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pullem' up!

Pullem_up02_t450 "Pullem' Up!"という看板が全米各地に登場しているらしい.

何を言っているかというと,

「ズボンを上げろ」

そんなことを看板に言われたくないという感じですけれども.

「ズボン上げろ」と看板に言われてしまう背景には,

今年の6月にルイジアナ州で『腰パン禁止条例』が施行されたことがあるらしい.

サイズの大きいパンツをずり下げて履くいわゆる「腰パン(saggy pants)」. アメリカの若い男の子たちの間で流行しているストリート・ファッションだ. 下着が露出するため,これが「公衆わいせつ」とみなされ,違反者には罰金が科される. "Pullem' up or pay up."  厳しいところでは禁固6ヶ月の刑が科される. 

『腰パン禁止条例』は,ルイジアナ州につづき全米各地に広がっているらしい.

Bill_003Bill_005  そして,この人も怒っていた.

 ビル・オーライリーだ!

 出た!

 いつも朝見ているGood Morning Americaに突然現れたので,思わずシャッターを切ってしまった.

朝から怒ってました. 

「今や学校は"wild zone"だ."indecent"な若者が多すぎる.けしからん!ズボン上げろオイコラ!」

と怒ってました.(オイコラ!までは言ってなかったと思いますけれども)

しかし,腰パンを履いていただけで「罰金」という条例が個性を尊重するはずのアメリカで施行されたというのはちょっと意外な気がした. 「個性」よりも「公序良俗」を若者に教える必要が出てきているということなのだろうか.

でも,"Pullem' Up!"という看板が街中に登場するというのはアメリカらしいなと思った. 日本でも「腰パン」は若い男の子たちの間で人気のファッションで,そのずり下げられたズボンを怪訝そうな表情で眺めている大人たちは少なくないと思う. が,日本で,「ズボンを上げましょう」なんていう看板が渋谷のスクランブル交差点に登場することはまずないような気がした. 

「個性の尊重」か「公序良俗」か. アメリカも日本も抱えている問題は同じだと思った.

そして,もう一つ思ったことは,

"Pullem' Up!"(上げろ)と言う必要があるのは,男性の腰パンだけではなく,アメリカ人女性のキャミソールもではないかということである.

キャミソールは露出度が高い. アメリカ人女性は体格もよく胸も大きいので,キャミソールを着ると,巨大な物体が露出する. あまりにでかすぎて同じ哺乳類で同じ人間であることがにわかに信じがたくなる. 

下着が露出するのが公序良俗に反するからという理由で腰パンが禁止されたのであれば,巨大な物体をこれ見よがしに露出させるアメリカ人女性のキャミソールも禁止に値するのではないかと思った次第である. 

ただのやっかみだ.

"You're so skinny."って悪かったですね.ふん.

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missing you

Oct25_010夕暮れ6時少し前のワイキキ.

この優しい空の色.

そして,静かに打ち寄せる波の音.

癒される.

日中の暑さが和らいで心地いい涼風が吹き始めるこの時間になると,今日も戦いが終わったという気持ちになって,ほっとする.

もう何回ここに足を運んだだろう.

そのたびに,ほっとしたり,はっとしたり.

寂しくなったり.

あと何日こうやって

ほっとしたりはっとしたり寂しくなったりというのを繰り返すんだろう.

勉強や研究はすき. これまで知らなかったことが分かるようになって世界が広がっていくそのプロセスが楽しい.

でも,外国はあんまり好きじゃない. 

日本人だから.

おいしいものが食べたい. たまご丼とかおでんとか. 「だし」の食文化ってすばらしい.

おふろに入りたい. 「お湯につかる」というのは体によい習慣だと思う. 

紀伊国屋に行きたい. 日本語の小説,そして「あなたもこれでネイティブになれる」系の英語学習本を熟読したい.

電車に乗りたい. 近代的な感じがする.

京都に紅葉狩りに行きたい. 葉が赤くなったり黄色くなったりする現象を目で楽しむという文化は情緒があってすばらしい.

新宿の伊勢丹に買い物に行きたい. かわいい服とお財布を買いたい.

