかし,あんまりワォワォ言ってるので先生の話よりあんたがおもろいわと思ってしまいました. ワォワォ.

ワォワォに加えて,笑い声もその人の気になる特徴の一つである. 先生が何か言うたびに「イヒヒヒヒ」と教室に響き渡るような大声で笑い飛ばすのである. ポイントは,音声が「ハハハ」ではなく,「イヒヒ」と表記できる点である. 「イヒヒ」という笑い声が表すメタファーはわたしの中ではスケベなオジサンである. 俗に言う「スケベオヤジ」である. 従って,「イヒヒヒヒヒ」という笑い声を聞くと,とっさにその人物を「コラッっ」と叱りつけたい衝動にかられるのである. 叱りませんでしたけども. 世の中いろんな笑い声があるわけで多様性は認めなければいけませんが. しかし「イヒヒ」はね,ちょっと. コラーッっ.

ワォワォもイヒヒも別に非難しているわけではないのだが,何というか,このような形でtoo muchに目立ってしまうような男の人を見ると引いてしまうのがわたしの価値観である. 男の人はおとなしくて小鳥のような人がいいと思います. ちゅんちゅん. しかし,今の環境で,おとなしくて小鳥のような人に出会うことは少ない. 研究というのは多かれ少なかれ競争環境下で行われているのであって,小鳥ではそのような環境で生き残っていくことは難しく,みな環境に適応するため必然的にワォワォ・イヒヒ星人へと豹変していくのかもしれない.

日本では学べなかった新しいことを学び,日本では出会わなかったような新しいタイプの人と出会い,視野がどんどん広がっていく. 得がたい経験をしていると思う. しかし,広がれば広がるほどよいかというとそうでもなさそうであることを悟りつつある. なんでもtoo muchよりは"moderate"がいい. 小鳥がいい.

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こんなハワイでの祝日

今日はMartin Luther King, Jr. Dayで祝日.

朝から体がだるくて起き上がれない.

やっと時差ボケが治って朝起きられるようになり,その後は体調もすこぶるよろしくいろんなことが計画通りに進んでいたので,この調子がずっと続いてほしいと思っていたのだがだめだった. 去年くらいからときどきこのような症状が出るようになった. 何が原因なのだろう.

11時くらいにやっと起き上がることができて,コーヒーを飲みながらメールをチェックする.届いたメールを見てまた気分が悪くなる. なんでもかんでもメーリングリストに乗っけて送りつけてくるこの慣習は何とかならないものだろうか. 「ぼくの国にあるぼくの家を買いませんか?」なんてものも去年あったらしい. 不動産売買のためにメーリングリストを利用するのはなんぼなんでもあかんでしょう. というかみんな学生やのに誰が不動産買うねんという話だ. そして,メールの受け取り手はみんなハワイにいるのに「ぼくの国」に家は必要ないという話だ. 

気に入っていた洋服の一部がやぶれてしまったので,久しぶりにお裁縫をする. 針に糸を通し,玉止めをし,ほつれた部分を縫い合わせ,終わったらまた玉止めをする. なんてクリエイティブな作業なのだ. つくづく女の子に生まれてきてよかったと思う. でも,かなり長いことお裁縫箱を開けてなかったから針が錆びついてしまっていた. 針を錆びつかせるようでは女性としてだめですね. これからはせっせせっせとお裁縫にも励まなければと思います. というかこのような生活の中で何を縫えというのだ. ぬえー.

クリエイティブな作業をして少し元気になってきたので,学会発表のアブストラクトを書き始める. 今月末が締め切りだから急がなければならない. 通ったらこの6月に本土のイリノイ州というところに行ける. 島じゃなくてアメリカ本土である. でもここから行くにはgrantをとらなければ旅費と宿泊費どちらとも自腹というのは今回はきつそうだ. ハワイ大のGSOのgrantはpartiallyで$500くらいしか出してくれないからケチンボだと思います. どこか別のgrantに応募しなければと思うが,どんなのがあるのだろうか.

