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才色兼備の友達と知的英会話を楽しむ

Library_003_1 シェリル(Cheryl)という才色兼備の友達ができました. 

同じEnglish Departmentに所属していて月曜日のクラスで一緒になります. いつも的を得た発言をし,頭の切れる女性です. そして美しい. そして英語がうまい. 今のわたしが手に入れたいすべてを兼ね備えている,あこがれの女性なのです.

そのシェリルと,毎週水曜日に,language exchangeをすることになりました. シェリルは,第二外国語として日本語を学んでいます. 何と,わたしが仕事をしていたW大学に1セメだけ留学したこともあるそう. そんな縁から急接近することができたのであります. 

美しい人と急接近できるというのは,男性にとってだけでなく,女性にとってもうれしいことなのであります. わたしはそのような趣味はありませんが... 

今日は,そのlanguage exchangeの第一回目でした. ここ数週間は,リーディングとライティングの宿題に追われ,引きこもり状態になっていましたので,今日は人と話せる幸せを心の底から体感した一日となりました. 結局,わたしばっかり英語でしゃべって,シェリルに日本語を教えてあげることはできませんでした. なんて自己チューな日本人... (来週は日本語にfocusすることにしました)

シェリルはとても賢い人で,たった2時間という短い時間の中で,彼女からたくさんのことを吸収することができました. 中でも,アメリカで今大きな議論となっている,「インテリジェント・デザイン説」(Intelligent Design) について彼女なりの意見を聞けたことはとてもよい勉強になりました. 

今,アメリカの教育界では,「人がどのように進化してきたか」に関して,「進化論」を教えるべきか「インテリジェント・デザイン説」を教えるべきかで,白熱した議論が繰り広げられています. 「インテリジェント・デザイン説」とは,「自然界は非常に複雑で,ダーウィンの進化論が主張する自然淘汰だけで説明できるほど単純ではなく,知的な設計者(たとえば神)が介在しているはずだ」という主張です. (3月のブログにも少し書きました)

なぜこれが問題なのかというと,インテリジェント・デザイン説は,神が介在しているということで,宗教的な要素が強いということです. すなわち,「科学」と「宗教」は区別しなければならないのではないか,ということです. にもかかわらず,ブッシュ大統領が,昨年,インテリジェント・デザイン説を支持する発言をしたことから,議論はますますヒートアップしているのです.

シェリルは,「科学」と「宗教」は区別するべきという意見で,インテリジェント・デザイン説を理科の授業で教えることには反対だ,と熱く語っていました. わたしもシェリルの意見に同感. でも,アメリカの特に南部(conservative peopleが多いという)では,インテリジェント・デザイン説を信じる若者が増えているのだそうです. そういえば,同じクラスメイトで,テキサス出身のミランダは,"I'm an intelligent design person !"って言ってたなぁ...

本でしか読んだことのなかったこの問題について,アメリカの学生からナマの声を聞けたことは大変貴重な経験となりました.

180pxpeopleshistoryzinn 今日のシェリルとの会話を通して,せっかくアメリカにいるのだから(陸の孤島ではあるが),アメリカのことをもうちょっと勉強しないとあかんなぁ...と思いました. シェリルおすすめのこちらの本を読んでみようと思います.

Howard Zinn (2003). A People's History of the United States.

シェリルも,日本語の勉強のために,今日からこのsatchyblogを読んでくれるとのこと. ボヤキの多いこのブログから彼女が何かを学んでくれればよいが... いつのまにか,そのような日本語を習得してシェリルがボヤキ始めたらわたしの責任だ.

