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Questioning Authority ~権力者を疑うこと~

20051226_107 TIME, Dec 26.号の巻末エッセイ、"The Year We Questioned Authority"を読んだ。筆者のAndrew Sullivan氏は、2005年を、「権力者について疑問を持った一年」だったと振り返っている。例えば、ブッシュ大統領が、イラク戦争開戦の最大の根拠となった大量破壊兵器について、「多くが誤りだったのは事実だ」と認めたこと。国連が、イラクに対するoil-for-food program(イラクが石油を売って食料が得られるようにする措置)が失敗だったことを認めたこと。フランス政府が、根強く残る人種差別問題を見直さざるを得なくなったこと。こうした一連の出来事は、Authority(権力者)の意味について国民に問い直すきっかけになった、とSullivan氏は述べている。まさに、"It was the end of the free pass."である。

氏は最後にこう締めくくっている。

Democracy is rooted in the belief that our rulers are no better than we are and that they are answerable always. We're occaisonally amazed to discover that people who are used to power forget that. That's why, every now and again, we have to remind them.

そう、民主主義の下では、権力者は我々の代表ではあるけれど、そのことは、彼らが我々より優れているということを意味しているわけではない。でも、上に立つ人間はしばしばそのことを忘れてしまいがちだ。

このことは何も政界に限ったことではない。どこの職場にも、Wielding Authority(権力をふりかざす)な人っているんだよね。この記事を読みながら、私も自分の上司のことを思って、「そーだそーだ!その通りだー!」ってミョーに熱くなってしまったー

だってさー、私は何と今日も大学で仕事をしていたわけです(日曜日は大学のヒーターがとめられているのに)。しかし!上司(アメリカ人)は一昨日からクリスマス休暇で、Hawaiiに滞在中。"I'll be back on Dec. 30."(12月30日に戻るから)と言い残して。。。しかも大量の仕事を残して。。。

「30日に戻るから」って、それってどーゆー意味やねんって思ってしまった。その時に、ちゃんと連絡取れるようにしとけってことなんかいっ!私やって神戸帰るし、しばらく東京には戻らへんつもりやし、仕事が遅れたってそれはアンタがHawaiiに行ったせいやねんからなーっ。スカタンーっ。

と、関西弁だと、こんなにまくしたてられるのなー(笑)。英語だと、この半分も言えなくなってしまうワタクシなのでした。言語だけが問題なのではなく、人に面と向かって意見を言うのは苦手なんだなー(しかも、スカタンなんて)。なので、ここで思いっきり書かせていただきました(笑)。

TIMEのエッセイのタイトルにあるように、2005年は私にとっても、"The Year I Questioned Authority"でありました。"肩書き"は、「人間性」を図る尺度にはならないし、"年齢"は、「大人」の尺度にはならない、ということを学びました。運よくこれから自分が出世しても、私は、身分によって人の扱いを変える人間にはなりたくない、と思います。

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Wishing you a happy Christmas

今日は楽しいクリスマス。私は仕事で急いでマス。。。。

冗談はさておき、世間はクリスマス・イブだというのに、今日も仕事をしていました~。来週から神戸に帰るので、その前に終わらせたい仕事がありまして。仕事ばっかりでつまんないやつやなーと自分でも思ってるんですよ。だから、クリスマスの代わりに「急いでマス」なんてことを言ったりするわけです。(でもこれ、オダギリジョーのパクリです)

こんなワタシなんですけれども、今日は大好きなお友達からたくさんのクリスマスカードをいただき、ささやかながら心温まるクリスマス・イブを過ごしています。

シドニーから届いたカードの中にこんなspecial Christmas poemがありました。

On the night of christmas you make all things have colours in my vision. I'm happy to have met you, and I always feel united inside me by feeling the light you bring into my life. I wish you a merry christmas and happy new year.

How romantic !素敵なpoemですよね。

オーストラリアは今、夏真っ盛り。そう、南半球の人々は「真夏のクリスマス」を過ごしているんです。メルボルンの友人から届いたクリスマスカードにはこんなことが書いてありました。

I am enjoying BEAUTIFUL weather here in sunny Australia (yes I do dangle the carrot).

"dangle a carrot"ってみなさんは使ったことありますか。直訳は「ニンジンをちらつかせる」。馬にニンジンをちらつかせると近寄ってきますよね。そこから、「誘惑する」という意味になるんです。このお友達は"freezing coldの日本からsunny Australiaにおいでよ~"という気持ちをこめてこのphraseを使ったのでしょう。ほんまに最近寒すぎで、ニンジンを追いかける馬のように真夏のオーストラリアへ逃げ出したい気分~ ヒヒーンっ(笑)。

みなさま、楽しいクリスマスをお過ごしくださいね。I wish a happy merry Christmas to you and your family.