予算獲得プランについて考えているとゆううつになってきてまた体がだるくなってきたのでベッドに入る. 日本から持ってきた毛布が軽くてあたたかくて気持ちよくてすーすー眠ってしまう. お昼寝ってきもちいい. 1時間くらい眠って目が覚める. アブストラクトの続きを書かねばと思うが,なんかやる気が起こらない. やる気が起こらないときは何もしなくてよいのだろうか. やらないとと思うが体がだるくて起き上がれない. こんなときに一人はつらい. 数年前に比べると確実に体力が衰えてきている気がする. サプリメントとか飲んだほうがいいのだろうか. 自分もそんなことを考える歳になってしまったのだなぁとしみじみ思う. そういえばもうすぐ誕生日だった. あれ何歳になるんだったけ?と思って計算をしてみた. 2008ひく.... うにゃ. 

Jan21うにゃうにゃいっていると同じフロアに住んでいるはつみさんが鹿児島のおみやげをもってきてくださる. さつまどり. ほんとうにありがたい. 「しんどい誰か助けてくれー」と思っているときにいつもさりげなく現れてさりげない優しさを届けてくれる方だ. しんどいことをご存知かのごとくしんどいときにいつも現れてくださるので,これは赤い糸で結ばれているに違いないと勝手に思っている(きもちわる). ありがとうございます.

その後,下のフロアに住んでいるゆうこさんが手作りのおはぎを届けてくださる. ありがたい. 優しい人がたくさんいてくれてうれしい. 一人じゃないんだなと思った. 少し元気になってきたので,やらなくてはいけないことをやり始める. とりあえず,この調子だとアブストラクトはいいものに仕上がりそうになく6月に本土に行けなくなりそうだから,アブストラクトは今日は中止して明日の授業の予習を始める. 勉強は新しいことを学ぶことができるのでおもしろいが,明日の授業が楽しみで楽しみで仕方ないと思うことはあまりないというのはなぜなのだろう.

明日からまた一週間が始まる. 

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チーズケーキ@Cafe Laufer

カイムキという町においしいチーズケーキのお店があるというのでお友達と一緒に行ってきた.

ワイアラエ・ストリートにあるカフェ・ローファー (Cafe Laufer)

Jan19_004  チーズケーキおいちー.

 しっとりしていて甘さも控えめ.

 イチゴとクリームがのっかっているのもうれしい.

 でも,イチゴがケーキの上から落下し地上(皿上)に散乱してしまった状態で運ばれてきたのが残念.

ちょっとかわいそうな姿だ.

まぁここはハワイだから仕方ない.

おいしければいいのだ.

カプチーノもおいしかった.

透明のグラスでホットコーヒーってなんかすてき. 家でもやってみよう.

しあわせを感じた土曜の午後.

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一週間

ハワイに戻って一週間が過ぎ,ようやく時差ボケが治りつつある. 体内時計が日本モードに設定されたままになっていて,朝方4時くらいまで起きている生活が続いていたのだが,さすがに疲れがたまってきて,二日前は2時,昨日は1時に眠ることができた. よかった. しかし時差ボケ克服に他の人はどのくらい時間がかかっているのだろうかとふと思う. 自分の場合は一週間. ということをある人に話したところ,「多少年齢を経ているのが原因でしょう」と言われてしまう. 丁寧だがグサリとつきささる言葉. ぐぉ. 

キャンパスを歩いていると,某プログラムのMAコースで勉強している若い日本人の女の子(たぶん23~4歳くらいなのだと思う)に,「satchyさーん.あけおめことよろでーす☆」と声をかけられる. む.あけおめことよろ? 日本語の音声に間違いないのだが,一瞬何を言われたのかわからずとまどってしまう. ああそうだ. これは「あけましておめでとうございます.今年もよろしくお願い致します」という新年の挨拶の短縮形なのだった. 主に10代から20代の若者の間で使用されているらしい. 知ってはいたけれども実際に使用される場面に遭遇したのは初めてだ. なんて返せばいいのだろう. 「こちらこそ,あけおめことよろ~」とか言うのだろうか. でもなんか若者言葉を一生懸命真似して使おうとしてるおばさんみたいだからやめた. ところでこの人の干支はもしかしてわたしと同じなのではないかと考え始めるとなんか悲しくなってきた. ぐぉ.

Schmidt先生のクラスで読むことになっている文献がPDFファイルで送られてきた. Peter Robinson & Nick Ellis共著,"Handbook of Cognitive Linguistics and Second Language Acquisition"という本で来年出版されるらしい. まだ出版されてない貴重な文献をこうして読ませていただけるのはありがたい. でも,セミナー一回分の文献が3チャプター,200ページくらいあるのですけど,ちょっと暴力的ではないでしょうか. これを各自でプリントアウトってのもちょっと暴力的なような. そして,紙はすぐになくなるわインクカートリッジはすぐになくなるわで地球環境に優しくない授業だと思いました. 