話を聞いてくれる人に会いたい. 「以心伝心」は口下手な自分にはとても助かる.

missing all of you んにゃ.

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hazy

よくわからないことが次から次へと出てきて毎日もやもやしている.

significance levelはp<.01なのにwilks' lambdaの係数が.95というMANOVAの結果をどう解釈すればよいのだろう. グループ間で有意な差が見られたけど,グループ内の個人差も大きいということだと思うが,これって矛盾していないのか. 有意な差はあるがeffect sizeは小さい(5%)ということなのだと思うが,なんかしっくりこない.

discriminant analysisは,グループ間の違いに最も影響を与えている要因を調べるもので,つまりMANOVAの反対バージョンということだと思う. でも,影響を与えている要因を調べるものとしては他にregressionという手法があって,ではregressionとdiscriminant analysisの違いは何なのじゃということになる. 何なのじゃ.

CHILDESというコーパスは,ファイル名に".cha"という拡張子を使うらしい. 「ちゃ」って何なんだと思った. 関西の芸人の「たむけん」のことを思い出してしまうあたりが問題であると思われるが,こんなことを書いていったい何人くらいの方が反応してくださったのだろうか. それはさておき,"+s"とか"+d"とか"-o"とかいう謎めいた言語と,この「ちゃ」のついたファイル名を入力することによってしか,たとえば,mlu +d +sCHI shem*.chaなどと書くことによってしか,コーパスのデータを分析できないのは,もうたむけんのごとく「ちゃー」と叫ぶしかないのである. ちゃー.

と叫びながらちゃぶ台をひっくり返したい気分だ. 

と日本にいる友達へのメールに書いたら「星一徹だね」と言われた.

「ちがうたむけんよ」と返したいところだったが星一徹でもいいかと思った. というか,「星一徹って誰ですか?」と聞き返したいところだったけれども分かってしまうあたりが何となく昔の人みたいで悲しかったりした.

ま,たむけんでも星一徹でも何でもいいのだ. 

このもやもや感を何とかしたいのだ. ちゃー.

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second life

お昼休みに,Dr. Chun Laiのレクチャーを聴きに行く.

レクチャーのタイトルは"Technology-Enhanced Second Language Teaching and Learning."

テキスト・ベースのコミュニケーション・ツール(チャットなど)は,noticingやrecastをうながし,self-correctionにつながるというお話.

わたし自身も,英語ネイティブのお友達とのチャットは,絶好の語学学習の機会になっている. テキスト・ベースだと考える時間が保てるし,face-to-faceなら聞き取れなかったかもしれない語彙や表現も逃すことがない. スラングとかは知らないと聞き取れないし. 記録が残るので後で調べることもできる. このようにテキスト・ベースのコミュニケーションが外国語習得に与える効果は大きい. WebCTやDaedalusなどのツールを外国語の授業に取り入れるのはよいアイデアだと思う.

そして,Dr. Laiによると,最近はこういうテキスト・ベースのツールに加えて,"second life"が語学教材として利用されるようになってきているらしい. 

second lifeのことはこの夏に知った. おもしろそうなので早速インストールして,仮想空間での名前も取得した. 名字は"オブロンスキー"にした. モスクワ公爵夫人な感じがよいと思ったからだ. チャイコフスキー,スタニスラフスキー,ヴロンスキー,そしてオブロンスキーだ. とりあえずスキーってつけとけ的な投げやりな感じもよい. よくわからないが.

そして,先日,second lifeの仮想空間上に作られたKDDIデザイニングスタジオの映像を見る機会があった. すごいなと思った. これって教材で使えるなと思った. 今日Dr. Laiが見せてくださった教材でさらにヒントをもらえた気がする. 先学期のプロジェクトで作ったCALL教材とコンバインして何か作ってみたいと思った.

しかし,教材よりも,second lifeのような仮想空間を作り出しているグラフィクスの手法そのものの方に興味をもってしまう. どうやってこんなのを実現しているんだろう. 画用紙に絵を描くようにグラフィクスで自分の好きな画像を描いたりということができたら楽しいだろうなと思う. 