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お台場にあるトナカイのイルミネーションです。かわいいでしょ。

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シンポジウム成功に向けて①

英語ライティングに関するシンポジウムを2006年2月に開催する。企画者の一人として、私の担当はguest speakerを集めること。メールで依頼をすることから始めて、先方が興味を示してくれれば詳細を伝え、数回のnegotiaionの後に正式な承諾を得て、初めてプログラムに名前がのることになる。承諾を得るまでは、何度もメールでのやりとりをしなければならず、結構たいへん。先方はEnglish Nativeなので言語は英語だし。でも、ひじょうにいい経験になった。今回、実感したのは

メールでの依頼は"1メール1サブジェクト"と"結論先行型"が大原則である

ということ。当たり前のことなんだけど、とにかく早く!って思うとついつい1メールにいろんなサブジェクトをsqueezeしてしまいそうになる。関西人は"せっかち"やし。でも、それだと受け取った側は、「どーせーっちゅーねんっ」(外人なのになぜか関西弁)ってことになる。受け取る側も疑問を一つ一つ順番に解決していけた方がいいだろう。

てなわけで、関西人であってもここは「忍耐」が勝負。がんばりました。何と、依頼をした人すべてから快く承諾の返事をいただけました !!イエーイ!! 最初は、めんどーくさい、何でワタシが、、、とブツブツ文句の多かった私ですが、先方の温かな心に触れ、いつのまにか、そのめんどーなプロセスを楽しんでいました。

何より嬉しかったのは、東京大学の先生から承諾のお返事をいただけたことです。調査でお世話になったR先生にお願いをして、そこから人脈が広がっていったのです。以下、東大の先生から届いたお返事、

We would be delighted to participate in your symposium. Our writing center program is even younger than your university--it is still in the pilot stage, having begun in earnest only this year--so we look forward to learning about the ideas and practices at other universities. We would also be grateful for an opportunity to hear others' comments our own activities.

シンポジウムの後も何かと情報交換ができそうな感触。お互いにとって有益な関係が築いていければいいなぁ。ネットワークは大切だしね。最初は「めんどくさーい!」だったシンポジウム企画ですが、今は、「何としても成功させたい!」って気持ちに変わってます~(我ながらタンジュンやなー☆)クリスマス返上でがんばりまーす!

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先輩センセイとXmas Dinnerをしてまいりました。何と、フルブライト合格を祝ってフルコースをごちそうしてくださいました。ありがたーーい!イタリアンのコースだったんですが、前菜のサーモンが一番おいしかった!(というと先輩に怒られてしまうかな~)庶民派なもので。ごちそーさまでした!

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Editorial Board Committee

大学の紀要編集委員会(Editorial Board Committee)のメンバーになっている。この仕事は結構つまらないので、同僚の中にはほとんど会議に出てこない人もいるし、会議には出ても実質的にほとんど仕事をしていない人もいる。まっ、つまらない仕事ほど下っ端がやらなければいけないってことなんでしょー。

でも、この仕事をやっててよかったと思うことがある。それは、出版関係の英語をいろいろ学べるということ。例えば、「抜き刷り」を"offprint"ということを投稿規程を作るときに学んだし、今日の打ち合わせでは、"draft"と"proof"の違いを学んだ。出版社に原稿を渡して最初に上がってくる「初稿」はfirst draftじゃなくて、"first proof"なんですね。目からウロコだったのは、いわゆる「ゲラ刷り」は"galley proof"というんだけど、日本語の「ゲラ」は英語のgalleyがなまったものだそう。最終版のゲラ刷りのことは"mock-up"(実物大の模型)というらしい。なんか英語オタクみたいですけど、こんな些細なことでも新しいことを学べるのはうれしーのであります…

こうした出版用語以外にも学ぶことは結構ある。委員の中に発言好きな女の先生がいて、その先生が話し出すとみんなが非常に不機嫌な表情になるのが客観的に見ていて笑えるのだけど、私はその先生の使う英語がおもしろくて結構楽しんでいる(話す内容はほとんど覚えていないんだけど)。例えば、同僚のI先生に最近お子様が生まれたのだけど、そのお子さんの写真を見て、みんなが"How cute!!"とか"Nice photo!!"とか言ってる中で、その先生は"good configuration"と言ったのである。顔の輪郭がきれいって言いたかったのだろうか… でも、赤ちゃんの顔を描写するのに"configuration"を使うとはさすが学者先生。

