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浅草で下町情緒に触れる

浅草で下町情緒に触れる旅」をしてまいりました。東京に来て2年になりますが、浅草には行ったことがなく、今回が記念すべく、「浅草デビュー」となります。

Asakusa_001_1Asakusa_002_1 お友達と田原町駅で待ち合わせをして、地元の古い商店街を抜け、浅草寺方面へ。「雷門」を目にしたときには、「おおおーーーっ、これがあの有名は雷門かーっ」と大興奮!テレビや雑誌でしか見たことがなかっただけに、生まれて初めて本物を見て、素直に感動してしまいました。

Asakusa_004_1Asakusa_006_1  仲見世通りを抜けて浅草寺へ。仲見世には、地元名物のおせんべいやおだんご、雑貨などを扱う屋台が軒を連ねていました。中でも一番ヒットだったのは、カツラ専門店で見つけたサムライのカツラ。サムライといってもいろんなヘア・スタイルがあって笑えました(もみ上げの長さが微妙に違うとか)。それにしても、このカツラ、一体どんな人が何の目的で買って行くのだろうか。やはり、刀とセットで購入するのがお決まりなのだろうか。セット価格なんてのもあるのだろうか。。。ナゾじゃーーー。

カツラ専門店の隣には、キラビヤカなステージ衣装やカジュアルTシャツを扱う洋品店がありました。店頭の「萌えーーーっ」という文字入りTシャツがひときわ目立っておりました。

いやいや、サムライのカツラといい、萌えーっTシャツといい、浅草ってほんまにおもしろい町やなー。この「ちょいふざけたところ」と「下町情緒」が、いい具合に融合して、独自の庶民文化を築き上げている、これが、浅草の魅力であり、訪れる人々の心を魅了する理由なのだと思いました。この庶民性は、「笑い」を大切にする関西文化に共通するもののような気がしました。

以下、浅草で見つけた下町情緒を紹介します。(クリックすると大きな画像が見られます)

Asakusa_008_1 「ゴゴゴーっ」 by 水噴きドラゴン

Asakusa_010_1 「しもたー!見つかってもうた!」 by 泥棒

Asakusa_015_1 「全身、金だっちゃ!」 by かっぱの河太郎

Asakusa_016Asakusa_017  左)「上からちゃんと見てますよ!万引き禁止!」 by カブトムシ

 右)「こっち向いてもたら、何も見えへんやんかー!」 by カブトムシ

Asakusa_009 「気合が足りんー!気合が!もっと勢いよく泳ぐのじゃ!」 by 鯉のぼり応援団

Asakusa_011 「なんでビルのてっぺんにこのモニュメント?意味が分かりません。」 by アサヒビール本社社員

Asakusa_013 「血走る目玉がちょっとコワイです。」 by 八つ目うなぎ

Asakusa_005 「三定の天ぷら、おいしすぎです。さすが天保8年創業、老舗の味!ナスや海老、魚、種類ももりだくさん。まさに天ぷらのオーケストラやー!」 by さち麻呂

Asakusa_018Asakusa_019  「浅草いづみの白玉ぜんざいとところてん。まさに和菓子の夫婦岩やー!(意味不明)」 by さち麻呂

Asakusa_012 吾妻橋から隅田川を望む。風情がありますな~。

Asakusa_014_1 Todai_komaba_campus_001

かっぱ橋道具街。和洋食器の種類の豊富さと値段の安さに感動!猫ちゃんkettleを購入。

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人工言語の美しさに魅了される

仕事の帰り、T大学の山口先生のところに遊びに行ってきました(4月13日のブログに登場した先生です)。遊びに行く、、、というと何か語弊があるかもしれませんが、正確に言うと、ある人のグラフィクスの作品を見せてもらうことが訪問の目的でした。

その作品とは、OHPシートに印刷されたAという画像とBという画像を2枚重ねると、Cという全く異なる画像が浮き上がる、、、というものです。具体的に私が見たものは、「少女の顔」が印刷されたOHPシートと、「バラの花」が印刷されたOHPシートで、この2枚のOHPシートを重ねると、「猫の顔」が現れる、、、という作品でした。

印刷された画像というのは、よく見ると、細かい「点」が集まって作り出されています。そして、それぞれの「点」の配置と濃度により、全体の画像が完成しています。つまり、2枚の異なるOHPシートを重ねることで、「点」の配置と濃度が変化し、別の画像が完成する、という原理です。

(って説明でいいのかな。「その説明はちゃうやろっ」て専門の方からは突っ込まれそうですけど。。。)

この「点の配置と濃度」は、コンピューターによる緻密な計算の結果、生み出されるものだそうです。そして、コンピューターに「こういう計算をしなさい」という指示を出すのが「人工言語(プログラミング言語)」と呼ばれるものです。

「人工言語(プログラミング言語)」は、コンピュータに命令を出すために作られていて、コンピュータが曖昧さなく解析できるように設計されています。多くの場合構文上の間違いは許されず、人間はプログラミング言語の文法に厳密にしたがった文を入力しなければなりません。一つでも間違いがあると、人間が意図していたプログラムは実行されません。

「人工言語」に対して、私たちが日常用いている「自然言語」があります。「自然言語」の文法規則は、プログラミング言語にくらべてはるかに複雑で、例外も多いと思います。多くの人に利用される結果、時代の流れと共に、誤用や流行が生まれ、その結果、意図せざる形で変化していくのも「自然言語」の特徴です。それに対して、「人工言語」には、時代と共に変化するあやふやさは一切ありません。言語設計者の意図と作業によってのみ、変更される緻密さがあります。

以上、今日、山口先生から教わったことをまとめてみました。「言語のしくみ」に興味があって、言語学という分野に進んだsatchyですが、これまで「自然言語」について考えることはあっても、「人工言語」について考える機会は全くありませんでした。それだけに、今日発見した「人工言語の緻密さ」に素直に感動してしまいました。移ろいやすいこの世界に、これだけの堅固さと論理性を持つものが存在することを知り、その美しさに魅了されてしまいました。

実は、昨年から「論理学」の勉強を始めたのですが、「人工言語」を学ぶことで、直接的ではないにしても何らかの相乗効果が生まれるのではないか、、、という気がしてきました。自分の「論理思考能力」にも磨きがかかりそうな気が。。。山口先生も、「人工言語を勉強したほうがいいよ」とアドバイスしてくださったし、プログラミング言語(Java)の勉強を開始することを決意しました。。。!! まずは、大学のメディアネットワークセンターの授業のもぐりから始めようと思います。