しかし,読んでみたところ,この本は暴力的行為に耐えるだけの価値は十分にあると思った. 自分には認知言語学のバックグランドがないのでついていけるかどうか心配だったが,結局は認知心理学の理論と重なる部分がとても多く,去年のEDEP661で学んだことが生かせそうだ. 学問というのはこうやって見えないところで必ず繋がっているのだということを知る."making the connections" これができたときに「学んでいる」という気がする.

統計のZhang先生のところに質問に行く. 白い紙と鉛筆と消しゴムを取り出し丁寧に説明してくださる. 白い紙と鉛筆と消しゴムという道具を使って教えてもらうのは高校生の時以来かもしれない. なんか昔懐かしくてうれしくなる. ちなみに鉛筆削りもありました. 電気で動くやつ. 懐かしすぎる. 先生は中国の人だし,古典的なアプローチを大切にされる方なので,勉強道具もやはり古典的なのだろう. 先生が老子みたいに見えてきた. 老子って見たことないですけど. 30分くらいお話したあとで,「あなたが今やるべきなのはZ-testの復習ですよ. ほら,あなたの質問を見直してみるとすべてZ-testに関連しているでしょう?」と助言してくださる. ほんとだ. 自分で気がつかなかったけど言われてみると疑問点の根源にあるものは確かにZ-testだ. こんなふうに数分で相手の抱えている問題点や弱点を見抜けるなんてやはり老子だ. 今学期もまた素晴らしい先生に出会えた. うれしい.

こうして一週目が無事に終わった. 特に忙しかったわけではないけど時差ボケと睡眠不足で疲れがたまっている感じ. 先週ハワイに戻ってから一度もグローサリーに行ってないので冷蔵庫の中には日本から買ってきたメロンパンとその他菓子パン各種しか入っていない. 食料品を買いに行かなければ. しかしスーパーに行きたくてもスーパーは遠くにしかない. 悲しい. 共同キッチンで料理をすることがなくなってしまったので,同じ寮の人に「satchyさんはどうやって生きているのですか?」的な質問をされてしまう. 悲しい. 何も食べていないのではないかと心配してくださったのだろう. 共同キッチンっていうのがどうも慣れなくて自分の部屋で簡単に作れるものしか食べなくなってしまった. キッチン付きのお部屋に住むのが夢です. 悲しい. 月曜日が祝日で連休になるから頑張ってスーパーに行ってこよう.

Mr. Childrenの「しるし」という曲を聴いた. 初めて聴いたけどなんか涙が出そうになった. 短い言葉で心に響いてくる. 心に響くのは,ここでもやはり自分のコンテキストとの関連付けが行われているからなのだろう. making the connections. 言葉の力は偉大だと思った. そんな一週間.

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二日目

二日目.

Schmidt先生のセミナー. 初回ということで簡単にoverviewをする.知らないことがたくさんあることを痛感する.prerequisiteの科目を取らないでセミナーに挑むのはやはり無理があるのだろうか.しかし,今学期でコースワークを終えることを考えると,このSchmidt先生のセミナーは何としても取っておきたい.図書館で早速本を借りてきて勉強する.が,難しくて途中で眠くなって寝てしまう.ぐー.

学期が始まってまだ二日しかたっていないのにすでにクタクタになっている.日々の緊張感もあるが,時差ボケがまだ完全に治っていなくて夜眠れないのが原因かもしれない.そして自分の部屋に戻っても何となく落ち着かないのが原因かもしれない.自分の部屋に戻って落ち着かないのは,冬休み,日本に帰国している間に,勝手に部屋のドアがペンキで塗り替えられてしまったためだ.ちなみに塗り替えられた色は薄緑色だ.白い壁に薄緑色のドアの部屋.まるで病棟だ.ただでさえ気が変になりそうな生活を送っているのにこんな部屋で暮らしていると,ほんとに気が変になって病棟に収容されてしまった人みたいに思えてくる.

だいたいアメリカ人というのはどこでもかんでもペンキを塗るのが大好きな人たちなのだ.傷んできたらとりあえず上から塗って隠しちゃえ,汚れてきたらとりあえず上から塗って隠しちゃえ,という短絡的な発想がペンキ塗りアメリカ人に垣間見れる.これは長期的に見て決して賢い方法とはいえないと思う.

