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雪は天からの手紙である

hokkaido_uni_006hokkaido_uni_004hokkaido_uni_012hokkaido_uni_005北海道大学キャンパス内の風景です。札幌駅から徒歩5分のところにあるのだけれど、市内とは全く違う雰囲気を味わえます。

校舎は木々に囲まれ、キャンパス内には川も流れています。元々は 開拓者を育成するための「農学校(札幌農学校)」だったことを考えると、これだけの自然に囲まれているのもうなずけます。左端の写真は、北大シンボルの農学部です。歴史の重みを感じさせる校舎ですよね。右端の写真は、札幌農学校の創設者、クラーク博士の銅像です。

hokkaido_uni_011今日は午後時間があったので、北大総合博物館に行ってきました。出張で来ているはずなのに、ちょっと楽しみすぎ?いえいえ、北海道の文化を学ぶことも仕事の一環なのです。(言い訳か)

総合博物館では、札幌農学校から現在の北海道大学に至るまでの歴史やクラーク博士のbiography、そして、北大を代表する研究者の業績を紹介していました。

さすが北大だけあって、ほとんどがscience系の研究者。私はバリバリ文系人間なので、とても新鮮でした(理解不可能なものもあったんだけど)。そして、展示の中に、非常に興味深い研究報告がありました。

それは何かというと、「雪の結晶(Research into snow crystal)」の研究です。

みなさん、「雪の結晶」って聞いてどんな形を思い浮かべますか。たぶん、星(☆)に似た形のものを想像するのではないでしょうか。

hokkaido_uni_001 それがですね、何と、雪の結晶は大きく分けて八種類のものがあるんだそうです。左の写真が、その分類です(写真クリックすると大きい画像が見られます)。「柱」「状」「状」「型」「樹枝状」などがあるそうです。

hokkaido_uni_008

左のdiagramが示しているように、雪の結晶の形は、その土地の温度湿度によって違うものになるらしい。つまり、温度が低く、湿度が低くなるほど、結晶の形はシンプルなものになる(角注や針状など)。そして、温度が比較的高く、湿度が高くなるほど、結晶の形は複雑なものになる(樹枝状や扇型など)。

この原理を発見したのは、中谷宇吉郎(1900-1962)という研究者で、上の図は「中谷ダイアグラム」として知られているらしい。

hokkaido_uni_009hokkaido_uni_010 中谷氏の研究により、地上に降ってくる雪の結晶の形によって上空の気象状態が分かるようになった。そこで、中谷はこのことを、「雪は天からの手紙である」という名文句で表現した。

中谷氏は、この原理を使って、人口雪の開発にも貢献したらしい。神戸六甲山人口スキー場、中谷氏の研究がなければ実現しなかったわけやね(でも、人口雪はこけたらめちゃ痛いんやけどね)。科学っておもしろーーーい!

出張で北大に来て、雪の結晶の原理について勉強できるなんて感激です~。新しいことを学べた時って純粋にうれしいですね。で、こうやって、馬鹿の一つ覚えみたいに人に話したくなるわけです。(え?単純すぎる?)しかし、「雪は天からの手紙である」って、ちょっとロマンチックじゃない~?研究成果に加え、ここまでの名文句を残せたら研究者名利につきますなぁ。。。

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コメント

う~~ん!なんとも言えない良い雪景色。
まさにこの雪がこの世のあくたを吸い取って水蒸気になって天へ昇って行くのですね~
結晶にも色々とあるって!ビックリしました。
ドラマチックなお話ありがとうございました。

ここでSATCHYさんのこまめさに驚くと共に見習わないと~と奮起しております。
ブログの更新ってストレス解消の一端を担っているのかもね~
書く事が大好きなSATCHYさん丸出し~~~笑

投稿: 風子 | 2006年2月10日 (金) 20:05

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