それから、日本のクリスマスは宗教とは関係なく商業化されている、ということを"Japanese Xmas is secular."と言っていた。ここから、PC (Political Correctness) movementによって、最近アメリカでは Happy Christmasの代わりに"Happy Holiday"が使われるようになったことを熱弁していた。私は楽しんでいたけど、隣に座っていたアメリカ人の先生は露骨にイヤな顔をしていた。アメリカ人を黙らせるくらいしゃべくりまくれるその先生(日本人)はある意味すごいと思う。

会議の最後に"Is there anything else we need to discuss...?"と委員長が言ったとき、その先生が何を言ったかというと、「紀要のサイズはtwo-facing pageでA3サイズになるのでコピーがとりにくい。サイズを変えるべきでは。」。。。「そんなの縮小すればいいんじゃん」であっさり却下。いやー、発言好きもここまでくればあっぱれだ!!

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国語力とは

chosho4_2 工藤順一著『子供の才能は国語で伸びる』(エクナスレッジ)を読んだ。学校や職場で「書けない」という悩みをかかえている大人は多いと思うが、この本は、自分が子供の頃に受けた国語教育を問題意識を持って見つめ直すきっかけになると思う。

工藤先生によると、「国語力」とは、

「五感を使って感じること(体験)、そして読むこと(読書)。これが国語力の土台となる。さらに、想像する力(想像力)、それを基に考えること(思考力)である。ここではじめて、外的な情報が内的な認知へと繋がる。そして、そこで生まれた自分の考えや意見を外に向けて発信し、表現する言葉の力が伴って、最終的な国語力が完成する。」

工藤先生は、こうした国語力の土台を形成するために、「発達段階に応じたよい題材(本)を選び、読み聞かせる」ことをすすめている。子供は、話を聞きながら、五感のすべてを使って自分の中に物語を再現しながら作者の心へと近づいていくという。このconstructing meaningのプロセスは、視覚で映像を捉えるテレビでは得ることのできないものである。

国語と聞いて私がまず思い出すのは、「設問から先に読むように。本文全部をじっくり読む必要はない。」という先生の言葉なのだけれど、みなさんはどうですか。でも、これって、いわゆる「テクニック」の指導であって、本当の意味での「国語」の指導じゃないですよね。「下線部の作者の意図を30字以内で書け。」なんていうのも、何で30字なの~?って思ったことありませんでしたか?それに、30字って制限つけられると、表現力も育たないような気がするんです。

テクニックはある程度は必要だけれど、それは「国語力」とはいえないと思う。国語力とは、「誰かに植え付けられるただの情報ではなく、本当の意味で理解すること、つまり、内的認知と必ず繋がっていくものだからである。」

この国語力は、外国語を習得するための基盤にもなると思う。早期英語教育を叫ぶよりも前に、ずっと大事なことをこの本は教えてくれると思う。

ちなみに、著者の工藤順一先生は、「国語専科教室」という「読む力」「書く力」を伸ばすための教室を開いておられるそう(関東エリアのみ)。私は英語教育をやっている人間なので、こんなことを言うと非難をあびるかもしれないけど、もし自分に子供がいたらECC子供英会話よりも、国語専科教室でしっかり国語力を身につけさせたい。

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お台場"Venus Fort"にて

05-12-17_18-31 お台場Venus Fortのクリスマスツリーです。Fortというのは「とりで」「要塞」という意味なんだけれど、Venus Fortで「女性のためのテーマパーク」ということになるらしい。なるほど、その名の通り、かわいいアクセサリーのショップやおしゃれなブティックが軒を連ね、天井を見上げると空が映し出され、ヨーロッパ風の噴水広場が憩いの場を提供しており…まさに"Venus Fort"である。

 

img10352074569 何とここでVEXCELのショップを発見!関西では京都の近畿百貨店に入っていてお気に入りだったのだけど、数年前に撤退してしまった。東京に店舗があると聞いていたけど、こんなところで偶然再会できるなんて感動 !!VEXCELの時計は上品なデザインでどれもほんとにかわいい!クリスマス限定デザインのものを見つけて、I've got craving !! しかし、予算もあるし、合言葉はいつも"I'll sleep on it (一晩寝て考える)."である。クリスマスの朝にサンタさまが届けてくれたら…。んなわけはないか~。

たまの休日にはこうやってお出かけすることも大事ですね。きれいなもの、かわいいものを見ると幸せな気持ちになれるし、思わぬ再会も果たせるのだ。

"If I stray a little from my usual path, there is beauty just around the corner."