予定外だったのですが、今日は山口先生に大学で3時間近く、レクチャーしていただきました。。。(その後、下北沢の居酒屋でもレクチャーは続いた) さすが、山口先生、文系の人にも分かりやすい言葉で丁寧に説明してくださいました。しかも、ご自分が授業で使われているパワーポイントまで出してきてくださり、途中からsatchyは、先生の授業を受ける学生(理解のひじょーに遅い落ちこぼれ学生)のようになってしまいました。。。(笑) でも、山口先生って本当に説明が上手で感動してしまいました。先生のゼミは、文系出身の学生が多いことでも知られているらしいのですが、その訳がよく分かりました。こんな先生に10年前に出会っていれば、satchyも今頃は理系で活躍できていたであろう。。。などと思ってしまいました。(え?出会っていてもそれは無理やったやろうって? 。。。 そやね あの数学の成績では。。。)

全く違う分野の方とお話しすると、自分の世界が広がっていく感じがします。特に理科系の方のお話は、A=B、B=CゆえにA=C...みたいな一本筋の通ったロジックと明確さがあって(文系ではあまり見られない)めちゃ刺激を受ける!

Todai_komaba_campus_002 T大学キャンパス内のポプラ並木。爽やかな新緑の季節を思わせる風景。明日から5月ですねー。

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阪神ファンの留学生

ニックというオーストラリア・シドニー出身の留学生が、この4月からTAとして仕事を手伝ってくれています。このニック、関西には行ったことがないみたいだけど、なぜか関西人っぽいところが多々あって(外国人なのに)、ミョーに気が合ってしまった。

どういうところが関西人っぽいのかというと、

Logo まず「阪神ファン」だというところ。何と、ニックのカバンには、阪神タイガースのロゴマークが入っていて、"自分はこんなカバンを持つくらい熱い阪神ファンなのだ"と言う。 えー、阪神タイガースのロゴ入りバック(大人用)があったとは、さすがのsatchyも知らなかったぞ。負けたな~~と思っていると(別に競っているわけではないけれども)、「んなわけないだろ。これはT....H....というブランドで、阪神のロゴみたいに見えるけど、実はTとHが重なっているだけだ。」とニック。

。。。

なるほど、TとHね。そういえば、タイガースのロゴも、T (Tigers)とH (Hanshin)が重なってるんやもんね。T....H....というブランドの正式名称はよく聞き取れなかったんだけど、「これは、アメリカン・ブランドなんだ」とさりげなく自慢していた。しかし、アメリカン・ブランドを阪神タイガース・ロゴにしたてるとは、いかにも関西人がやりそうなボケで笑ってしまった。ニック、あなどれん!

Top_02 ニックの阪神ファンは、こんなところにも表れていた。それは、選手の名前と守備をすべて把握していること。赤星、矢野、藤川、金本、井川、ウイリアムス、鳥谷。。。主要な選手の名前がポンポン出てくるではありませぬかー。しかも、各選手の成績にも詳しい。これまた負けたな~と思っていると(別に競っているわけではないけれども)、どうやら、プレイステーションの「実況・パワフルプロ野球」で選手のことを覚えているらしいことが判明した。「久保田はほんとの試合のときはすごいけど、ゲームの中ではたいしたことない」とかいうふうに、「ゲームの中では」ってしょっちゅう言うもんで、何のことかと思っていると、ゲーム=プレイステーションやったわけやね。

聞くと、よく友人を部屋に招き、二人でパワフル・プロ野球をやっているらしい。ニックは、シドニーで3年ほどANZ銀行で働いていたらしいけど、ほんまに銀行員やったんかいな、と思ってしまった。「へー、プレステかー」と感心していると、「じゃ今度はsatchyもボクと一緒にパワフルプロ野球どう?」やって。 。。。 うーん、阪神ファンのsatchyですけど、ニックと二人でプレステをやってる姿はどーも想像できない(笑)。 いやいや、パワフル・プロ野球っていうネーミングもどうかと思うけど(何でパワフルなんじゃ)、各選手の成績を語れるくらいプレステにはまってるニックって、やっぱりどことなく関西人のにおいがするぞ(笑)。

いやー、ニックってほんとおもしろい。パワフル・プロ野球の話が終わったと思うと、なぜか、「日本語作文ワークブック」をおもむろに出してきて(T...H...のカバンから)、satchyの隣で宿題をし始めた。宿題は、「一つも~ない」の構文。指示に従って、例文を作る問題に取り組んでいた。

例1.「警備があまりにも厳しくて、(                      )。」

ニックの答. 「警備があまりにも厳しくて、蚊は一匹も入ってきませんでした。」

。。。

なんで蚊やねんーー!! ニックはうれしそうに、「これどう、これどう??」と自分が考えた例文を見せてきた。日本語の意味が分かっていないのか、それとも、ウケをねらっているのかどっちなんやろう。。。でも、「これどう?」ってめちゃくちゃうれしそうにしてたのを見ると、どうやらウケをねらって書いた文のようだ。「なんで蚊やねん~」って日本語でツッコンであげると、ニックは大喜びしていた。

いやいや、「警備が厳しくて蚊が一匹も入ってこない」、なんて大ボケ解答、これはまさしく関西人の発想じゃぁないですかー。直してあげた方がよかったのかもしらんけど、豊かな発想を大事にしてそのままにしておくことにしました(本人が一番気に入ってるみたいやったし)。やっぱり、人のキャラって国籍で決まるものじゃないんですね。ニックの大ボケぶりを見て学びました。

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恋愛適齢期 Something's gotta give

20050901e79bb9e6 いやいや、久しぶりにいい映画を観ました。

恋愛適齢期 (Something's gotta give)』 ジャック・ニコルソンダイアン・キートンの両名優が「大人の恋」を演じるラブコメディです。

30歳以上の恋人は作らないという "若い女の子大好き男" ハリー(ジャック・ニコルソン)と、仕事のために恋をあきらめていたエリカ(ダイアン・キートン)。すれちがってばかりの二人が、ある出来事をきっかけに、次第に魅かれあっていく。。。

319166thumb003 これだけ聞くと、「ただのオッサンとオバサンの恋愛話やん」って思われるかもしれません。。。でも、男と女の微妙な心の変化が、これほどまでに見事な演技で表現されている映画は他にあまりないと思います。実際、最初は、"エロオヤジ"にしか見えなかったジャック・ニコルソンが、話の展開と共に、実に味のある深い渋い男に変わっていくんです。ダイアン・キートンも、最初は、ただの"気の強いオバちゃん"にしか見えなかったのに、ストーリーが進むにつれ、だんだんと美しい大人の女性へと変身します。二人のこの変わり様は本当に"お見事"です。さすが、ハリウッドの名優だなぁ。。。と感心させられました。

