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国語力とは

chosho4_2 工藤順一著『子供の才能は国語で伸びる』(エクナスレッジ)を読んだ。学校や職場で「書けない」という悩みをかかえている大人は多いと思うが、この本は、自分が子供の頃に受けた国語教育を問題意識を持って見つめ直すきっかけになると思う。

工藤先生によると、「国語力」とは、

「五感を使って感じること(体験)、そして読むこと(読書)。これが国語力の土台となる。さらに、想像する力(想像力)、それを基に考えること(思考力)である。ここではじめて、外的な情報が内的な認知へと繋がる。そして、そこで生まれた自分の考えや意見を外に向けて発信し、表現する言葉の力が伴って、最終的な国語力が完成する。」

工藤先生は、こうした国語力の土台を形成するために、「発達段階に応じたよい題材(本)を選び、読み聞かせる」ことをすすめている。子供は、話を聞きながら、五感のすべてを使って自分の中に物語を再現しながら作者の心へと近づいていくという。このconstructing meaningのプロセスは、視覚で映像を捉えるテレビでは得ることのできないものである。

国語と聞いて私がまず思い出すのは、「設問から先に読むように。本文全部をじっくり読む必要はない。」という先生の言葉なのだけれど、みなさんはどうですか。でも、これって、いわゆる「テクニック」の指導であって、本当の意味での「国語」の指導じゃないですよね。「下線部の作者の意図を30字以内で書け。」なんていうのも、何で30字なの~?って思ったことありませんでしたか?それに、30字って制限つけられると、表現力も育たないような気がするんです。

テクニックはある程度は必要だけれど、それは「国語力」とはいえないと思う。国語力とは、「誰かに植え付けられるただの情報ではなく、本当の意味で理解すること、つまり、内的認知と必ず繋がっていくものだからである。」

この国語力は、外国語を習得するための基盤にもなると思う。早期英語教育を叫ぶよりも前に、ずっと大事なことをこの本は教えてくれると思う。

ちなみに、著者の工藤順一先生は、「国語専科教室」という「読む力」「書く力」を伸ばすための教室を開いておられるそう(関東エリアのみ)。私は英語教育をやっている人間なので、こんなことを言うと非難をあびるかもしれないけど、もし自分に子供がいたらECC子供英会話よりも、国語専科教室でしっかり国語力を身につけさせたい。

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コメント

SATCHYさん、こんばんわ~
一昨日だったと思うのですが、ここへ書き込みしたの
ですが・・・!?ない!!
消えてしまった?
お元気ですか~
寒いけれど雪に大喜びの風子です~
一面銀世界!
海も空も陸もモノクロの世界になっています。
国語力に付いて書き込みしたのですが、再度挑戦は
しんどすぎてやんぴ!
もうすぐ神戸ですね~お待ちしていますね!
これも消えたらもうプッツンだわ~φ(≧▽≦)キャハハ!!

投稿: 風子 | 2005年12月22日 (木) 19:52

風子さーん、国語力についてのコメント読みたかったー!ざんねん!神戸は一面の銀世界?東京は全然降ってないのに不思議だなぁ…富士山の写真、ことごとく失敗してます(笑)。今度は携帯じゃなくデジカメでとってみますネ。来週はいよいよ神戸に帰れる~お会いできるの楽しみにしていますね。

投稿: Satchy | 2005年12月23日 (金) 13:20

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投稿: HaynesRhoda19 | 2011年12月31日 (土) 17:07

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