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湘南の海★『珊瑚礁』のカレー

05-12-17_11-07冬の湘南の海は紺碧のブルーで白い波とのコントラストがほんとうにきれいでした。天候に恵まれ、背景には雄大な富士山が。まさにspectacular view !!神戸育ちの私は、海といえば"瀬戸内海"そして"須磨海岸"。なので、"太平洋"そして"湘南"にやって来れたことはこの上なく大きな喜びであり、関西の友達についつい自慢したくなってしまうのであります。「湘南行って太平洋見てきたでー」って(笑)。

  05-12-17_12-02   湘南に連れてきてくださったのは、いとこのMさんと奥様のFさん。いつも優 しくてとても素敵なご夫婦。グルメなお二人は関東のおいしいお店をほんとうによくご存知で、いつもいろいろなお店に連れて行ってくださいます。今日やってきたのは七里ヶ浜にある『珊瑚礁』というカレーライスのお店。ここのカレーは日本の伝統的な「おうちのカレー」の味を守りつつ、そのまろやかさとコクはなかなか家庭では出せない!また足を運びたくなるカレーのお店なのであります。カレー以外に「ガーリックポテト」がおすすめらしく、周りのテーブルを見渡すと、ほぼみなさんこのガーリックポテトをつまみながらカレーを食べていらっしゃいました。

『珊瑚礁』は、そのネーミングからも分かるように、店内は南国ハワイの雰囲気が漂っています。スタッフはアロハシャツを着ていて、みんな日本人なのになぜかポリネシアン系に見えてしまう(のは私だけ?)くらい、ハワイアンムード一色なのです。窓が大きく、目の前には湘南の海が一望できます。いやーー休日のお昼に海を見ながらおいしいカレーをいただけるなんて、さいこうのゼイタク~★★(たいてい土曜日は大学でサンドイッチを食べてるし…)。

デザートには、「ココナッツ・アイスクリーム」を"食べなければなりません"!!絶対におすすめです!!

05-12-17_11-48 キーウィジュースは、100%キーウィフルーツだけに、種もいっぱいだし、ストローが果実でつまって吸い上げるのが大変だったりします。が、ビタミンがレモンの2倍だ聞くと、吸い上げにも力が入ります(笑)。ちなみに、飾られているお花は「デンファレ」というそうで、花言葉は「わがままな美人」。まさに女王!というべく気品あふれるデンファレ様のおかげでキーウイジュースの存在もひきたつってモンだ!(意味分からんでゴメン)

05-12-17_13-41 入り口にある大きなクリスマスリース。『珊瑚礁』だけに、リースにはいろんな種類の貝殻が飾られていました。作った人のセンスに感動!

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PEP talk ~Have faith in yourself~

"My path is the right path."

"My destiny is my own."

"What you are doing is your path to your goal."

"No matter how hard I will rise to meet its challenge."

私の好きな言葉を並べてみました。オーストラリア留学中、何かあるとfeel lostしていた私にいつも励ましの言葉をかけてくれる友人がいました。こういう力づけの言葉を英語で"Pep Talk"というんだそうです。(Pep talk is the strong uplifting talk to get somebody to feel confident and tell them how great they are when they feel down or just cannot see how great they are...)

私はこう見えて(どう見えて?)結構もろいとこもあるので(反論あり?)、友達がかけてくれるPep Talkは本当にありがたい。昨日も、学生時代の友達とチャットをして、このPep Talkをもらい、すごく力をもらえた。自分の選んだ道をまっしぐらに突き進むしかないんだ、って改めて気づかせてもらいました。

Pep Talkもそうなんだけれど、友達の存在ってほんとにありがたーーーい!You are all my best teachers !!昨日の夜は、2時間近くチャットしたかなぁ。でも楽しくて時間がたつのを忘れてしまった。いつも元気付けてくれてありがとう!

I would pass on pearls of wisdom I have learned:

"Do what you enjoy."

