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英語で招待する

私が働いている学部で来年2月にシンポジウムを開催することになった。テーマは、Teaching & Research in Academic Writingである。シンポジウムまで準備期間は2ヶ月と、非常にtough scheduleなのだけれど、上司の先生が一人はりきっているし、テーマも私の研究分野に関連していることから、co-organizerとして協力することになった。

で、まずguest speakerを集めなければいけなくなった。何と予算は十分にあるとのことで、海外から大御所を呼びたいと言う。でも、上司はwritingに関しては知り合いがいないとのことで、私に何とかしろと言ってきた(かなりゴーイン)。実はこの3月に、Writing Across the CurriculumとWriting Centerの調査で、アメリカ東部の大学を訪問したのだけれど、そこで知り合った先生に交渉してほしい、ということらしい。でもさー、調査っていったってほんの1時間ほどインタビューしただけで、それ以来話もしてないし、私のこと覚えてるかどうかも分からんしー、とブツブツ文句を言いながらも(口に出しては言えないので心の中で)、結局その仕事を引き受けることになった。

何人か候補はいたのだけれど、writing centerの運営について最も興味深い話をしてくれたWilliam & Mary CollegeのProfessor Shalon Zuber氏にコンタクトを取ることにした。こういう招待の時にはどんな英語を使うのか、そういえば招待状を書くのは初めてかもしれない。

I am writing you to ask if it would be possible for you to come to W University and give us a lecture about the Writing Center in US higher education institutions. (...) As the Writing Center theory and pedagogy is a rather new area in Japan, we would be grateful if an expert like you could talk about your experiences at the Writing Center.

なんていうふうに書いて送ってみた。ちなみに、この次には、一番大事な謝金についても書いたのだけれど、謝金は正式には"Honorarium"っていうんだそう。

Professor Zuber氏からはすぐに返事が来た。「スケジュールを確認してから改めてお返事します」とのこと。詳細を知らせてほしいというので、上司の先生から直接メールを送ってもらうことにした。以下、上司(アメリカ人)の先生が書いた英文。

I am glad to hear that you may be able to come. As you can see, one of our themes is Writing Centers. The symposium is being sponsored by a government grant which also is being used to develop our writing center at SILS.  We have been getting calls from across Japan from other universities interested in setting up a writing center, and that is one reason we want to invite you, to give the audience a wider perspective on writing centers. (...)  You would be coming a long way, and our audience will be very interested in hearing about your experiences, so two sessions would be great if you would like to do it. We very much hope that you will be able to join us in February.

うーん、さすがネイティブ。シンポジウムが文科省のサポートを受けていること、他大学からも注目されているプログラムがあることを伝えることで、招待された方は、自分がなぜ招待されたのかがよく分かるし、自分がシンポジウムで期待されている役割も明確になる。私のは、ただ「日本に来てしゃべってくれーっ」て感じやもんなぁ…。

give the audience a wider perspective on writing centers...とか、we very much hope that you will join us...とか、出てこんかったなぁ。次の機会にマネして使わせてもらうよー。

そういえば、香西秀信先生がその著『反論の技術』の中で、「マナぶ(学ぶ)」とは「マネぶ(真似ぶ)」ことから始まる、と言っていた。英語に関してはまさしく「マネぶ」ことから始まるとつくづく思いまーす!

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