Dec28_012

と,二日目の出来事について書くはずが,最近のペンキ塗り替え事件についての文句をつづることになってしまった.

はぁ.

日本のスターバックスのシナモンロールが食べたくなってきた.

↑クリスマスの日,カフェ・モカを頼んだらミルクの泡でハートマークを描いてくれた.

すばらしい.

ミルクの泡でハートマークを描くなんてアメリカのスタバでは絶対やってくれないと思う.日本人のこの繊細さ.だから日本人はどこでもかんでもペンキを塗ったりはしないのだ.まだ言っている.

早く落ち着いた暮らしをしたい.

そのために明日も頑張らなければならない.

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2008春学期スタート

始まりました.

今学期も先学期に引き続きコーパスの勉強を続けることにした. 先学期のべんじゃみんのクラスは実験が主だったが,今回は文献を読みつつ理論的背景を押さえていこうというものらしい. 先生は羽織が似合いそうな人で日曜日には和室でお茶を立てていそうな感じで,コーパスというよりは茶の心について語ってくれそうな感じで,和敬静寂という趣がある人だと思った. なんかあったかい. 

統計はうわさのZhang先生のクラスを聴講する. この先生の授業を取ると,バラバラだった知識が一本の線でつながるということらしい. 昨年は春学期秋学期とかなり統計漬けになったのだがかなりバラバラになっていると思われるので,ぜひとも一本の線でつなげたいものだ.

そして,Schmidt先生のセミナーを取る. 認知科学の観点から言語習得と言語運用について分析するというもの. 認知アプローチは好きです. でも知らないことが多いからちゃんと勉強しよう. それにしてもこれくらい著名な研究者の授業となるとどうしてもミーハー精神が出てきてしまい,どのタイミングでサインをもらっておこうかなどと考えてしまう. ばかもの.

あとは,自分の専門であるというか自分の専門にしたいと考えているgenre studiesをOrtega先生のもとでこつこつと進めていく. 

「自分の専門」ということばが出てきたのだが,「自分の専門」といえるものをわたしはまだ何も身につけていないことをこの文章を書きながらひしひしと感じている.

「研究テーマは第二言語ライティングです」とよく自己紹介のときに言っているが,このテーマはあまりにも広い. genreやrhetorical analysis,academic literacyに関心があることははっきりしているけれども,研究方法をどうするかが漠然としているので具体的なトピックにもつながっていかない. 

「人間,同じことを繰り返し続けていたら誰でも『達人』の域に達する」ということを聞いたことがある. 自分の場合,研究を始めたのが2002年の春だったからかれこれ6年は同じことを続けていることになる. もちろん6年やそこらでは「達人」になれるわけではないのだが,6年もやっているわりには知らないことが多すぎるように思うし,第二言語ライティングが自分の専門ですと胸をはって堂々と言えるレベルにも達していないように思う. 博士論文を書き終わった段階になると少しは自信もついているのだろうか. 

生きる行為ということになるともう30年以上もわたしは生き続けているわけなのだが,こちらも「達人」の域には達していない. 落ち込んでは立ち直り,泣いて笑ってこの繰り返しである. ミスは多いし失敗も多い. このまま同じことを繰り返しながらいつの日か「達人」になれる日は訪れるのだろうか.

でも繰り返すしかないのだろう.

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気合

明日から授業が始まる.

というのにモチベーションが上がらず気分が沈みっぱなしである.

そこで,気持ちを明るくするために,この冬休みに起こったおもしろい出来事を文章にまとめてみようと思う.

                

最近インターネットを始めたTおばさんがYahooのことを「ヤホー」と言っていて地味に笑えた.福岡ヤホードーム.やはり地味に笑える.ヤホー.

                   *                        *                      *

友達の山根くんが「ション・ペン主演の"This is Sam"を見て感動した」という話をしていたのだが,それは"I am Sam"の間違いではないかと思った.「"This is Sam"じゃなくて"I am Sam"でしょう?」と訂正しようと思ったけど山根くんがあまりに熱く語っているので悪いなと思ってやめておいた.まぁ「こちらはサムです」でも「わたしはサムです」でもどっちでもいいと思ったし.ヤホー.

                    *                        *                      *

coutanaさんが「近所に『織田真莉』というやかましい女がいる」という話をしていておもしろいと思った.おだまり!ほんとにやかましそうだがこの女の人に会ってみたい.ヤホー.