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東京タワーを見ると、ミョーに感動してしまうのは、やはり地方出身だから。。。でしょうか。こうやって、携帯で写真もとってますしネ。

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Xmas Gifts

05-12-14_20-10 クリスマスシーズン!ライトアップされた街を歩くだけで何だかわくわくしてしまいます。今日は、吉祥寺に寄ってクリスマス・ギフトを買ってきました。もちろん自分のために…です☆☆

1.FRAGILEの靴をとうとう購入!FRAGILEのヒールの形はとても上品で、つま先のバックルの形がかわいくて気に入っている。去年はブラウンのヒールを買ったんだけど、今回はブラック。

05-12-12_18-17 2.ELLEの手袋。ここ数日の寒さに耐えかねて、薬局の前にあった手袋コーナー(なぜか薬局)で購入。端の☆☆のデザインがかわいくて、迷わず即決!

3.ひかり「東京ー新大阪」のきっぷ。早得で買うと、何と片道12000円。12月27日に神戸に帰ります~!あと2週間、わくわくです。05-12-12_18-23

ちなみに、クリスマスは、X'masじゃなくてXmasです。「アポストロフィ '」をつけずに表記します(「トリビアの泉」でやってました)。

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英語で招待する

私が働いている学部で来年2月にシンポジウムを開催することになった。テーマは、Teaching & Research in Academic Writingである。シンポジウムまで準備期間は2ヶ月と、非常にtough scheduleなのだけれど、上司の先生が一人はりきっているし、テーマも私の研究分野に関連していることから、co-organizerとして協力することになった。

で、まずguest speakerを集めなければいけなくなった。何と予算は十分にあるとのことで、海外から大御所を呼びたいと言う。でも、上司はwritingに関しては知り合いがいないとのことで、私に何とかしろと言ってきた(かなりゴーイン)。実はこの3月に、Writing Across the CurriculumとWriting Centerの調査で、アメリカ東部の大学を訪問したのだけれど、そこで知り合った先生に交渉してほしい、ということらしい。でもさー、調査っていったってほんの1時間ほどインタビューしただけで、それ以来話もしてないし、私のこと覚えてるかどうかも分からんしー、とブツブツ文句を言いながらも(口に出しては言えないので心の中で)、結局その仕事を引き受けることになった。

何人か候補はいたのだけれど、writing centerの運営について最も興味深い話をしてくれたWilliam & Mary CollegeのProfessor Shalon Zuber氏にコンタクトを取ることにした。こういう招待の時にはどんな英語を使うのか、そういえば招待状を書くのは初めてかもしれない。

I am writing you to ask if it would be possible for you to come to W University and give us a lecture about the Writing Center in US higher education institutions. (...) As the Writing Center theory and pedagogy is a rather new area in Japan, we would be grateful if an expert like you could talk about your experiences at the Writing Center.

なんていうふうに書いて送ってみた。ちなみに、この次には、一番大事な謝金についても書いたのだけれど、謝金は正式には"Honorarium"っていうんだそう。

Professor Zuber氏からはすぐに返事が来た。「スケジュールを確認してから改めてお返事します」とのこと。詳細を知らせてほしいというので、上司の先生から直接メールを送ってもらうことにした。以下、上司(アメリカ人)の先生が書いた英文。

I am glad to hear that you may be able to come. As you can see, one of our themes is Writing Centers. The symposium is being sponsored by a government grant which also is being used to develop our writing center at SILS.  We have been getting calls from across Japan from other universities interested in setting up a writing center, and that is one reason we want to invite you, to give the audience a wider perspective on writing centers. (...)  You would be coming a long way, and our audience will be very interested in hearing about your experiences, so two sessions would be great if you would like to do it. We very much hope that you will be able to join us in February.

うーん、さすがネイティブ。シンポジウムが文科省のサポートを受けていること、他大学からも注目されているプログラムがあることを伝えることで、招待された方は、自分がなぜ招待されたのかがよく分かるし、自分がシンポジウムで期待されている役割も明確になる。私のは、ただ「日本に来てしゃべってくれーっ」て感じやもんなぁ…。

give the audience a wider perspective on writing centers...とか、we very much hope that you will join us...とか、出てこんかったなぁ。次の機会にマネして使わせてもらうよー。

そういえば、香西秀信先生がその著『反論の技術』の中で、「マナぶ(学ぶ)」とは「マネぶ(真似ぶ)」ことから始まる、と言っていた。英語に関してはまさしく「マネぶ」ことから始まるとつくづく思いまーす!