319166thumb002319166thumb005  とくに、同じ女性として、ダイアン・キートンの魅力に引き込まれました。歳をとっても、こんなふうに、少女のような純真さと大人の深みを合わせ持つ女性になりたいなぁ。。。などと思いつつ。。。

また、この映画には、キアヌ・リーブス演じる医師ジュリアンの存在が欠かせません。ジャック・ニコルソンとダイアン・キートンの関係に、いい具合にセクシー色を添えています。キアヌは、20歳も年上のダイアン・キートンに恋をしてしまうのですが、「恋愛に年齢は関係ない」っていう彼の熱い思いに、くぎづけになってしまったsatchyでした(笑)。うん、ほんと、キアヌさん、この映画の中で、あなたはいい男すぎました。

映画の最後のシーンも、実に美しい。。。浜村純みたく、(←関東ではあまり知られてないかな) ここで全部しゃべってしまうのはやめておきますが、「こんな恋愛ってめっちゃステキ!」って、とっても幸せな気持ちになれるエンディングでした。

いやー、この作品、ほんまにめっちゃおもしろかったです~。

DVDに付いていた「撮影秘話」も、必見です。「なるほど、『演じる』ってそういうことなのか」って、学ぶことがたくさんありました。演技もここまでくると、まさに「芸術」ですね。

319166thumb004

←satchyの一番好きなシーンです。海岸を歩くジャックとダイアン。二人が本当に楽しそうで幸せそうで、見ていてこっちまで嬉しくなっちゃいました。

このシーンってどこの海岸で撮影したのかな。ほんとにきれいな海岸でした。

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iPod nano 購入

060331_2025 iPod nano 購入しましたー!

電化製品は、「使えればええやん」って感じで、携帯にしても、オーディオにしても、あんまりこだわりがなかったんだけれど、iPodだけは、なぜかずっと気になってまして。。。ハワイに行くことが決まったし、英語の勉強もしたいし、意を決して購入しました。

実は、これまで、CD Walkmanを使ってたんです。(えーーーっっ?そんなん使ってる人まだおったんやーーって声が聞こえてきそうデス。。。) でも、ある日、CD Walkmanをガチャガチャいじっているsatchyの姿を、学生のIクンに目撃されてしまったのです。「えーーーーっっ、しーでぃーウオークマンですかぁーーーっっ」とIクン。続けて、Iクンは、「重くないですか??」だって。そして、Iクンは、これ見よがしに、自分のiPod nanoの自慢を始めました。プライドを傷つけられたsatchyは、このとき決意したのです。よっしゃ、わたしもiPodデビューじゃ!と。。。(何のプライドかよー分からんけど(笑))

いやー、でも、iPodって、ほんとに便利です。何といっても、この容量。そして、この軽さ。Iクンがあれだけ自慢してくれたのがよく分かります。

最近は、飽食の時代で、便利なものが世の中にあふれていますね。satchyが女子大生だった頃は、元祖walkmanがまだ普通に流通していたと思う。携帯電話なんて持ってる子はいなかったし、ポケベルも、持ってる子はほとんどいなかったんじゃないかなぁ。(なんてことを言うと、すごく古い時代の人のような気がしますけど。。。)この10年くらいで、電化製品は急速に進化しましたよね。

今の大学生の中には、カセットテープの「A面」とか「B面」っていう言葉を知らない子がいるんですよ。英語のLLを担当している先生が、ある学生に、「先生、巻き戻しの方法が分かりませーん!」って言われたらしい。。。いやいや、時代は変わったもんだ。

便利なものが世の中にあふれて、生活もどんどん便利になっていきますね。それと並行して、人々の心も豊かになっていくのでしょうか。

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2006春ファッション

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イギリスから届いた贈り物

Harrods_from_kaori_001 はるかかなたイギリスはロンドンから、東京の自宅に小包が届きました。ロンドン大学(Royall Holloway, University of London) に留学中のカオリちゃんからでした。小包の中には、Harrodsのテディベアとボールペン、そして紅茶が入っていました。そして、心温まるメッセージが書かれた素敵なカードも。。。 

Harrods_from_kaori_005 なんて素敵な贈り物なんでしょう!!何だかジーーンときてしまいました。贈り物ももちろんそうなのだけれど、何より、カオリちゃんの気持ちが嬉しくて、心がとっても温かくなりました。本当に、本当に、嬉しくて、言葉が見つからない、、、そんな状態でした。

カオリちゃんは、昨年の9月から、学部の必修課程としての留学で、ロンドンで勉強しています。この4月に大学3年生になりました。2年前、まだ1年生だったときに、私が担当していたshadowingのクラスにいた学生さんです。カオリちゃんは、何事に対しても全力を注ぎ、真面目にこつこつと取り組む努力家です。そして、礼儀正しく、大人のマナーをわきまえている常識人でもあります。その真面目さと礼儀正しさは、学部の先生の間でも話題になるほどでした。まさしく"role model"としてふさわしい学生さんです。

Harrods_from_kaori_004 カードには、「感謝の気持ちをこめて、、、」という言葉を書いてくれていました。こんな言葉をいただけるほどのことを、私は何もしてあげられなかったのに、、、。ただただ、カオリちゃんの気持ちが嬉しかったです。本当にありがとうねー!この出会いをずっと大切にしていきたいと思います。

昨年9月から始めたコースも、残すところ、後1ヵ月半ほどになったそうです。勉強はやはり大変だったようで、この約7ヶ月の間に18のエッセイを書いたのだそう。きっと素晴らしく力をつけて帰ってきてくれるのだと思います。異国の地での生活は、まだ19歳の女の子にとって楽しいことばかりじゃなかったと思うけど、カオリちゃんのことだから、すべての経験を自分の糧にして、去年の何倍も強くなった姿を見せてくれることと思います。

帰国後、いろんなお話が聞けるのを楽しみにしています。ロンドンの食事は、たぶん、"??イ"だろうから(イギリス人の方ごめんなさい)、おいしいものを食べに連れて行ってあげようと思いまーす。

Harrods_from_kaori_002←お仲間たち。全部、大切な人からいただいたものです。それぞれのベアの名前は、アキコさん、シャロンさん、ミギさん。 え?ぬいぐるみに名前つけるなんてキモいって?? 。。。 ハイ、確かに。ちょっとヤバイかも。でも、くださった人の名前をそのまま使ってるんですよー。今日から、カオリちゃんが仲間入りです。(カオリちゃん本人がキモイからやめてくれーって思うかもしらんけど。。。)

Harrods_from_kaori_003豪 VS 英。 二人を並べると、はやりHarrodsブランドのカオリちゃんの方がどことなくsophisticateされている気がする。。。 でも、Common Wealthコンビで仲良くなれるはずです~。

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「学校へ行こう!」

TBSで毎週火曜日20時から放送されている「学校へ行こう!」 みなさんはご存知でしょうか。日本全国の学生(中学生から高校生の10代の若者)を取材し、学生のナマの声を伝えている番組です。恋愛の悩みあり、別れの悲しみあり、受験勉強の苦しみあり、、、多感な年頃の若者の日々の思いをストレートを伝えています。そして、若者ならではの、純粋さ、誠実さ、切実さが、見ている人の心を癒してくれます。satchyの大好きな番組で、放送開始以来10年近く、ずっとファンです。毎週火曜日は20時に間に合うよう帰るようにしています。(え?オマエは小学生かって?)