何か描きたい作りたい願望がふつふつと湧き上がってきた.

とりあえずはsecond lifeをもっと使いこなせるようになろう. オブロンスキー公爵夫人をもっと遊ばせてやらなければならない. 身近なところでsecond lifeのユーザーの方というのはどのくらいいらっしゃるのだろう. オブロンスキー公爵夫人とお友達になってくださる方はぜひご一報をお願いします.

S. オブロンスキー

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output rather than input

週末が終わる.

今週末はずっと勉強していた. 正確に言うと,今週末「も」だけど.

金土日とずっと統計のレポートを書いていた.

今回は,factor analysis + multiple regression + MANOVA という三つの手法をコンバインしたこれまでで最も難解なアサインメントだった.

最も難解である上に,ヘック教授がいきなり,"I'm gonna teach you 'independence' from now on."などと言い出し,これまでは授業中にヒントを言ってくれたりしていたのだが,今回は「最初から最後までひとりでやんなさい.ぐっどらっく.」と突き放されてしまった. 

まぁ,最初から最後までひとりで考えるのが本来のやり方であるべきなのでしょうけど.

しかし,"independent learning"のおかげでfactor analysis と multiple regression とMANOVA という三つの手法をコンバインさせることによって,こういう研究ができるのかということがよく分かった.

これまで統計をきちんと学んだことがなかった. 日本の大学院では研究方法の授業が軽視されていて,そういうのは論文をできるだけたくさん読んで「人から盗むものだ」という考え方が先生と院生の間で暗黙の了解として存在していたような気がする.

確かに「人から盗む」ことも大切だと思う. たくさん読んでinductivelyに理解していくというプロセスも必要ではあると思う. しかし,explicitlyに教わりdeductivelyに理解するというプロセスも同時に必要であると思う. 乱暴な言い方をすれば,そのほうが手っ取り早い.

アメリカの大学院のよいところの一つに研究方法の授業が充実していることがあげられると思う. こんな授業が日本の大学院でもあったらよかったなと思うことがある. まだまだ知らないことがたくさんあったことを知った.

このようにわたしはまだまだinputが必要な段階にある. 学生なので当たり前なのだけれど.

しかし,学生といってもこれまで仕事も研究もしてきたわけだから,inputだけではなくoutputもしていかなくてはいけないと思う.

先日,大学で仕事を得ることに関して,ある先生がこんなことを言っていた.

「人は君が何時間費やしたか全く気にしない.input(研究に何時間費やしたか)でなく,output(良い論文を書くこと)を見るものだ」

研究職というのは究極の成果主義であることをあらためて実感した. これも当たり前のことではあるのだけど. 

質の高いoutputができるようになりたいと思う. が,自分には力がないことに気づき始めてもいる. 

力というのは,研究能力に加えて,精神的な強さや身体の強さも含む. どんなに努力をしても報われず思い通りにならない力というものがあると思う.

Oct_21_001今日も,部屋からダイヤモンドヘッドを見てため息をついていた.

こうやってホノルルの景色を見ながらため息をつく生活が後どのくらい続くのだろう.

「でもそんなの関係ねぇー」っていうのが今,日本ではやっているらしい. どんな人がこれをはやらせたのかは不明なのだけど.

「inputよりoutput,でもそんなの関係ねぇー」くらいでいいか.

おっぱっぴー.

(と大学生の人たちがmixiでよく使っているのでまねしてみた)

やっぱり研究には向いてないかもしれない.

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hospitality at the hospital

とうとう病院に行って来た.

頭痛に加えて目が痛くなってきた.

痛いとこだらけ.

ほんとにいやになる.

やはりどこまでもどこまでも痛めつけられているような気がする.

頭痛は自分で何とかするしかないと思っていたのだが,目が痛いのはがまんできなかった.

目元がだんだん腫れてきて目の縦幅が通常の2分の1くらいに縮んでしまった.朝起きたときに鏡を見てとても恐ろしい顔が映っていたので恐怖におののいたがそれはまぎれもなく自分の顔だった.

目が腫れていなくても普段から朝起きたときの顔は怖いものがありますよといわれてしまうかもしれないが.