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フルブライト生の集い

今日は、2006年フルブライト奨学生が集まるBriefing Sessionなるものが開かれました。「フルブライト生としての心構え」や「来年夏の渡米に向けて準備しておくべきこと」などについて、日米教育委員会東京事務局長のDr. Satterwhite氏と担当の日本人スタッフの方からお話を聞くことが出来ました。

2006年度フルブライト生に選ばれたのは35名。内訳は、フルブライト研究員プログラム7名、ジャーナリストプログラム3名、博士論文プログラム6名、大学院留学プログラム19名。私はPh.D取得を目指しているので、大学院留学プログラムで合格したことになる。

最初に自己紹介をしたのだけれど、みなさん優秀な方ばかりで、ひじょーに刺激を受けました。研究員プログラムで合格した方は、すでに大学で教鞭を取っている教授や助教授、ジャーナリストプログラムでは、読売新聞や神戸新聞の記者、大学院プログラムは東大や一橋大で研究をしている方が多く、「すごいすごいーっ。(私ってフツー)」と感動しきり。こんな素晴らしい方々のone of themでいれることを心から嬉しく思い、この貴重な機会をきっかけにしてもっとbigになりたい!と思ったのでありました。

セッションが終わった後、隣に座っておられた上智大学の先生とお話させていただきました。知的で品があり、とても素敵な女性でした。個人的に、「神戸新聞」の記者の方とお話したかったのですが(何と「加古川支局」らしい)、「神戸新聞読んでました~」なんてミーハーなノリでアプローチしていいものか(神戸にいたときは実は朝日新聞だったし)、共通の話題が"加古川ローカルネタ"しかなく(例えば駅前のそごうとか)、それを喜んで受け入れてもらえるかどうか、いろいろ考えてしまって、結局断念。次回のミーティングは6月にあるらしいので、その時は勇気を出して話しかけてみよう(それまでに"加古川のそごう"以外の知的な話題を提供できるようにしておこう)。

フルブライトという素晴らしい機会を与えてくださった日米教育委員会と、Dr. Satterwhite氏に、心から感謝します!

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小学校英語教育について

「英語は早期に始めるほど習得が早い」と言われる。第二言語習得理論の中にも「臨界期仮説(Critical Period Hypothesis)」という説があって、外国語は、幼児期から思春期(13,4歳)までに完全に習得されると言われている。脳神経学の分野でも、10歳を過ぎると、言語習得で使われる部分が、右脳から左脳に集中するようになり、こうした神経機能の変化が年長の学習者の言語学習を困難にするらしい。

しかし、これらの理論を日本のコンテクストにあてはめて、「早ければ早いほどいい」という短絡的な考えで幼児期の子供に英語を教えることには疑問を感じる。

全面的に早期英語教育に反対しているわけではないのだけれど(発音の面では早いほど効果があるのかもしれない)、私は、それよりももっと大事なのは「母語(日本語)の教育」と「アイデンティティの確立」の方だと思っている。母語である日本語がきちんと話せず、日本人としてのアイデンティティの確立なしで、「他者理解」や「異文化理解」はあり得ない。

文科省は、「英語が使える日本人めざす行動計画」の中で、『コミュニケーション能力の育成』という言葉を頻繁に使っている(数えた人が41回出てきたと言っていた)。しかし、この『コミュニケーション能力』とは、何も英語に限ったものではなく、日本語にだってあてはまると思う。日本語でコミュニケーションがとれない人が英語でとれるわけがないし、日本語で話せる内容を持っていない人が英語で話せるはずがない。だから、幼児期には、まず、母語で自分をしっかり語れるように人間教育をすることのほうが、英語教育よりも、うーんと大事なことのような気がするのだ。

いつも思うのだけれど、「英語教育」と「国語教育」はもっと連携するべき!だと思う。つまり、全体の言語教育の中で「英語」をどうするか、という議論をしなければならないと思う。また、仮に、小学校で英語を必修科目にするのであれば、小中高大で言語教育に何らかの一貫性がなければならないと思う。

大学生に英語アカデミック・ライティングを教えていて、学生たちが英語で書けないのは「日本語で書けない」という根本的な問題があるからだといつも思う。もっと、日本語で書く練習をしないと、英語で書けるようにはならないと思う。

今日は、慶応大学で開催された『英語教育が目指す道を求めて』というシンポジウムに参加してきた。そこで、鳥飼久美子先生が「英語教育と国語教育の連携」を提案されていた。まったくその通りだ思って、私も今日のブログに書いてみました。

ぜひみなさんの意見も聞かせてほしいです!!