この番組のすごいところは、ただ学生の声を伝えるだけではなくて、学生に様々な経験をさせることで、そこから何かを学び取ってもらう、という教育的な要素をちゃんと備えているところです。この「経験」とは、多くの場合、学生が自分の夢を実現させるために必要となる「過酷な練習」であったり、「厳しい勉強」であったりします。これらの経験を通して、学生が多くのことを学び、成長し、そして夢の実現に近づく過程をドキュメンタリーとして伝えているのです。この過程を見ていると、いつも思います。「大事なのは『結果』だけじゃなくて、そこに至るまでの『プロセス』なんだ!」と。ほんとに感動して涙が出ることもしょっちゅうです。(ちょい単純かな)

今日の「学校へ行こう!」のトピックは、「東大受験企画 -運命の合格発表-」。浪人生の山本くんとユイちゃん(だったかな?)の二人の学生の東大合格発表までのドラマ最終回です。二人の東大受験には様々なドラマががありました。

受験にかけるひたむきな思い・・・
支えてくれた家族との絆・・・
初めて味わった挫折・・・
そして迎えた運命の合格発表
果たしてその結果は・・・

山本くんは、合格!そして、ユイちゃんは、残念ながら不合格という結果に終わりました。しかし、ユイちゃんが最後にお母さんに言った言葉は、あまりにも感動的で心に突き刺さりました。

私も苦しかったけど、お母さんは、私の何倍も苦しかった。ほんとうにごめんね。」

合格はできなかったけど、これまで頑張ってきたことを全然後悔していない。東大のために頑張った経験は『人生の宝』です。

なんという素晴らしい言葉でしょう。。。(なんか一人で感動してますけど、スミマセン。映像なし文章だけで感動を伝えるのはまだむずかしいっす) ユイちゃんは、思い通りの結果を出せなかったけど、そこに至るまでの過程で、自分自身を知り、支えてくれる人たちの優しさを知ったんだと思います。これを糧にして次の目標に向かってさらに前進してほしい、と思いました。

若い人たちがこうやって成長していく過程を見ていると、熱いものがこみ上げてきます。これって、職業柄?それとも、自分が歳をとったということなんでしょうか。。。?そのひたむきな姿を見ていると、自分も頑張ろう!などと思ってしまうのです(決して負け惜しみではない)。私は子供を育てたことがないのでよく分からないのですが、人を育てるということは、自分も共に学び成長することでもあるのかもしれないですね。

あーあ、今日は20時までに家に帰れて、「学校へ行こう!」が見れてよかった。午後にちょっとした事件があり、気分を害していたのです(この温厚なワタクシが。。。←??)。何かね、人の悪口ばっかり言って、あの人を訴える、この人を訴える、そんな話ばっかりしてる人がいるんですね。あきれて見ていられません。多くの人が共に仕事をする組織では、問題がないほうがおかしいのであって、そこでどう折り合いをつけて建設的な方向に持っていくか、が大事なんじゃないんですかね。学ぶべきときに学ぶことがある、そのときを逸すると後ではなかなか身につかない、ということがあるのかもしれないですね。だからこそ、「若いうちの苦労は買ってでもしなさい」といわれるのでしょうね。挫折や苦労なしで大人になってしまうと、他人の痛みを理解するという高次の情緒が極度に欠落した人間になってしまうのかもしれません。

あー、言いたいこと全部書いて、すっきりした(笑)。

「学校へ行こう!」に出ている若者を見ると、心が洗われるようでした。いつまでも、"純粋な心"を維持していきたいものです。

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音楽って素晴らしい!一橋大学管弦楽団

Spring_concert_010一橋大学管弦楽団 スプリングコンサート2006 に行ってきました。この楽団には、上司のS先生のご子息、太志君がバイオリニストとして所属しています。一橋大学の2年生です。2月に先生のお宅にお招きいただいた時に太志君と出会い、それ以来、誠実そうで品のある太志君のファンになってしまいました。今日のコンサートのことは、太志君がわざわざメールで知らせてくれて、チケットも手配してくれました。ほんとに素晴らしくいい子なんです~。

Photo_b01 コンサートは、錦糸町にある「すみだトリフォニーホール」で開かれました。1800席を収容するという大ホールは、舞台と客席が一体になったオープンステージになっており、音響性能にこだわった臨場感あふれる空間になっています。こんなステージを学生の楽団が借りられるなんてすごいなぁ。。。と感心していたところ、始まった演奏を聴いて、「なるほど、こんだけプロフェッショナルやったらこれくらいの大ホールも借りれるわけやー」と納得してしまいました。

大学生の楽団といっても、指揮者がプロの方だったのが、まず一つ目のビックリでした。(ちなみに、宮松重紀さんという方でした) そして、二つ目のビックリは、学生さんたちが、プロのトレーナーについて練習をしているということ。プロの音楽家を招くことができるくらい、レベルの高い楽団であり、また、プロを招くことで、さらに楽団の音楽技術に磨きがかかる、ということなのでしょう。久しぶりに味わう、鳥肌が立つくらいの素晴らしい演奏でした。

昔、トロンボーンをやっていたので、今日もトロンボーンの音がなぜか一番耳に入ってくるのが自分で不思議でした。。。それにしても女の子なのに、すごい肺活量でいい音出してたなー。ものすごい練習量があってこそ出せる音量と音質なんやろうなーーと思いました。

いやいや、音楽ってすばらしいーー!! 最近、教育現場では、音楽や美術など、実用的でない科目の授業数を減らす傾向にあるようですが、絶対によくないと思います。そもそも、「役に立たない=価値がない」と考えるのは大きな間違いです。音楽は、人間の心や情緒を育てると思います。美しい絵画に触れたり、美しいものを描くことも、心を育てる上で必要なことだと思います。太志君が、素晴らしい人格の持ち主であることが、このことを証明していると思います。

てなことを考えながら、素晴らしい演奏に酔いしれた日曜日でした。一橋大学管弦楽団のみなさん、ありがとう!