それはさておき.

日本人のドクターのいるクリニックに行って来た.

日本でも病院には眼科と皮膚科以外行ったことがないから緊張した.

でも先生がとてもいい人だったのでほっとした.

なんと同郷の人だった.神戸出身.そして同じ大学に通っていたらしい.

阪急六甲駅や鶴甲団地などかなりローカルな話題で盛り上がる.

恩師の先生に再会したような気持ちになった.

黙って人の話を聞いてくれる人で,とても久しぶりに包み込むような優しさに触れたような気がする.

質問が上手な人で,質問に答えているうちに頭痛とあまり関係ないことまで話してしまった気がする.先生は内科で,メンタルなケアは専門ではないはずだけれど.

目も診てもらった.先生は内科で,眼科医ではないはずだけれど.結膜炎だった.「手をよく洗ってね」と言われてしまう.はい気をつけます.というか小学生か.にゃー.

頭痛に関する診察もしてもらった.それがメインのはずだったのだけれど.CTスキャンを撮ったほうがいいかなと言われる.でも,アメリカの病院でCTスキャンをとるのはとてもお金がかかるらしい.アメリカのドクターは病院には所属せず個人でオフィスを借りて診療を行っているらしく,MRTなど医療機器が必要になった場合,それを病院に「オーダーする」のだという.入院ということになった場合,費用はドクターと病院両方に払わなければならないという.

アメリカの医療費が高額である理由が分かった.日本の病院は便利だと思う.

CTスキャンをどうするかこれから決めなくてはいけない.しかしその前にとりあえずもっと休みなさいと言われる.しばらく勉強は禁止とまで言われてしまう.そう言われましてもですね.そうしたいのはやまやまですが.今週末は因子分析とプロジェクトのプロポーザルを仕上げなければならないし.

と思っていると,先生がゴスペルのコンサートのチケットをくれた.誰かと一緒に行けるように二枚.

優しすぎる.

ここ数ヶ月ずっと痛めつけ続けられてきた気がするが,ここに来てようやくやわらかいクッションの上で休むことを許されたような気持ちになった.固く凍り付いていた雪が春が来て静かに解けていくように,はりつめていたものがすーっと消えていくような気がした.

頭痛が一瞬だけ治った気がした.

鎮痛剤をいただいたのでしばらくはそれで処方することになった.たぶんplaceboだと思うけれど.

それよりも,こうやって凍りついた雪が解けていくように誰かに理解してもらえるような,他者からのattachmentを感じられるような環境で過ごすことによって頭痛は完治するような気がした.

久しぶりに包み込むような優しさに触れることができて心が休まった.

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ちいさなしあわせ

Sep28_002

おひるごはんに日本製のチーズ蒸しパンを食べました.

日本から持って帰ってきたものだから本物の純・日本製チーズ蒸しパンです.

とてもおいしかったのでしあわせな気持ちになりました.

冷蔵庫に保存しておいた日本の菓子パン最後のストックということでじっくり味わっていただきました.

これからしばらく日本のパンが食べられなくなります.さみしくなります.

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serendipitous learning

気がついたらWeek 8に入っていた.

今学期も半分が過ぎた.

ふりかえれば,今学期は毎日エクセルかSPSSかTextSTATいずれかのソフトをさわって計算をしている気がする.

必ずどこかに答が用意されているという論理明快さが計算のよいところだと思う.

しかし,その論理性ゆえに,ひとつひとつ着実に理解して解決していかなければ次に進めないという難しさもある.

因子分析の「回転」の考え方がいまいちよくわからない.

数値は,mathematicallyには変わらないがvisuallyに変わるのだと言われましても.

3Dで因子の関係を見ろということなのだろうか.

物事を空間でとらえるのがどうも苦手のようだ.

コーパスの「共起尺度」の考え方がいまいちよくわからない.

どんな動詞が"one's way"と共起する傾向にあるか調べろって,別に何でもいいんですけどね.

BNCコーパスで調べたら14件しかなかったのですけど,たった14件の例で共起の傾向を調べろというのもちょっと強引な気がする.