                   *                        *                      *

地味にたのしい.

気合が入ってきた.

ヤホー.

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New Year's Resolutions

Dec9_001 ハワイに戻ってきた.

今日のホノルルの最高気温は26度.

昨日まではセーターとコートを着てブーツを履いていたのに,今日はノースリーブにサンダルだ. 昨日までヒーターに当たっていたのに,今日は扇風機を回している. なんか変な感じだ.

日本からハワイに戻ってくると気持ちの切り替えに時間がかかり,勉強なんかやめたいとか日本に帰りたいとか思うのが常だったのだが,今年は少し成長したのか現実を冷静に受け止められるようになっている. 日本を飛び立つ瞬間はいつもウルウルきていたのだが,今回はシートに座った瞬間にパソコンを開いて冬休み中に読んだアーティクルのレビューを書いていた. 日本にいたとしても結局は一人であることに変わりはないわけだし,場所がどこであろうと果たすべきコミットメントの内容は変わらないわけだし,しんみりする理由なんてどこにもないのだ.

重圧のある暮らしが怖いと思っていたけど,重圧があるのが当たり前だということを学習したので重圧も怖くなくなった. よいことがありますようにとお願いしてもよいことは自分で作っていくもので受け身でいてもよいことは起こらないことを学習したので今年の運勢はあまりよくないと言われても怖くなくなった. 孤独はつらいと思っていたけど,留学そして研究とはそもそも孤独と表裏一体なのだということを学習したので孤独も怖くなくなった.

ハワイに来てからの1年半を振り返ると,重圧と孤独を恐れ重圧と孤独から逃れようとばかりしていたように思う. しんどさの原因はそこにあったのだと思う. 逃れようとすればするほど重圧と孤独に耐えなければならない. 耐えなければならないからしんどかったのだ. 逃れようとしても逃れられないのであれば,最初から逃れようとせず重圧と孤独を受け止め重圧と孤独に挑む精神で毎日を過ごした方が賢明である.

今年の目標は「重圧から逃れず重圧に立ち向かう」.

でも無理なことはしない. 普通にがんばる. そして静かにがんばる.

具体的には,発表を二回,出版を最低一つ,そして年内にABDを取ることを目標にする.

Jan5_011 それから,べんじゃみんのクラスで習ったPythonの勉強を続け,文系プログラマーを目指す.

英語のPythonの解説を読んでもよく理解できないことが多いので,日本語のテキストを買ってきた.

性格的には自然言語より人工言語の勉強の方が向いているような気がする. 人工言語では「隣の人と昨日の出来事について話し合いなさい」とか言われないし. コンピュータさんとのインタラクションはじっくり考える時間をもたせてくれるからよい.

Pythonを勉強しつつ,論理的思考能力を高め,頭の切れる人になりたい.

重圧と孤独に挑むには力がないといけない. 力のある人になりたい.

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雪国にて

Jan5_003  日本海側の雪深い小さな村。

 あきしーさんのご実家に招待していただく。

 この景色。

 こういう田舎の雪景色は写真でしか見たことがなかった。

日本にもこんなに美しい田舎が残されていたのだなということを再発見し大きな感動を味わう。

Jan5_004  真っ白。

 こんな風景はスキー場以外で見たことがない。

 田んぼの上に雪が積もると、こんなふうに白いカーペットを敷き詰めたようになるのだということを学ぶ。 

 すごくきれい。

Jan5_010  大山が見えた。

 富士山に負けないくらい雄大で力強くて美しかった。

 大山を見ながら、地元名物であるという梨のソフトクリームを食べた。

 梨のソフトクリームってさわやかでおいしい。

Jan5_001_2   山に囲まれた田舎の家並み。

 わたしはいわゆる「田舎」というものを知らない。

 ふるさとと呼べる田舎があるというのは素敵なことだと思った。

近くの川で本物のオシドリを見たり、山陰地方特有の糊入りのお雑煮をいただいたり、日本で一番縁起が良いといわれる「金持(かもち)神社」をお参りしたり、回転寿司のネタの大きさとおいしさに驚いたり、この地方の人々は「こんな」「そんな」「どんな」を「こげー」「そげー」「どげ-」ということを学んだり、新しい経験がたくさんできた旅。

あきしーさんご家族の優しさに包まれてほっと一息つけた旅。

日本には良い場所がたくさんあると再発見できた旅。

元気をもらえた旅。

そして、明日はハワイへ。

 

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