Spring_concert_009 ←ザ・男の友情。ダンサーを目指し夜中駅構内で練習に励む青年、医者を目指しひたすら勉学に励む青年、パイロットを目指す青年、など夢を追い続ける熱い20歳の若者たちです。

Spring_concert_013

←上ほど若くないですけど。。。(笑) 夢を追い続ける熱い30代です。ィエーィ!(←意味不明の叫び)

Spring_concert_012

←やっぱり家族が一番ですね。

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友人が残してくれたもの

T大学の山口先生が、研究室に立ち寄ってくださいました。山口先生は、情報工学がご専門で、コンピューター・グラフィクスの"アルゴリズム"が研究テーマであるらしい。。。「え?アルゴリズム?。。。」って思ったものの、「それって何ですか?」って質問できなかった気弱な文系satchyは、家に帰ってから辞書でalgorithmを引いてみました。「アルゴリズム→一定の種類の問題を解くための特定の操作。一般に計算法、問題解決のための段階的手法」。。。。うーん、何だかよくわかりませんけど、コンピューター・グラフィックスとは計算の世界らしい。。。ということだけはわかりました。(え?辞書に書いてあることそのままじゃんって? トホホ。。。)

こんな山口先生、たぶん学界ではものすごく力のある学者さんだと思うんだけど、とってもフレンドリー、そして、学生思いで熱い教育方針を持っているところが私は大好きで、会ったとたんにファンになってしまいました。情報工学というワタクシにとって未知の世界に、こういう素晴らしい先生がいたんだ、というのはとても新鮮な発見でした。

この出会いのきっかけを作ってくれたのは、昨年9月に31歳という若さでこの世を去った友人でした。東京に出てきたばかりの私のことを気遣って、お茶に誘ってくれたり、パーティーに呼んでくれたり、彼女の存在がなければつらい1年目を乗り越えられなかったかもしれない、、、それくらい彼女は大きな存在でした。山口先生は、そんな彼女の元指導教授。2004年夏、彼女の自宅で開かれた「みんなで調布の花火大会を見ようパーティー」で、先生と知り合いました。

その後、山口先生と再会したのは、昨年9月の友人のお葬式でした。悲しみで途方にくれている私の隣で、決して涙は流さず、友人にまつわる楽しいエピソードを一生懸命話してくれました。自分が10年近くかけて育ててきた教え子を失うことは、先生にとってもつらいことでまた無念でもあったに違いないのに。

私と友人は研究室をシェアしていたのですが、彼女が使っていたコンピューター、読みかけていた本を目にして、私は、悲しみ以上に、夢をあきらめざるを得なかった彼女の無念さを思って、震えがとまらなかった。そして、今、自分が生きていられること、夢に向かって頑張ることができることに、改めて感謝しなくてはいけないと思った。頑張るということは、私にとって生きるということで、それは死によってのみ砕かれる業であり、夢であると。

友人は、生きることの意味を教えてくれたと思います。そして、山口先生の存在は、友人が残してくれた大きな財産だと思っています。

今日のブログは、何だかちょっぴり悲しいトーンになってしまいました。ごめんなさい。友人の死から半年が過ぎて、私もようやく、彼女の死を客観的に語れるようになりました。ブログに書くことで、自分の中で気持ちが整理されて、改めて友人にお礼を言えるような気がしたので。。。

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イスラエルからのお客様

今日、職場に、イスラエルからのお客様が視察でおみえになりました。Bar Iian UniversityのNoga Iiani先生とそのご主人。私が仕事をしているライティングセンターは、日本では初のライティングセンターで (もともとライティングセンターはアメリカで生まれたもので、アメリカではほぼすべての大学に設置されている) 普段から、視察で訪れるお客様は多いのですが、イスラエルからのお客様は今回が初めてです。イスラエルの大学でも、学生のリテラシー能力を高めるためにライティングセンターを設置しようという動きがあるようで、私たちが取り組んでいる活動について聞かせてほしい、とのことでした。

2月のシンポジウムで使ったパワポの資料を使って、ひととおり説明させてもらったのですが、大変熱心に話を聞いてくださり、最後には、「とても勉強になった。これを参考にしてライティングセンター設立に向けてがんばりたい。」と言ってくださいました。つたない資料だったのですが、「これも国にもって帰りたい」、とのことで余分にコピーをとってお渡ししました。

イスラエルの大学の先生とお話したのは、これが初めてで、私にとっても大変貴重な経験になりました。それにしても、衝撃だったのは、お二人が、とーーっても優しくて、とーーーってもあたたかなお人柄だったこと。後で上司の先生に聞いたところ、「ユダヤ人は、全般的に、ちょっと日本的なところがあって、控えめで、優しい人が多い」とのこと。そういえば、2月のシンポジウムでアメリカからこられたSharon Zuber先生も、ユダヤ系だっていってたけど(Zuberというのはユダヤ人の苗字だそう)、彼女も、ほんとに包み込むような温かさのある人だったなあ。。。

「○○人は、□□だ」っていうステレオタイプは、あんまり好きじゃないんだけど、今日のIiani先生といいZuber先生といい、この心に染み入る温かさと優しさは、何なんだろう。もしかしたら、本当にイスラエルの方は優しい人が多いのかもしれない。この先生方の前だと、英語でも、とてもリラックスして話せるんですね。私は、「謙虚で控えめなのが美徳」という教育を受けてきたので、これまで英語で話すときってなんか自分の性格を変えないといけないような、そんな違和感を感じることが多かったんですけれど、今日のイスラエルの先生の前では自分らしくいれたような気がするんです。

いろいろな国の人たちとこれまで出会ってきたけれど、今日は、これまでに体験したことのない不思議な感覚を味わいました。イスラエルは、地理的にも文化的にもとても遠い国だと思っていたのですが、もしかすると心や情緒や美徳といった点で、日本と何か近いものがあるのかもしれない、と思った一日でした。

PS. イスラエルの言葉は、ヘブライ語なのですが、ヘブライ語は、右から左へ向かって書くそうです。Iiani先生が、ある文献(英語)の「2ページから25ページを読んだらいいよ」とメモに書いてくれたのですが、ページ番号が「25-2 pp.」になっていておもしろかったです。(普通なら、pp. 2-25ですよネ)