観測比率と予測比率の考え方,求め方もよく分からない.

若くて男前のコーパスの先生が鬼に見えてきた.鬼であるにも関わらずいつもニコニコしているのだ.それがちょっとだけむかつくのだ.

ちょっと苦しくなってきた.

しかし,しんどいながらも新しいことをたくさん学んでいる気もする.

コーパスが使えるようになった.

Regular Expressionsが書けるようになった.

MANOVAを使ってデータ分析できるようになった.

"serendipitous learning"というのは"discovery learning"よりも,「『思いがけず』新しい発見をした」という意味が出ているような気がして好きです.

"serendipity"を見つけるためには,難しいこともしんどいことも苦しいことも逃げずに向き合っていかなくてはいけないのでしょうね.

しかし今日も計算ばっかりでつかれました.

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やっぱりネコがすき

「ハワイにもネコがいますか」と聞かれることがあります.

ふつうにいます.

ハワイ大学の中でもノラネコちゃんたちがたくさん暮らしています.

Hawaiian Humane Societyは,そんなネコちゃんたちの保護活動をしている団体です.

今日は,里親募集中のネコちゃんたちを見てきました.

いろいろな個性的なネコちゃんがいました.

Humane_004 牛丸.

ずっと寝てて触っても起きない.

模様だけ見てると,牧場で寝そべっている牛に見えてきました.

だから牛丸.

Humane_007 朝青龍.

目元と太り具合が似ていると思いました.

こんなふうに仰向けになって熟睡するネコを見たのは生まれて初めてのような気がします.

さすが横綱.

Humane_006 長老.

そこにいるだけで光り輝くオーラがある.

世の中の酸いも甘いもかみ分けた大物という感じ.

その大きな鼻も長老の威厳を表していると思いました.

Humane_001_2 女王.

ちょっと何撮ってんのよ!

と言われているような気がしました.

プライドが高そうなお方だと思いました.長老は地べたなのにクッション引いてますから.

Humane_003 置物.

ぜんぜん動かないので置物かと思って触ったら,ひっかかれました.

触ってんじゃねーよばーか!と言われたような気がしました.

すみません.

Humane_005

ちょろん.

しっぽが出てますよ.

ひっぱりたくなりました

ネコ飼いたい.

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role model

指導教授のOrtega先生にランチに誘っていただく.

研究がほとんど進んでいないのと体調が悪かったこともあって,今学期に入ってからはほとんど話をしていなかった.

先生の方から時間を作ってくださるとはとてもありがたい.

もしかすると,待てど暮らせどなかなか現れないので,しびれを切らして誘ってくださったのだろうか.

こっちのPhDの学生というのはコースワークを履修している間は指導教授とどの程度頻繁に会うものなのだろう.

もっと頻繁にアポイントメントを取って自分から積極的に話をする機会を作ったほうがいいのだろうか.

そりゃいいに決まっているだろうが.

でも会っても何も話すことないし.

と思っていたのだが,今日,先生とお話をしていると,話すことは意外とたくさんあったことに気がついた.

話しているうちにぼんやりしていたものがクリアになることもある.

研究の方向性がやや変わりつつあること.先生には申し訳ないがsocio-cultural approachよりはcognitiveの方に向かいつつあること.qualitativeよりはquantitativeの方に向かいつつあることなどを正直に話す.

It's quite natural that your initial interest is changing and evolving as you pursue for it. と言っていただく.そして,読むべき論文なども紹介していただく.

Ortega先生はほんとに何でもよく知っている.当たり前ですけど.低い位置からしか眺められないのでなぜそれが大事なのか分からないというのが今のわたしのレベルだが,この方は,高い位置から広い範囲を眺められるので,わたしがなぜ困っているのか,どうすればそれを解決することができるかなど瞬時にとらえられるのだ.

たとえるなら,横浜ランドマークタワーの最上階から横浜市内の詳細をすべて正確に説明できるようなお方である.わたしはというと同じ横浜でも横浜マリンタワーの最上階にも達していないレベルである.そして,その横浜マリンタワーは昨年営業を終了したらしいことも,なんとなく自分の行く先を物語っているような気がしないでもない.