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コメント

宗教色が薄い環境で育ってきたから、何となくダーウィンの進化論が正しいような気がもするし、Intelligent Designも否定するのが難しい。

人は、科学で証明されたものを疑わずに信じやすいけれど、科学で証明されたものが正しいとは限らない。けれど、特に人間、生物、宇宙の起源は、まだ完全に分かっていないもののはずだから、何が正しいとか間違っているとか、議論するのが難しいそう。だから、こういう点では、宗教が入ってくるのだと思う。だって、神が作った、神がそうしたとすれば、否定する事は出来ないからね。

satchyさんのブログ読んでいると、いつもより頭を使っているなぁw

投稿: masaki | 2006年9月28日 (木) 22:23

 素敵な友達が出来て、よかったですね!
 誰だって、きれーなお姉さん好きです!!

 浅いコメントで、すみません(><)

 もうすぐ、ライティングセンター始まります、Satchyさんいなくて、とってもさみしいし、不安です・・・。

投稿: うらん | 2006年9月29日 (金) 00:07

Dan Brownの本にはまってたことがあって、ダヴィンチコードとか読んでたときに、そのニュースを知って、タイムリーだな~と思ったことを思い出しました。「科学主義」vs「保守キリスト教」って感じでスリリングな話題ですよね。
 Language Exchangeいいですね!僕も何回かしましたが、どうしても英語でしゃべってしまい、失敗しました…。日本語を教えるってほんとに難しい…。普段は日本語の特徴とか文法とか特に意識してないし。
 いつも写真を貼り付けてくださってありがとうございます^^空がとてもきれいで楽しませてもらっています。

投稿: Toru | 2006年9月29日 (金) 00:09

うん?どこかで見たことのある表紙。なんとタイムリーな!今、ZinnのA People's History of the United Statesを読んでいます!
Benedict AndersonのImagined Communityという本と共に読んでいるのですが、imagined~の方がワケがわかりません。皆、口をそろえて、「この本はdenseだ」と言っています。かなり難しいです。
この2冊を読んでAmerican Dreamに関して考えるのですが、、、かなり難解です。日本人のボクには分かりません。
あ~あ、美しいLanguage exchange partnerがほしいです。。。

投稿: Tekkan | 2006年9月29日 (金) 04:55

陸の孤島といっても、satchyのブログを読んでいると、ハワイもアメリカだなぁってつくづく思います。

投稿: Hitomi | 2006年9月29日 (金) 15:55

【masakiさん】
そうですねー.科学ですべてが証明できるわけではないのですよね.わたしたちは,小学校のときに人間の起源はapesだと学んだわけなのですけれども,これも単なる「仮説」にすぎないのであり,簡単にくつがえされる可能性があるということなのですね.

レトリックの本は何があるかなぁ...ちょっと考えて見ますね.英語でかかれたものがよいですか?


【うらんちゃん】
美しいものはすばらしい.ハワイには美しいものがなく,刺激がないので,どんどん小汚くなっていく気がします.どうしたらいいでしょうか.

writing centerで働いていたことがすごく昔のことのような気がします.ほんの2ヶ月前までいたのにね.

学生さんたちのことよろしくです!

【Toruさん】
ダヴィンチ・コードはおもしろかったですか.まだ読んでいないのですがとても興味があります.

language exchangeはmutually beneficialでなければだめだと思うのですが,バランスが難しいですね.昨日はシェリルが「背中が痛いので日本語が出てこない」というので,英語だけにしてもらいました.なんで背中が痛いと日本語が出てこないのかちょっとナゾでしたが...

ハワイの写真,楽しんでもらえてうれしいです.こちらに来てからデジカメを持ち歩いています.

【Tekkanさん】
そうなんだ.シェリルいわく,この本だけは"not biased"だということだったけれど,どうですか.

いらぬことに思いを馳せずにこの1年はしっかり勉強するように.

ところで進行形の多用はもう直りましたか.

【Hitomiさん】
そうですね.ハワイといってもやっぱり文化はアメリカですね.

日本語が通じるなどとよく言われるけれど,そんなことも全然ありません.

オーストラリア英語に慣れていたので,ときどきswitchingができなくてこまります.

投稿: satchy | 2006年9月29日 (金) 17:36

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