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国際教養学部の学生たち

今週からいよいよ授業が始まります。私が仕事をしている国際教養学部は、留学生が全学生の3分の1を占め、日本人学生と留学生が同じクラスで授業を受けます。授業は英語で行われ、学生たちは、英語のテキストを読み、英語でディスカッションやレポートなどのタスクに取り組みます。1年間の海外留学が必修になっていて、2年生になると全員が海外へ旅立ちます。

外国語の授業についていかなければいけないので、他学部の学生に比べ、国際教養の学生は本当によく勉強していると思います。毎週、何かしらのレポートを書いているし、リーティングアサインメントも半端じゃない量です。こういう厳しい環境なだけに、みんなが一致団結するようで、国際教養の学生はみんな仲がいいと思います。聞いたところによると、mixiなどを使ってネットワークを作り、情報交換をしているとのこと。

573328_195s_1 たとえば、帰国子女に対抗し、日本で教育を受けた「純・ジャパ」(=純粋ジャパニーズ)のコミュニティがあるそうです。以下、管理人の学生さんからのメッセージ。

「国際教養学部に、 海外経験が無いのに、もしくは0に等しいのに、 無謀にも入ってしまったあなた。 あなたは悪くない。 道に迷ったあなたを励ましたい。 そんなあったかコミュニティです。」

うーん、satchyも純ジャパやから、君たちの気持ちが痛いほどよく分かるー。でも、大丈夫。合言葉は、「成せば成る」じゃー。いつも応援してるからね。それにしても、このロゴ、日の丸に「純」って、えーですなー。

681614_231s_1 次は、「TCF」というネットワーク。以下、管理人の学生さんからのメッセージ。

「TCFとは○○大学国際教養学部内に設立された極秘調査団体及び平和維持団体の事を指し、その内部と実態は構成員のみしか察する事が出来ない。(…)特定の構成員が窮地に陥った場合、団体は総力を挙げて安全を確保し、報復行為を行う 。」

コワーーーィ。。。わが職場にこんな秘密結社があったとは。明日からsatchyの身にも危険が及ぶかもしらんぞ。しかし、この学生の文章力。そして、文章からあふれ出る同志への熱い思い。恐るべし存在じゃ。しかし、報復行為はやめてくれーー。

446176_19_1 次は、「国際教養学部SMOKERS' CLUB」。

「19号館の前(後ろ?)の喫煙所を利用する人、今は無き22号館3Fや駐車場の前で喫煙してる(た)人のためのコミュニティ」だそう。

そういえば、館内は、全館禁煙だもんね。19号館の外のあの狭いスペースで、タバコすってるお兄さんたちでネットワーク作っちゃったわけやね。でも、←なんで、キアヌなの~?

451461_232_1 最後は、「国際教養学部2年生、ア式蹴球部に所属する糸井くんを応援するコミュニティ」です。

なんと、36名もの学生が参加している!糸井君は人気者なんでしょうね。

あれ?この写真って、糸井君とちゃうよね?こんな海苔みたいな髪型とちゃうかったよね。。。あれ?これってよく見ると「北の国から」に出てた人とちゃう?それにしても、いまどき、チェックのブレザーに、このポーズ、ありえーーん!糸井君、ただもんじゃない、と見た。

以上、国際教養学部の学生たちのネットワークを紹介しました。みんな、自分なりに、学生生活を充実したものにしようと頑張っていることが伝わってきますよね。18,19歳のまだ若い学生たちだけど、それぞれにいろいろな思いを抱えて毎日を一生懸命生きているんだなぁって。大学生活というみんなにとって貴重な人生の一ページの、ほんの一部分に少しでも関わっていられることを、とても幸せなことだと感じています。あと数ヶ月だけど、みんなと一緒にいれる時間を大切にしていきたいと思います。

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英語教育か国語教育か

今日は、言語教育について最近考えていることを語ります。。。

本年度より、新教育課程の「総合的な学習の時間」において、全国の公立小学校で英語を教えることが可能になったそうです。背景には、「国際化に対応する」とか、「日本人の英語下手を克服する」とか、「英語がうまくなれば経済が発展する」といった政府の思惑があるようです。

確かに、外国語の習得は、早く始めれば始めるほど良い、と言われているし、「臨界期説(critical period hypothesis)」といって、ある一定の年齢を過ぎてしまうと、外国語の完全な習得は難しくなる、なんていう理論もあります。しかし、最近の英語教育ブームを見ていると、最も大切な「国語」の能力の育成の方がないがしろにされているような気がして、何か本末転倒とちゃう?って思ってしまうんです。

英語の習得には、母語である国語の能力が大きくかかわっていると思う。母国語は、すべての知的活動の基礎であって、これが確立されていないと、思考の基盤が得られず、語るべき「内容」を持った人間が育たないような気がする。国際社会の中で主体的に生きていく日本人を育成するためには、もちろん「英語」も大事だけれど、その前に、自分自身や自国文化を誇りを持って語れるよう、日本人としてのルーツをしっかり備えておくことの方が、うんと大事だと思うのだ。

英語活動を導入すること自体に全面的に反対しているわけではないんだけれど、もしそのことが国語や他教科の圧縮につながるのであれば、問題だと思う。英語を学ぶことが、国語への関心も深め、国語を尊重する態度を育てることにつながれば、一番いいと思う。

M0304318401_1 4月3日のブログにも書いたんだけど、最近、藤原正彦先生の著作を数冊読んでいて、先生の「国語教育絶対論」に、深い感銘を受けています。特に、「国語は情緒を培う」という先生の持論には、先生の「この国を良くしていこう」という熱い思いがあふれていて、心に突き刺さってきます。

「進まざるを得ない灰色の道が、白と黒のどのあたりに位置するか、の判断は〈情緒〉による。〈論理〉は、十分な〈情緒〉があってはじめて有効となる。これの欠けた〈論理〉は、我々がしばしば目にする、単なる自己正当化に過ぎない。ここでいう〈情緒〉とは、喜怒哀楽のような原初的なものではない。もう少し高次のものである。それをたっぷり身につけるには、実体験だけでは決定的に足りない。実体験だけでは、時空を越えた世界を知ることができない。読書に頼らざるを得ない。まず国語なのである。

祖国とは国語高次の情緒とは何か。それは生得的にある情緒ではなく、教育により育まれ磨かれる情緒と言ってもよい。たとえば、自らの悲しみを悲しむのは原初的であるが、他人の悲しみを悲しむ、というのは高次の情緒である。」

この「情緒」は、一般的に考えられているよりも、はるかに重要なものではないだろうか。いくら論理的思考能力が優れていても、情緒が発達していなければ、利害得失ばかりを考え、そのためなら他人を傷つけることも厭わないような人間を作り出してしまうような気がする。だからこそ、小中学生の間に、この高次の「情緒」を、国語教育の中で育てていくことが大事だと思うのです。