横浜ランドマークタワーに少しでも近づきたいと思った.でも,とりあえずはマリンタワーの最上階に達しなければならない.営業は終了したがまだマリンタワーって残っていますよね.別にほんとに登ろうとは思っていませんが.

このところ体調があまりよろしくないせいもあるのか目標を見失いかけていたのだけれど,今日Ortega先生とお話して少しポジティブな気持ちになれた.このプログラムにトランスファーできたのもこの先生のお力が大きいわけだし.期待を裏切るようなことをしてはいけないと思うし.

そして,先生にも「病院に行け」と言われてしまった.そんなに顔色悪いでしょうか.

母のような人だと思った.体も大きいし優しい微笑みが時々モナリザのように見える.そして時々その微笑の裏に何かとてつもなく恐ろしいものを感じてしまうことがあることも否定できないのであるが.それはこの方がわたしの指導教授である以上,折りに触れ目にしなければならない現象であると言える.

ところでランチは,キャンパス内のBALEというベトナム料理のお店に行きました.

Oct11 Spring Roll Asian Noodle Saladaという「春巻き」と「ヌードル」と「サラダ」が入った欲張りなランチボックスを買ってみた.

これはサラダと思って食べるべきなのか,ヌードルと思って食べるべきなのか,春巻きをメインにヌードルとサラダをサブとして食べるべきなのか,どうすればいいのか分からず結局家に持って帰ってきてしまいました.別に持って帰ってくるほど悩まなくていいと思いますが.というかどう食べてもよろしいという話ですが.下にこれでもかというくらい敷き詰められたヌードルはここまで敷き詰めなくてよろしいのではないかと思いました.外国には変わった食べ物がたくさんあるなぁと思います.

先生との会話の中で,"pull yourself up out of your bootstraps"という表現を学びました.「ブーツから自分を引っ張り出す→自らを引き上げる努力をする」という意味で,今の自分に向けられた言葉だと思いました.

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スターアライアンスの裏切りについて

12月に一時帰国しようと思ってexpediaのサイトを見ていたのだが,いつも乗っているユナイテッド832便が見当たらない.

そして,ユナイテッド航空の関西ーホノルル線が今月廃止されたことを知る.

http://www.his-j.com/tyo/corp/btc/news/20070409ua.htm

いつも共同運航していたANAも関西ーホノルル線は飛ばないということだ.

なんちゅうことだ.

ちょうふべん. 

スターアライアンス・プレミア会員に昇格したばかりのわたくしといたしましては,信頼していた上司に裏切られたようなそんな感覚. 

しかし,このまま簡単にひきさがって,JALやノースウェストの直行便を選択していいものか. いや,そんなことはスターアライアンス・プレミア会員としてあるまじき行動だ. スターアライアンス・プレミア会員としての誇りをどんなときも忘れてはならないのだ. ここは何としてもたとえ1ストップであろうと2ストップであろうとスターアライアンスを選択しなければならないと思う. それがプレミア会員として取るべき行動であると思う. 

というかマイル貯めたいだけなのですけども.

こうやって北米の航空会社はどんどん関西から撤退していくのですね.

着陸料は世界一高いらしいですから仕方がないのか.

しかし,ほんまにふべんになります.

そして,やっぱりどこまでもついてないわたしと思ってしまう. 

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getting the feel for it

Sep27_009日曜日.

久しぶりに熟睡できたので,今日は頭がすっきり.

図書館に行って,Factor Analysisの勉強をする.

先週の統計の授業で,"rotation"(回転)という手法が出てきたのだが,「回転」っていったい何が回るのだろう?とか思いながら,カウンターで回っている寿司とかを思い出したりして,そういえば寿司が食べたいなどと思っているうちに,"varimax rotation"(パリマックス回転)やら,"oblimin rotation"(オブリミン回転)やら,いろいろな回転が出てきて回転寿司どころではなくなってしまい,結果的に授業が分からなくなってしまった.

当たり前か.