4766410939 大津由紀雄著 『小学校での英語教育は必要か』(慶応大学出版会)

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関のボロ市

DSCN0869 私が今住んでいるのは、東京の「武蔵関」(西武新宿線)というところなんだけど、毎年12月9日、10日に『関のボロ市』というお祭りが開かれるらしい。昨日の夜から、近所に派手なトラックがとまって、ヤンキー風のお兄ちゃんが屋台を準備し始めて、関西出身の私は「一体何事やろー?」と思っていた。で、今朝外に出てびっくり。武蔵関駅までの道一帯に屋台が軒を連ね、多くの人でにぎわっていた。NHKも撮影に来ていた。そこで初めて、これが『関のボロ市』という東京練馬区を代表する文化行事であることが分かった。

06takoyaki 『関のボロ市』は、練馬区の西端に位置する本立寺門前で開かれる祭のこと。江戸時代中期/宝暦元年(1751年)以来行われており、練馬区の無形文化時にも指定されているらしい。けっして派手なお祭ではなく、地元に根付いた伝統行事という感じ。ほのぼのしてこういう小さいお祭りって大好き。

06takoyaki2 06takoyaki1          屋台といえばたこ焼き!!作っているのはたいてい金髪のヤンキー風のお兄ちゃん。味は期待はずれのことが多いんだけど、冬空の下、ハフハフ言いながら食べるのがいいんだよねー。自分が日本人で本当によかったと思う瞬間です~☆

DSCN0866 露天の中に花屋さんを発見!シクラメンがきれいでしたよー。

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英語での会議

私が働いている学部は、今はやりの「国際系」なので、先生も3分の1が英語ネイティブ。なので、当然、会議で使われる言語は英語となる。会議はただでさえ嫌なものなのに、言語が外国語となると嫌度がさらにアップ!今日は、何と私が作った教材についての発表をしなければならず、朝からゆううつでした…。英語は毎日仕事で使っているのだけれど、ネイティブではないので、やっぱりまだ自由には操れない。完璧な英語で話せるようになりたいなーといつも思う。

私が作った教材というのは、「留学志望書の書き方」というもの。一年間の海外留学が必修科目になっている私の学部では一年生の秋に全員が志望書を書かなければいけない。でも、大学一年生のみんなは、志望書といわれても何をどう書いていいかさっぱり分からない、という状態。それをサポートしようということで今年の夏に約3ヶ月ほどかけて作った。夏には一部の学生対象のワークショップで使ったのだけれど、その教材が結構好評で、来年度から学部レベルで使ってもらえることになりました(はい、みなさん拍手パチパチパチ……?)。で、今日の会議では、その教材の内容についてお話させてもらったわけです。

下手なプレゼンだったけど、L先生が、「ぜひ使わせてほしい」と言ってくださったし、とりあえずよかったことにしよう☆

自分が作った教材がより多くの学生さんのお役に立てるのであれば、こんなにうれしいことはない。10年後にはもっといい教材を作って書店に並ぶくらいになればいいなー。

05-12-08_13-58 何だかくたびれてしまって、スタバのラテでいっぷく(この表現オヤジくさい?)。このスタバのラテは、「シアトル・ラテ」といって最近コンビニに登場したみたい。カフェラッテ(130円)に比べると70円高いんだけど(細かい?)、十分70円分の価値あり。クリーミー&ほろにがでおいしかったですよー。

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ありがとう

フルブライトの結果を報告したら、たくさんの人から「おめでとう」という言葉をいただいて、本当に嬉しく思っています。素晴らしいお友達に恵まれて私は幸せものです、ほんとに。

ちょっと涙が出そうになったことがあったんです。上司のL先生に推薦状を頼んでいたんですけど、何通も書いてもらってほんとに申し訳なくて、"I swear that this is the final favor to ask you. (もうこれが最後なのでお願いします)"って言ったんです。そしたら、"I will be very disappointed if you never ask me a favor again.(もしあなたから何もお願いされなくなってしまったらとても残念ですよ)"という返事が来たんです。何かじーんときてしまいました。こんな心のこもった言葉は誰もが言えるもんじゃないと思うんだー。L先生は、学生からも一番人気で、周りの先生からの信頼も厚く、将来の学部長候補と言われている。こういう偉大な人は、ポジションが下の人間に対してもちゃんと敬意を払って接してくれるんですね。私も、こういう偉大な先生になりたいと心から思います。

Statement of Purposeの英語をチェックしてくれた琉球大学のR先生にも感謝感謝です。ほんとにたくさんの人に支えられて生きていると感じる今日この頃です~。

05-12-05_07-58 これ、私のマンションのお部屋から見える景色なんです。最近、朝の空気が澄んでいて富士山がきれいに見えるんですよ。みなさんに楽しんでもらおうと携帯で撮影したんですが、富士山は、、、、写ってないですね(笑)。でも、遠くにみえるうっすらと白いのが富士山なんですよーっ。関西のみなさま、来年の夏までにぜひ一度遊びにきてくださーい!