023156790000 藤原正彦先生の『祖国とは国語』(新潮文庫)、『古風堂々数学者』(新潮社)、『国家の品格』(新潮新書)、ぜひぜひお読みになってみてください。

そして、「国語教育か英語教育か」について、みなさんの意見を聞かせていただきたいです。

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アーティストに憧れる

Live_001 お友達のミギさんにライブに誘ってもらいました。ミギさんのお友達が、バンドを組んでいて、千葉のとあるレストランでライブを開くとのこと。アコースティック・ギターでBon Joviを歌うという男性二人組のバンド。一人は、都内の大学院MBAコースで勉強しているネギシマさん、もう一人は、アーティストのヒライさん。何だか対照的なお二人ですが、同じ中学の同級生ということで、地元の強い絆で結ばれた「男の友情」が感じられました。

Live_005 ステージに出る前のお二人と同じテーブルに座って、いろんなお話をすることができたのですが、「アーティストの人っていうのは、こういう世界を持っているんだなぁー」という新たな発見がありました。とにかく、音楽のことを語るときの目が輝いていて、音楽に対してとても熱いものを持っていることが伝わってきました。

Live_003 そんな真面目で熱いアーティスト、ヒライさんに対して、アーティストのセンスに欠けるsatchyは、ヒライさんが近藤正彦に似ていたので、「ヒライさん、マッチに似てますね」なんていうジャドウな一言を発してしまいました(やっぱりアホやね)。すると、ヒライさんは、

「え? マッチ?? マッチって誰?」

。。。 (やばい、世代が違うんやー、やってもたー !! ←心の叫び)

この返答には、ちょい焦ってしまったsatchyでしたが、その後、会話が弾み、ヒライさんの口から「ヨッチャンが、、、トシちゃんが、、、たのきんトリオが、、、」という言葉が。。。!!! なんやー、たのきんトリオ知ってるんやんかー。そう、マッチのことも、もちろん知ってました。ヒライさん、若ぶって、マッチのこと知らんふりしてたみたいです(後で、同い年だったことが判明。オッサンやったんやー ←失礼)。アーティストも、こんなふうにボケてくれることあるんだな、って学びました(笑)。

こんなおもしろいヒライさんでしたが、ステージに上がると別人のようなパフォーマンスを見せてくれました。英語の歌ということで、アメリカに行って発音の特訓を受けたそう。ものすごいプロ意識ですよね。

「ないものネダリ」というのは、このことを言うんだなと思うのですが、ワタクシは音楽や美術といった芸術のセンスに欠けていて、楽器が演奏できたり、歌が上手だったりする人を心から崇拝しているし、強い憧れを持っています。これだけは、努力しても超えられないハードルがあると思うんですよ。なんていうか、先天的なもの、生まれ持った美的センスっていうものが絶対に必要だと思うんです。

聴いている人の心を打つ歌や演奏ができるって、本当に素敵だなぁと思う。これからちょっと時間ができたら、私も楽器を習いたいなーなどと思ったりもしました(単純やけど)。つくづく、アーティストってすばらしい!って感じた夜でした。

Live_010 ←ミギさんが、ハワイ大学合格のお祝いに、手作りテディベアをプレゼントしてくれました。手編みのマフラーがカワイイ!ミギさんも、こういう「モノ作り」の芸術的才能がある方なんですね。感心してしまいます。手作りの心こもった贈り物、大切にしますね。ありがとう!

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高田馬場でゆっくりと一杯…

0002144404y1 久しぶりに、お友達のヨッシーさんと飲みに行って来ました。高田馬場駅近くにある「味ダイニング角家」という和風居酒屋へ。ここは、早稲田通りを小滝橋方面へ進み、西友を右に細い路地を下ったところにある隠れ家的スポット。和風の落ち着いた空間で、ゆっくりとくつろぐことができます。おいしい手料理や地酒をはじめ、小物や食器、照明など、すべてにおいて、お店の方のこだわりが感じられる、まさに大人の隠れ家です。

(なので学生のみんなは行かないでね。うるさくなるから(笑)。)

ヨッシーさん(と勝手に名づけてしまった。ヨッシーさんごめん)は、これからバイオ関係のベンチャーを起こそうとされている方で、夢と希望に満ち溢れ、いつも生き生きしています。人々の生活を豊かにし、みんなに幸せになってもらいたい、という純粋な気持ちで、夢の実現のためにこつこつ努力しておられるヨッシーさん。一緒にいると、みなぎるエネルギーを分け与えてもらえる感じがします。そして、とても刺激を受けます。

そんな素敵なヨッシーさんですが、satchyよりちょっとばかり若いからといって、satchyのことをオバサン扱いするところだけが、玉に瑕だったりします。

「もうお歳なんですから、ちゃんと野菜も食べてくださいね。」だの、「satchyさんもまだまだいけてますよ。あ、今日は照明が暗いからか。」だの、、、どーー思います?この許しがたいセクハラ発言。

ま、しゃーないね。だって、ほんとにお歳(美容)のこと考えて野菜とらなあかんし、照明が暗ければ、ごまかせるところもあるんでしょーよ(フーンっ)。

でも、こうやって気遣ってもらえるうちが花かもしれませんね(笑)。ヨッシーさん、ありがとう。いいお友達ができてほんとによかったなーって思ってます。

ヨッシーさんとのおしゃべりに夢中になっていて、「角家」のおいしい手料理の撮影をするのを忘れていたんですが、「レンコンとえびのはさみ揚げ」や「じゃこと梅ごはん」などなど、どれも本当においしくて、おすすめです。ディープな街、高田馬場へおこしの際はぜひ、「味ダイニング角家」へ足を運んでみてくださいね。店長さんも、とっても素敵な方です。

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桜の花と富士山と日本人

Spring_002_2Spring_001_1Spring_003_1Spring_004_1朝8時、窓を開けると富士山がきれいに見えました。満開の桜の花が富士山のおかげで、いっそう美しさを増しています。(クリックすると大きな画像が見られます)

Spring_007西武新宿線、武蔵関駅近辺の桜並木です。出勤途中、あまりにもきれいなので、しばし立ち止まり写真撮影。今日はお天気もいいし、ほんとに気持ちいい~。

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むむ。ふと周りを見ると、カメラをかまえた男の子たちがあっちにもこっちにも。。。ここ武蔵関の桜並木は線路沿いということで、どうやら、電車男くんたちが集まるスポットらしい。電車男くんたちに交じって、シャッターチャンスを虎視眈々とねらいます。。。(はよ仕事行けや~)