来週にはレポートを書かなければならないので,今日は授業中に寿司のことを考えてしまったせいでちんぷんかんぷんになってしまった「回転」についてじっくり勉強する.

「回転」とは要するに,共通因子を特定するために使う手法のことらしい.回転前の因子は中程度の相関があるので共通因子を解釈するのが難しいということで,この手法が取られるらしい.

同じ回転でも「回転寿司」と違って,因子分析の「回転」は奥が深いと思った.

その後,コーパスの授業で格闘中のregular expressionsの練習をする.

"bring A to B"の"A"と"B"の長さを比べて,"A=B," "A>B," "A<B"のそれぞれの頻度を調べるという課題.

あまり面白くない課題だと思う.

個人的には,AよりBの方が長かろうが短かろうが別にどっちでもいいのですけれども.これが生きていくうえでどの程度大事なことなのかわたしにはよく分かりませんです.なかなかオタクな世界だと思われます.

学問とはそういうものなのでしょう,たぶん.

回転寿司に行きたくなってきました.

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stressed out

病院に行こうと思って予約をしたら,その保険はうちでは使えませんと言われてしまう.

アメリカと日本では医療制度が異なるという基本的なことを知らなかった自分をとても恥ずかしく思った.日本のように保険があるからといってどこの病院でも行けるわけではないのだ.

わたしがフルブライトからもらっているUnited States Department of State (USDS) Accident and Sickness Program for Exchanges (ASPE)という保険は,ハワイだと使える病院が限られているようだ.eligibleな病院のほとんどが本土にある.

ここはやっぱりアメリカじゃないのかもしれない.

その限られた病院のうちどこがいいのか調べようとしたが,授業の課題がどんどんたまっていくのと,今学期は新しいことを始めたので一つ一つに膨大な時間を要するようになっていて,病院を探すなんてことがどうでもいいことのように思えてきて,もう病院行くのはやめることにした.

病気かどうかも分からないし.ただの頭痛と風邪だし.それに,これはきっとフィジカルな面というよりはメンタルなところから来ている可能性が高いことも何となく自分で分かっている.

体調が悪いからといって別に治そうとしなくてもいいかと思うようになった.仕事をしているわけではないから,わたし一人がいなくなったとしても誰に迷惑がかかるわけでもない.

物事が思うように進まない.

論文は通らない.

病院に行こうとすると病院にも拒絶される.

他にも細かいことがいろいろある.

疲れてきた.

が,もうここまできたら怖いものがなくなってきた気もする.とことん痛めつけてくださって結構.今年のあなたの運勢は大殺界だからと笑っている占い好きの人がいるのかもしれない.笑っていただいて結構.大殺界もそれで結構.

救いは,勉強をして力をつけたいという思いだけは残っていることだ.

思いというよりは,他に選択肢がないと言ってもいいかもしれない.逃げる場所はないから,ここで修行するという道しかわたしには残されていない.

長野に行っている夢を見た.

長野県松本市.

『白線流し』の舞台になった場所.一度しか行ったことがないけど,何となくとても好きな場所.

一ヶ月くらいここで療養したい.

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haves and haves-not

榮倉奈々ちゃんってかわいい.

わたしもビタミンC不足だと思うので,C1000飲んでがんばります.

とあなたが言っても全然かわいくないですから.ざんねん.

自分にも19歳のときがあったと思うが,こんな初々しさはなかったと思う.「若年寄」だった.19歳といっても「またまたーそんな冗談言ったらあかんよ」とか言われたりして.

今の方が当時より若々しい,という人もいる.どれだけ老けていたのか.

AHKAH(アーカー)のネックレスってかわいい.

カタログを探していたらともさかりえちゃんのブログにたどりついた.

だんなさまにプレゼントしてもらったらしい.

いいな.

わたしが最近もらったものといえば,TBLTカンファレンスでもらったボールペンとかばんだ.どちらともあまりうれしくなかった.

なんだかとてもせつなくなってきた.

明日はプレゼンで45分間話し続けなければならない.

が,また風邪を引いてしまう.

発表となると風邪を引く.そんな法則ができあがってしまったようだ.

なんだかとても悲しくなってきた.

