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それでも前に進まねばならぬ

Imagedb 心に穴はあいているものの,今はとにかく前を向いて歩いていくしかないのだなー...

今,この本のレビューを書いているところ. 1週間で1冊読んでこい,というのはこちらのドクターコースでは普通のことになっているので,たいへん. でも,この本は面白かった.

McComiskey, B. (2000) Teaching Composition as a Social Process. Utah State University.

Post-Process Approachとして,Composition Studiesの新しいモデルを提唱している. Cultural Studiesの考え方とコンバインすれば,よりwriting as a social actが促進されるという.

この本のよいところは,精神論とか理論ばかりでガンガン攻めてくるのではなく,具体的なタスクの例が提示されているところだった.著者のMcComiskey本人がこのタスクを実践した結果,学生がどのような反応を示したかについても報告されており,とてもためになる本だった.

この本で紹介されている活動は,日本の大学あるいは中・高校でも実践できるのではないかなと思った. そう思うと何だかワクワクしてきた. 今書いているレビューを,せっかくなので日本国内のジャーナルに投稿してみようと思った. そう思うとますますワクワクしてきた.

こんなことでワクワクするなんてわたしはきっとオタクなのだと思う. オタクという用語は女の人にも使えるのでしょーか.

ていうか,はよレビュー書き上げろやー.

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コメント

よかったですね、いい本に出合えて。Bruce はパデューの博士課程の大先輩です。すごくいい人ですよ。

彼の post-process に対する考え方は他の一般的な議論よりも建設的・前向きで好きです。JSLW でこのトピックについて書いたときも言及させてもらいました。

日本で紹介するのはすごくいい考えですね。がんばってください。

投稿: ポール | 2006年9月21日 (木) 20:39

【ポール先生】
ありがとうございます!

そうなんですか,McComisky先生はPerdue出身の方だったのですね.文章を読んでいて,たぶんこの方は人間的にすばらしい方なのだろうな,という印象を受けました.ご自分の学生のことをよく書かれていたので,学生思いで,教えることが本当に好きな方なのだろうと.とてもよい本に出会うことができて,うれしく思っています.今回のブック・レビューは,教授が作成したブック・リストから好きなものを選べて,どれにしようか迷ったのですけれども,この本を選んで大正解でした.

post-processについて読んでおくべき文献がありましたら教えていただきたいです.

いつもありがとうございます.

投稿: satchy | 2006年9月22日 (金) 08:05

ポスト・プロセス関係の文献というと代表的なのは

Kent, T. (Ed.). (1999). Post-process theory: Beyond the writing-process paradigm. Carbondale, IL: Southern Illinois University Press.

それから2003年に Journal of Second Language Writing で post-process 特集号が出版されています。

投稿: ポール | 2006年9月23日 (土) 04:11

【ポール先生】
こんなに丁寧に教えていただけて感激しています!

ありがとうございます.

ポール先生とこんなやりとりをしていることが今だに信じられません.

日本にいる仲間に自慢してしまっていいでしょうか.

投稿: satchy | 2006年9月24日 (日) 05:18

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