Thanks so much for always giving me unconditional support!!

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フルブライト受かりました!

日米教育委員会からフルブライト奨学金の合格通知が届きました!今年3月の登録から始まり、書類選考、面接と約9ヶ月に渡る長い審査期間を経てきただけに、今日届いた合格通知はとてもとてもうれしかったです。いつも応援してくれたみなさんにもこうしていいニュースを伝えることができてよかったです。

05-12-04_11-59 これは日米教育委員会から届いた合格通知です。一文目に、

We are pleased to inform you that the Japan-United States Educational Commission has designated you as a principal candidate for a 2006 Fulbright grand for graduate study.

と書いてありました。これから大学院にアプライをして正式にオファーをもらえれば、来年8月に渡米できます。これからまだ準備期間が続きますが、とりあえず今は、フルブライト生に選んでもらえたことがうれしいです!

今週中に、アメリカの大学院の方に願書を送ります。次の目標に向かってまた頑張ります。また弱音吐くかもしれないけど、そのときは励ましてやってください。いつも応援してくれて本当にありがとう。

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論文の書き方

「論文って何?」この質問にちゃんと答えられる大学生は少ないかも…。日本の中・高校では、書く活動はほとんど行われていないので(あるとしても大学入試対策の小論文くらい)、日本人は書く力のスキーマ(基盤)が確立していないとよく言われる。

では、「論文」って何なのか??それは、「問い」に対して明確な答えを主張しその主張を論証するための文のこと。では、「論証」とは??それは、主張をサポートする根拠を提示し、さらに、その根拠を裏づける例や証拠を提示すること。つまり、論文には、「主張→根拠→裏づけ」という三つのプロセスが必要になるということ。この原則を押さえていれば必ず説得力のある論理的な文章が書けるはず(と思う!)。

で、「論理的な文章が書けるようになりたい!」という方におススメの本があります!名古屋大学の戸田山和久先生が書かれた『論文の教室』。この本のいいところは(他の多くのライティング本と違うところは)、最初に、作文の苦手な大学生が書いた"悪文"を提示し、その悪文をいかにして"論理的な上級文"に改善していくか、そのプロセスを時系列順に辿りながら、説明しているところです。さらに、この本のいいところは、戸田山先生のネタが随所で披露されているところで、関西人の方は突っ込みをいれながら読み進めることができます。とってもたのしい!(関東の方はそのへんについてはシビアかもしれないけど)

022511980000 戸田山和久著『論文の教室』(NHK出版)

論理的に文章を書くためのノウハウを伝授。究極の論文入門書!

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スタバのクリスマス限定タンブラー

05-12-01_18-56スターバックスのクリスマス限定グッズ、すでに目にされた方もたくさんい      らっしゃると思います。どれもとってもかわいくて見ているだけで幸せな気分になります~。で、奮発して、一つ買ってしまいました。茅場町のスタバで、今日入ってきたばかりというクリスマス・タンブラーを発見!ガウンをはおった小人(?)のイラスト入り。色がきれいでかわいくてすてきーっと思いながら見とれていると、お店の女の子に、「すごい人気商品できっと今日中に売り切れちゃいますよ」なんて言われてしまって、「そいじゃ、急がないと」ってすぐ購入!(sales talkにだまされやすいキャラ丸出し)でも買ってよかったー。赤いlidもクリスマスっぽくて癒されます~。

CIMG2334 ついでに、シナモンロールとラテのランチもしてきました。スタバのシナモンロール、一つ250円でパンにしては高めなんだけど、大好きで週に1度ごほうびとしていただいてます。ちなみに、メルボルンのスタバには、このシナモンロールがなくて、2年の滞在期間はさびしい思いをしたよー。

今日はTOEFLを受けてきました。スタバで幸せなひとときを過ごせたおかげで、今日は割とうまくいきました。満点は無理だったけど、満点近くの自己最高スコアが出せました。とりあえずよかった~。でも、もうTOEFLなんて二度と受けたくなーい!っというのがホンネです。

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