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reciprocal love

Excelってめんどうくさい.

Excelなんかきらい.

SPSSならもっと要領よく仕事をしてくれるのに.

SPSSはすき.

とか思っているから計算ミスするんですね.

あさって提出のレポートのためにデータ分析の結果をまとめていると,なんだかおかしなことになっていて,調べるととんでもないミスをしていて,もう一度最初からやり直しということになってしまった.

がおー.

ある人が言っていたことを思い出した.

自分が信頼されたければ相手を信頼することから始めなければいけませんよ.自分が愛されたければまず相手を愛することから始めなければいけませんよ.

Excelソフトも同じなのだ,きっと.

ExcelきらいExcelきらいと思っているから,Excelもこちらの言うことを聞いてくれないのだ,たぶん.

こちらがExcelのことを好きになってあげれば,Excelもちゃんと間違わずに計算してくれるのだ,たぶん.

SPSSに浮気心をもつようなことをやめれば,Excelもこちらの思いをちゃんと聞いてくれるのだ,たぶん.

reciprocal loveというのは,人間と人間のみならず,人間とソフトウェアの関係においても成り立つものなのだ,たぶん.

そんなことを思いながらさっきまで図書館でデータ分析をしていた.気づいたら22時になっていた.レポートは何とか書けた.Excelにこちらの想いが届いたのだろうか.

あーつかれた.

こんなことばっかりしてる女の人ってどうなのだろうとふと思う.朝8時に家を出て22時に帰ってきてまるでおっさんだ.Excelに思いをそそげばそそぐほど,人としての魅力が失われていっている気がする.

reciprocal loveというのはやっぱり人間同士がいいと思う.

あーつかれた.

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a card from Melbourne

Sep27_006

朝からfactor analysisやらsyntaxやらでムチ打たれ,もうだめかもとか思いながらくたくたになって帰宅すると,メルボルンにいるお友達からカードが届いていて,うれしくて泣きそうになる.

手書きのメッセージって気持ちがこもっていてとってもあたたかい.

はるばるオーストラリアから海を越えてハワイまで来てくれたことを思うとますますあたたかい気持ちになった.

factor analysisとかsyntaxとかどうでもよくなった.

そんなことよりもっと大事なことがあるような気もした.

メルボルンに住んでいた頃のことを思い出した.

その時も毎日勉強だったけど,わたしはメルボルンが大好きだったので,今ほどのしんどさはなかった. 

カードを送ってくれたお友達は同じ大学の人ではなかったのだけれど,とある場所で偶然知り合った. あれから5年. 今もお友達はメルボルンにいてわたしはハワイにいるのだけど,こんなに離れていてもずっとお友達でいてくれていることをとてもうれしく思う.

お友達の日本の実家は鳥取県にあって,そこにも何度か遊びに行った. お父さんもお母さんも妹さんも弟くんもみんなすごくいい人たちだった. 鳥取県には行ったことがなかったので同じ日本でもいろいろな文化があることを学んだ. 鳥取には神戸から出ている高速バスに乗った. 鳥取行きのバスといえばゲゲゲの鬼太郎バスだ. 水木しげる氏が鳥取県出身だからだそうだ. バスの中に入ると,鬼太郎とかねずみ男とか子なき爺とか砂かけ婆とかのシートがあって,ちょっとたまげた. わたしのシートはねずみ男だった.砂かけ婆じゃなくてよかったと思った. 

ゲゲゲの鬼太郎バスの話はさておき,何が言いたいかというと,異国の地で生活を始めるということはリスクもあるけれど,得るものもそれ以上にあるということだ. そのうちの一つが新しい人との出会いだと思う. メルボルンに行かなければ,カードを送ってくれたお友達との出会いもなかったのだ. そう思うと,メルボルンに留学してほんとによかったと思う.

またメルボルンに行きたい. 

今から何年後かに同じようにハワイを懐かしんでいる自分がいるのだろうかとふと思った. 

お友達からもらったカードがうれしくていっぱい書いてしまった. 鬼太郎バスとか子なき爺とか関係ないことまで.

ありがとう.

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