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よっしゃーっ、電車きたーっ、シャッターチャンス!カシャっ

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 よっしゃー、もういっちょ、カシャっ              

 

なかなかいい感じで撮れて大満足。。。(ったく、出勤途中に何を遊んでるんやー) 来年の今頃は外国にいるし、もしかしたら、もうこの景色は一生見られないかもしれないなぁ。。。この写真、大事にとっておかねば。

祖国とは国語それにしても、富士山といい、桜の花といい、どうして、日本人の心をこんなに穏やかにしてくれるんでしょうね。 最近、藤原正彦先生の本をよく読んでいるのですが、先生によると、「自然への感受性や美を感じる心という点で、日本人に勝る国はない」のだそうです。かつて、日本に長く滞在した外国人たちも、一様にそのことを指摘しているのだそう。

たとえば、桜の花を見て、アメリカ人も"beautiful"やら"wonderful"やらと賞賛はするけれど、この場合、桜はアメリカ人にとって、ただ「眺める対象」に過ぎない。そこに、「儚い人生を投影しつつ、美しさに長嘆息する」のは、日本人に特有な感性である、と藤原先生は述べています。

M0304318401 この自然に対する繊細な感受性が、日本人が古来から持つ「情緒」であり、伝統に由来する「形」である。論理や合理ばかりが強調されつつある昨今、もう一度、この「情緒」や「形」を見直していこう。「情緒」の欠けた「論理」は、単なる自己正当化に過ぎず、尊敬されることは絶対にない。。。というのが藤原先生の主張です。

世界を救うのは論理ではなく「情緒と形」と言い切る藤原先生の著書。日本人の使命と役割、そして品格について、改めて考えてみる機会を与えてくれると思います。

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春・優雅な休日

お友達のエミリさんのお宅に招待していただきました。国分寺の閑静な住宅街にある、とってもおしゃれで洗練された外観のおうち。北欧の木材を使った「スウェーデンハウス」というのだそう。木製のベランダ、高い天井、3層ガラスなど、まさしく、スウェーデンの理想の家!エミリさん夫妻の生活へのこだわりが感じられたし、お二人が毎日の暮らしをとても大切にしておられることが分かりました。

おうちの中もすばらしく洗練されていました。。。家具はもちろん、システム・キッチンから飾られている一つ一つの雑貨にいたるまで、すべてお二人がこだわりぬいて選んだクオリティの高いデザイン。庶民派のsatchyは、軽いカルチャーショックを受けてしまいました(笑)。こういうライフ・スタイルもあるんだなーーって。(うらやまスィ~)

この素敵なスウェーデンハウスで、エミリさんお手製のディナーをいただきました。何とsatchyの大好きなラザニアを作ってくださったのです。ィヤッホーっ★(←喜びの表現) 家庭のやさしい味のするおいしいラザニアでした。本場イタリアでは、家で作るラザニアにはゆで卵を入れるんだそうです。エミリさんのラザニアにもやっぱりゆで卵が。ィヤッホーっ★(←喜びの表現2) 庶民派のsatchyは、ゆで卵が大好きなのです~。(なんか寂し~) 本当においしいラザニアで、感動しました。エミリさん、手間ひまかけて作ってくださって、本当にありがとうございます! 

素敵なおうち、おいしいディナーに加えて、エミリさんご夫妻がとてもナイス・カップルなので、satchyは、さらに感動してしまいました。ご主人が、エミリさんの作ったお料理を「おいしい!」って絶賛してたのが、とってもほほえましかったです。いつもこんなふうに言ってくれるだんな様っていいなーって。

という感じで、終始、感動しっぱなしの一日でした。そして、春の到来にふさわしい優雅な休日を過ごすことができました。エミリさんご夫妻に感謝です!ありがとう!

060402_1018 ご夫妻が、おみやげに、「おらんだ屋のコーヒー」をくださいました。こんなにおいしいコーヒーが世の中にあったとは。。。っていうくらいコクのあるおいしいコーヒーでした。

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新学期スタート

Cherry_009 いよいよ4月。今年度も、600人近くの新入生が入学してきました。今日は、その新入生たちのオリエンテーションがありました。ワタクシの学部は、日本人学生と留学生がいるので、午前中は日本人向けに日本語のオリエンテーション、午後は留学生のために英語のオリエンテーションと、同じ内容のガイダンスを両言語で2回行います。

Cherry_008 で、ワタクシも、5分ほど担当分野の話をしてきました。オリエンテーション後半のところだったので(始まって約2時間経過)、座っている新入生たちは、疲れ果てて死にそうな顔をしてました。それに、ものすごい大口を開けてアクビをしてらっしゃいました。アクビってあまりいいマナーとは言えないので、普段なかなか人の大アクビって見れないでしょ。でも、教える仕事をしていると、人間っつーのは、こんなふうに大口開けてアクビをする生き物なんやなぁ。。。と学ぶことができます(笑)。

Cherry_011 疲れ果ててかわいそーに、と思いつつ、やっぱりワタクシもおもしろくない話をしてしまいました。ここが大阪やったら、何かおもろいこと言えたと思うけど。。。関西と関東じゃ文化が違うので気をつけないといけませーん!

それにしても、新入生たちの初々しいこと。夢を持って大学に入ってきて、目がきらきらしてるんですね。女の子たちのメイクも、すごい気合が入ってるのがまたかわいらしかったりします。うーん、若いってすばらしーー。見ているだけで、元気をもらえます。

Cherry_010 この時期は、サークルの勧誘でキャンパスがにぎわいます。それでですね、今日、何気なくキャンパスを歩いていると、「新入生?」って聞かれてしまったんですよーー!!! それもですね、1回だけじゃなくて2回ですよ、2回。(satchyのことを知ってる人から「ありえんー!」というブーイングが聞こえてきました)

Cherry_004 1回目は、「この学生さん、罰ゲームかなんかで、言わされてるんやろな」って思ったんやけど、2回目は、「おーーっと、ワタシもまだいけるんかもしらん」などとちょい喜んでいたsatchyでした。。。  ハイ。アホですね。  でも、若い子に間違えられるのは悪くない。それにネタとしておもしろいのでお話させていただきました。軽く聞き流してくださいねー。

Cherry_002 今日は午前中、メガネをかけていたので、歳をごまかせたのかしら。(←まだこだわっている。アホですね。) じゃ、これからも毎日メガネにするか。(←えーかげんにせーって?アホですね。)

何はともあれ、新しく入ってきた学生さんたちが有意義な大学生活を送れるよう、一生懸命サポートしていきたいと思います。そして、若さあふれるエネルギーを吸収させてもらいますー。がんばれ新入生!

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